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11月11日、晴、昆明へ、新区、師範大学、学生らと懇談、卯副主任会見、夕食懇談

訪日学生らの合唱
訪日学生らの合唱

 

 

 

 

 

 

 

 

6時に目が覚め、朝風呂を浴びました。円形の湯船は、初めての経験でした。今日の重慶は快晴のようで、山にかかった靄が次第に薄れゆく中、8時に荷物を出して朝食をとり、チェックアウトして空港に向かい、10時前に発って11時半ころに昆明空港に着きました。北京、広州に続いて中国第3の巨大空港で、中央政府が中国南西部の開発にかける意気込みが示されていました。空港内で昼食の後、標高2000メートル近くの高地を新たに開発された呈貢新区の雲南省師範大学に直行する道中は、ただただ広大でした。

靄が薄れる重慶

靄が薄れる重

円形の湯舟

円形の湯舟

 

14時ころに大学に着き、まず孔怡副教授らに学内を案内していただきました。広大な敷地に新たに建設された施設で、太陽エネルギー開発の拠点などもあり、中央の立派な図書館には日本関係の図書や読書室もありました。

 

案内の皆さん
案内の皆さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本室の一角に
日本室の一角に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大学のパノラマ模型
大学のパノラマ模型

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15時半から1時間強、武友徳副学長らとの懇談を行いました。昨年6月にJENESYS2.0の企画で来日した同大学30人のうち9人の学生も参加してくれ、武副学長と私がそれぞれ基調挨拶をし、学生たちがDVDも交えて訪日経験と感想を発表してくれました。その他の参加者はすでに卒業して各自の道を歩んでいるそうで、この皆さんからのメッセージも披露してくれ、訪日経験が強い好印象を残したことが分かり感動しました。最後に学生たちが、「美しい雲南」という合唱を歌ってくれ、全員で記念写真を撮りました。

武副学長・学生らと懇談

武副学長・学生らと懇談

学生の発表

学生の発表

最後の挨拶

最後の挨拶

 

その後、旧市街のホテルに向かう道は大渋滞で、18時半過ぎにチェックインして、19時過ぎから雲南省人民代表大会の卯穏国副主任、同省人民対外友好協会の周紅会長らと会談し、さらに1時間半ほど美味しい雲南料理をいただきながら懇談しました。

卯副主任らと会見
卯副主任らと会見

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記念写真
記念写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雲南料理で会食
雲南料理で会食

 

 

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11月10日、麺、李副主席面会、記念写真、友好都市大会開会式、全体会議、火鍋、抗日博物館、晩餐会、夜景

友好都市大会記念写真
友好都市大会記念写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8時から朝食で、目の前で作ってくれる麺を注文しました。ほんのちょっとですが、重慶料理の特徴の辛みがありました。

朝食の麺
朝食の麺

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9時にホテル内で隣の大会議場棟に移動し、9時15分から「中国国際友好都市大会」に参加した主要来賓と李源潮副主席らとの面会に臨み、順次一人ずつ言葉を交わし、全員で記念写真撮影をしました。その後、大会開会式の会場に移動し、最前列に並べられた大きな椅子に着席しました。9時半から予定を超えて1時間、開会式に出席しました。黄奇帆重慶市長、李小林中国人民対外友好協会会長、ウガンダ副大統領、鳩山由紀夫元日本首相、コックオランダ元首相と挨拶が続いた後に、李源潮副主席が基調講演をし、ティーブレイクを挟んで11時から1時間、司会者を含め6人の代表者による「創新発展・合作共享」というテーマの意見表明に続いて会場からの問題提起と応答があり、今日の全体会議は終了しました。

李源潮副主席と
李源潮副主席と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

開会式会場
開会式会場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午後はテーマ別の討論ですが、私は別れて別日程とし、ラフな服装に着替えて、まず近くの火鍋専門店で12時半から1時間強、昼食を取りました。一人ずつ別の鍋で、私には辛くないものが用意され、助かりました。その後、14時半から1時間半ほど、「重慶市抗日戦争遺跡博物館」を見学しました。日本軍の行動に抗して首都を重慶に移し、蒋介石らが山奥の粗末な建物で指揮を執っていた場所で、生い茂る木々には当時の面影はありませんが、古い建物や、何よりも山道に長く続く石の階段が当時を偲ばせました。頼まれて、俄か揮毫もしました。

火鍋の昼食
火鍋の昼食

 

 

 

 

 

 

 

 

 

重慶を見下ろし
重慶を見下ろし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

博物館長と
博物館長と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国共合作
国共合作

 

 

 

 

 

 

 

 

 

揮毫
揮毫

 

みんなで
みんなで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

17時過ぎにホテルに戻り、18時から2時間、大会来賓の歓迎晩餐会に出席しました。会議日程がずれ込み、19時に近くなってやっと参加者が揃い、私の隣席の劉桂平重慶市副市長と李小林会長の挨拶があって、雑技や変面のパフォーマンスや器楽演奏を楽しみながらの会食となりました。途中で李小林さんと話をし、記念品もいただきました。終了後、20時半ころから1時間強、長蛇の車列で重慶市の夜景を楽しみました。

晩餐会
晩餐会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

李小林会長と
李小林会長と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雑技
雑技

 

 

 

 

 

 

 

 

 

重慶の夜景
重慶の夜景
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11月9日、成田へ、上海経由重慶へ、夕食懇談

重慶の嘉陵江の流れ
重慶の嘉陵江の流れ

 

 

 

 

 

 

 

 

5時に起きて中国行きの準備をしてお握り一つを頬張り、妻を残して5時40分にホテルを出て東京駅へ。6時20分前の成田エクスプレス1号で、成田へ。7時半前についてチェックイン・カウンターで手続きを済ませ、ラウンジでうどんを食べながら一休みし、9時前の便でまず上海まで飛び、その間に機内食をいただきました。

出発準備
出発準備
成田エクスプレス
成田エクスプレス

 

 

成田空港で
成田空港で

 

3時間の飛行と1時間の時差で、11時ころに上海に着いて中国への入国手続きを済ませ、同じ機への搭乗手続きを経て12時半の便で重慶へ。トランジットの待ち時間が全くなく、空港の皆さんにお手伝いいただいてやっと間に合ったという慌ただしさでした。この便でさらに機内食をいただき、15時半ころに重慶に着き、直ちにホテルにチェックイン。ホテルのベランダから見る嘉陵江の眺めは、小雨に煙ってなかなか趣がありました。成田から重慶までは、鳩山由紀夫さんと同じ便でした。

重慶の嘉陵江の流れ
重慶の嘉陵江の流れ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

荷物を片付け、ちょっと一休みする間もなく、18時から仲間内の夕食懇談となりました。早朝から丸一日、移動と居眠りと食べることばかりでしたが、その間に米国ではトランプ大統領誕生が決まり、世界が大きく揺れる気配となりました。

仲間内で夕食
仲間内で夕食

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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皇居で行われた大綬章親授式 報道まとめ

11月8日火曜日、皇居・宮殿「松の間」で秋の叙勲「大綬章親授式」が行われ、江田五月は最高位の桐花大綬章を受章。天皇陛下より勲章を授与され、受章者を代表してあいさつしました。

当日の報道を紹介します。

※「NHK NEWS WEB」「fnn-news.com」はクリックすると動画ニュースサイトへ移動します。
時事ドットコムニュース」「産経ニュース」「(毎日新聞)大阪夕刊」はクリックすると記事へ移動します。


NHK (NHK NEWS WEB)

秋の叙勲 皇居で親授式

nhk20161108_3秋の叙勲で「大綬章」を受章した人たちへの勲章の親授式が、8日、皇居で行われました。

ことしの秋の叙勲で、「桐花大綬章」を受章したのは参議院議長や法務大臣などを務めた江田五月さんで、「旭日大綬章」は、参議院副議長などを務めた輿石東さん、内閣官房長官などを務めた中川秀直さんなど7人が受章しました。また、外国人の叙勲では6人が「旭日大綬章」を受章しました。

親授式は午前10時半から皇居・宮殿の「松の間」で行われ、天皇陛下から出席した一人一人に勲章が贈られました。nhk20161108_4

続いて、受章者を代表して江田さんが「この栄誉をしっかりと受け止め、それぞれの分野で、今後、一層精進に努めて参ります」とあいさつしました。

これに対して、天皇陛下が「長年それぞれの務めに精励し、国や社会のために、また人々のために尽くされてきたことを深く感謝しています」と述べられました。
このあと、受章者たちは、勲章を身につけて宮殿の前で記念撮影に臨んでいました。

 

FNN (fnn-news.com)

秋の叙勲 皇居で大綬章親授式行われる

秋の叙勲で大綬章を受章した人たちの親授式が、皇居で行われた。fnn20161108
親授式は、8日午前10時半から、宮殿・松の間で行われ、桐花大綬章の江田五月元参議院議長、旭日大綬章の北澤俊美元防衛相ら10人に、天皇陛下から勲章が手渡された。
その後、受章者は、配偶者と共に陛下と面会し、江田元参院議長が代表してお礼の言葉を述べると、陛下は「このたびの受章を、心からお祝いをいたします。長年それぞれの務めに精励し、国や社会のために、また人々のために尽くされてきたことを深く感謝しております」と祝福された。
その後、勲章をつけた受章者は、宮殿前の庭で記念撮影を行った。

 

時事通信 (時事ドットコムニュース

皇居で大綬章親授式

秋の叙勲の大綬章親授式で天皇陛下から桐花大綬章を受ける元参院議長の江田五月氏(手前右)=8日午前、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影)
秋の叙勲の大綬章親授式で天皇陛下から桐花大綬章を受ける元参院議長の江田五月氏(手前右)=8日午前、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影)

秋の叙勲の大綬章親授式が8日午前、皇居・宮殿「松の間」で行われ、天皇陛下が外国人2人を含む受章者10人に勲章を手渡された。
出席したのは桐花大綬章の江田五月元参院議長(75)、旭日大綬章の輿石東元参院副議長(80)、中川秀直元官房長官(72)ら。

 

産経 (産経ニュース

皇居で大綬章親授式 江田元参院議長らに勲章

秋の叙勲の大綬章親授式が8日、皇居・宮殿「松の間」で行われ、天皇陛下が桐花大綬章を受章した江田五月元参院議長(75)らに勲章を手渡された。

式に臨んだのは、江田氏のほか、いずれも旭日大綬章の中川秀直元官房長官(72)、野間口有元三菱電機社長(75)、金築誠志元最高裁判事(71)ら10人。

式の後、陛下は「長年、それぞれの務めに精励し、国や社会のために、また、人々のために尽くされてきたことを深く感謝しております」とねぎらいの言葉をかけられた。

 

毎日新聞 (大阪夕刊

秋の叙勲 皇居で大綬章授与式

秋の叙勲の大綬章授与式が8日、皇居・宮殿「松の間」で行われた。桐花大綬章の元参院議長、江田五月さん(75)ら日本人8人と、旭日大綬章の元韓国外相、韓昇洲さん(76)ら外国人2人が出席し、天皇陛下から勲章を受け取った。

  式後、受章者を代表して江田さんが「栄誉を受け止め、それぞれの分野でいっそう精進に努めます」とあいさつした。天皇陛下は「国や社会、人々のために尽くされてきたことを深く感謝しています」と祝福された。
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11月8日、法曹会館、親授式、記念写真、森下勲展、議員懇親会

桐花大綬章を受けて
桐花大綬章を受けて

 

6時過ぎに起床して準備をし、7時半にホテルを出て8時前に法曹会館に着きました。法曹界の皆さんのための会館で、私は特別会員です。8時から妻が整髪と着付けをしていただき、私も着替えをしました。

法曹会館
法曹会館

 

9時過ぎに燕尾服と色留袖の準備が整い、9時半に写真を撮って皇居に向かいました。9時45分に正殿控室に着き、他の受章者と暫時懇懇談した後、皆で松の間に異動して所作に付き説明を受け、私も予行演習をしてみました。その後、控室に戻ったところに安倍総理大臣が到着され、暫時懇談して再び松の間前に移動し、10時半から個別に入室して、天皇陛下から勲章を授与され、さらに安倍総理大臣から勲記をいただきました。私は、今回ただ一人の桐花大綬章の受章でした。その後、順次控室に戻って勲章を着用し、待機中に安倍総理大臣が退出。11時前に全員で松の間に移動して整列し、11時5分に天皇陛下が入室されて拝謁となりました。私が一同を代表してお礼のご挨拶を述べ、天皇陛下からお言葉をいただきました。続いて天皇陛下をお見送りし、正殿正面から退出しました。

正装で皇居へ
正装で皇居へ

 

11時15分ころに正殿前の広場に移動して、受章者や配偶者で記念写真を撮り、11時30分過ぎに皇居を退出しました。その後、法曹会館に戻り、妻と二人で写真を撮った後に、写真室で記念写真を撮っていただきました。これでやっとすべてが終わりましたが、着替えや荷造りに結構時間が掛かり、出たのは13時過ぎになりました。

記念写真撮影
記念写真撮影
法曹会館に戻って
法曹会館に戻って

 

13時過ぎに銀座のギャラリーで、「森下勲彫刻展」を鑑賞しました。私の高校2年先輩で、意欲的な造形に取り組み、独自の世界を開かれています。その後、妻とともに昼食を取り、ホテルに戻って暫時休憩しました。親授式の模様は、昼のNHKニュースで放映され、携帯に送っていただいた映像を見ました。今回の栄誉は、本当に大勢の皆さんにいただいたご支援の賜物であり、心から感謝しております。

森下勲彫刻展
森下勲彫刻展
NHKニュースで
NHKニュースで

 

18時前に出て、19時から2時間強、「民進党中国ブロック国会議員団」の懇親会に出席し、みんなで鍋を囲みました。私の叙勲とは関係なく設定された日程ですが、親授式と同じ日となり、7人全員が出席で皆さんから祝意をいただき、花束まで贈呈されました。

中国ブロック懇親会
中国ブロック懇親会

 

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11月7日、荷造り、上京、中国青年歓迎会、夕食

中国青年代表と懇談
中国青年代表と懇談

 

午前中に荷造りをし、妻とともに10時半に自宅を出て、まず江田法律事務所に荷物を届け、岡山駅構内で昼食を掻き込み、12時過ぎの新幹線で2人で上京しました。15時半前に多摩川を越えて東京都に入ると、真っ青な空に日がどんどん傾いていき、斜陽に家々が浮き出ていました。

午後の東京
午後の東京

 

15時半過ぎに着き、JRで移動して16時半前にホテルにチェックインし、17時半前に私だけ出て、18時から1時間弱、JENESYS2.0の企画による中国青年メディア関係者代表団第2陣の歓迎会に出席しました。中国世論情報局の文友華副局長を団長とする100人弱の団で、3分団に分かれて新潟、青森と岡山を訪ねます。主催の日中友好会館を代表して会長の私が歓迎挨拶をし、文団長と外務省担当者の挨拶に続いて中国大使館担当者の音頭で乾杯をして懇談となり、19時前に中座しました。

中国青年歓迎会で挨拶
中国青年歓迎会で挨拶
歓迎会風景
歓迎会風景

 

19時半前から妻と近くのホテルに行き、最上階から後楽園遊園地などの夜景を暫時楽しみ、階下に降りて夕食を取りました。明日は皇居での叙勲の親授式で、7時半には2人で出掛けます。

後楽園遊園地の夜景
後楽園遊園地の夜景

 

 

 

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11月6日、胡蝶蘭、一周忌、通夜

今日も午前中から自宅で、デスクワークや片付けをしました。11時半ころに妻と出て、沢山いただいたお祝いの胡蝶蘭の内から一つ、番町文庫の店内に飾って貰いました。その足で親族の一周忌の弔問に出かけ、13時過ぎに番町文庫に戻って昼食。14時過ぎに自宅に戻り、15時半から所用を済ませて帰宅。出たり入ったりでした。

胡蝶蘭お裾分け
胡蝶蘭お裾分け

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに17時半に妻とともに出て、故・土佐直樹さんのお通夜に向かいました。津山高校を出て私の大学後輩となり、地元の山陽新聞社に職を得た後、ずっと岡山東大会や若手による弥生会でご一緒し、東京支社長時代には社宅にもお邪魔したり、ご夫人も私の妻たちと仲良くしたり、本当に良い仲間でした。今月3日にゴルフの後にくも膜下出血で倒れた後、意識を回復することなく、4日深夜に他界されました。最後はテレビせとうち副社長で、私の叙勲の祝電をいただいた直後の若すぎる訃報でした。享年67歳。合掌。

土佐さん通夜
土佐さん通夜

 

 

 

 

 

土佐さん通夜
土佐さん通夜
祭壇
祭壇

 

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毎日新聞「秋の叙勲 県内から63人授章 / 岡山」を掲載しました

桐花大綬章の受章が決まり、現在の職場、法律事務所で喜びを語る江田五月さん=岡山市北区蕃山町の江田法律事務所で、竹田迅岐撮影
桐花大綬章の受章が決まり、現在の職場、法律事務所で喜びを語る江田五月さん=岡山市北区蕃山町の江田法律事務所で、竹田迅岐撮影

 さまざまな分野で社会に貢献した人の功績をたたえる秋の叙勲で、県内では元参院議長の江田五月さん(75)=中区=が桐花大綬章を受章し、旭日章の8人、瑞宝章の54人を合わせ計63人が選ばれた。受章者は次の皆さん。(敬称略。年齢は3日時点。江田さん以外の上位受章者は特集面に掲載)

 ■桐花大綬章■
 家族、天国の父へ感謝 元参院議長・江田五月さん(75)=中区

 「大変な栄誉をいただき、光栄」と受章の重みをかみしめる。

 旧社会党書記長を務めた父、三郎氏の死去を受け、裁判官から政治家に転身。1977年の参院選で初当選し今夏に引退するまで参院議長や法相、環境相を歴任するなど40年近く政界をけん引した。

 民主主義の成熟の大元は政権交代にある、との持論の下、2009年に参院議長の立場でその瞬間を見届けたことは強く印象に残る。感情は表に出さないよう意識したが、心では「ついに実現した」と感慨深かった。

 とはいえ、「民主主義の成熟はまだ道半ば」とも。投票率の低さを指摘し、「市民が自分たちの意思決定に『参加』できるシステム作りが大切だ」と語気を強める。

 「妻や子どもには迷惑をかけた」と家族への感謝を忘れない。天国の父には、「おやじがいろいろやったお陰で俺も苦労したけど、ここまでやったぞ」と報告したいという。「褒めてくれるかな」と笑った。【竹田迅岐】


 ▽桐花大綬章

江田五月 75 元参院議長 岡山

 ▽旭日小綬章(4人)

梶川政文 76 県タクシー協会長 岡山

岸本俊男 72 県青色申告会連合会長 岡山

末長範彦 70 元日本自動車販売協会連合会県支部長 岡山

多胡幸郎 70 元県公安委員長 津山

 ▽瑞宝小綬章(12人)

板野忠司 70 元県公営企業管理者 総社

市岡誠 71 元児島簡裁判事 岡山

市本和義 77 元岡山東警察署長 岡山

国富英次 79 元京都少年鑑別所長 倉敷

窪田功 77 元高岡郵便局長 美作

柴岡元 70 元公立高校長 岡山

福原克朗 74 元県大阪事務所長 総社

福森芳郎 72 元海自徳島教育航空群司令部首席幕僚 岡山

三木秋夫 70 元倉敷市消防正監 倉敷

山下滋 70 元公立高校長 岡山

山田篤 70 元公立高校長 浅口

渡辺繁 75 元県警本部刑事部長 倉敷

 ▽旭日双光章(4人)

井上英男 76 元高梁市議 高梁

片岡紀久子 75 元備前市議 備前

藤井慶祐 81 元吉備医師会長 総社

藤波雄次郎 70 元県薬剤師会副会長 岡山

 ▽瑞宝双光章(13人)

浅野彰彦 70 元公立中校長 浅口

石村雅彦 74 元県土木部理事 岡山

岡頌敏 71 元公立小校長 倉敷

河田啓子 71 元公立小校長 岡山

寺田春実 71 元中国運輸局自動車技術安全部長 岡山

中塚弘章 70  元岡山市消防正監 岡山

新田力 71 元中国船員地労委事務局長 玉野

二宮伸夫 73 元県立総合社会福祉センター所長 岡山

菱川成雄 70 元公立小校長 岡山

藤原久典 76 保護司 岡山

山下邦明 70 元笠岡市議 笠岡

山下富久 76  元岡山地検首席捜査官 倉敷

吉田守 70 元羽島保育園長 岡山

 ▽瑞宝単光章(25人)

粟井太郎 65 元奈義町消防団長 奈義

生口秀樹 65 元浅口市消防団副団長 浅口

池上和見 86 元警察庁技官 岡山

畝本森茂 64 元勝北町消防団副団長 津山

岡本耕一 65 元赤坂町消防団副団長 赤磐

加地博 68 元日本郵政公社職員 倉敷

神浦義勝 68 元岡山市消防団分団長 岡山

木村憲次 74 備前焼製造業従事者 備前

小林剛一 64 元美作市消防団副団長 美作

近田悟 67 元岡山市消防団分団長 岡山

斎藤黎子 72 工業統計調査員 浅口

下尾義昭 67 元真庭市久世消防団分団長 真庭

武田光弘 69 武田芳翠園代表取締役 岡山

丹波正広 66 元玉野市消防団分団長 玉野

富田悦雄 68 元日本郵政公社職員 岡山

成清勝己 66 元成羽町消防団副団長 高梁

南條昇五 65 元備中町消防団長 高梁

信定育生 70 元建部町消防団長 岡山

波田恒宏 74 元津山市消防団分団長 津山

馬場健太 69 元国立印刷局職員 瀬戸内

藤森教育 69 元日本郵政公社職員 備前

松井たみこ 66 元岡山大病院看護部看護師長 岡山

松下隆祐 85 元国鉄職員 岡山

三船貢 91 元国勢調査員 真庭

三好明 63 元法務教官 岡山

 ※名前の右は、年齢、経歴、住所の順

※毎日新聞地方版 2016年11月3日 記事

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秋の叙勲関連報道 動画ニュースの紹介(TBS)

・TBSの動画ニュースサイト「News i」秋の叙勲、江田元参院議長ら4055人が受章

↑ の画像をクリックするとTBSのページに移動します
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政府は「秋の叙勲」の受章者を発表し、元参議院議長の江田五月さんやタレントの西川きよしさんら4055人が受章しました。

「ひたすら日本の民主主義、日本の市民社会の成熟、そのために頑張ろうと思ってやってまいりました」(元参議院議長 江田五月さん)

今回の最高位である桐花大綬章には、元参院議長の江田五月さんが選ばれました。タレントで参院議員時代に福祉問題に取り組んだ西川きよしさんは旭日重光章を受章。西川さんは「受章に恥じないよう小さなことからコツコツと福祉に精進して参ります」というコメントを発表しました。

「大変感動しました。自分でも良かったなと思っていました。(原田)会長に負けずに頑張ろうっていう気持ちになってくれればうれしいし、(後輩には)僕以上に努力して、頑張ってもらいたいなと思いますね」(元プロボクサー ファイティング原田さん)

プロボクシングで日本人で初めて世界フライ級、バンタム級の2階級制覇を果たしたファイティング原田さんには旭日小綬章が贈られました。また、同じく旭日小綬章を受章した女優の波乃久里子さんは、「好きだけでやってきた者が国から章をいただける。こんなに幸せなことはない」と喜びを語りました。

今年の「秋の叙勲」の受章者は4055人で、このうち女性は過去最多の389人でした。

 

・TBSの動画ニュースサイト「News i」2016年11月3日記事

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秋の叙勲関連報道 動画ニュースの紹介(NHK)

・NHKの動画ニュースサイト「NHK NWES WEB」 秋の叙勲4055人が授章

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ことしの「秋の叙勲」の受章者が発表され、各界で功労のあった合わせて4055人が受章することになりました。

ことしの「秋の叙勲」を受章するのは、「桐花大綬章」が1人、「旭日大綬章」が7人です。
また、「旭日重光章」と「瑞宝重光章」が合わせて51人、「旭日中綬章」と「瑞宝中綬章」が合わせて300人、「旭日小綬章」と「瑞宝小綬章」が合わせて901人など、全体で4055人です。

このうち、女性の受章者は全体の9.6%にあたる389人で、今の制度になった平成15年秋以降で最も多くなっています。
また、民間からの受章者は1784人で全体の44%を占めています。

「桐花大綬章」は、参議院議長や法務大臣などを務めた江田五月さんが受章します。
また、「旭日大綬章」は、元最高裁判所判事の金築誠志さん、防衛大臣などを務めた北澤俊美さん、参議院副議長などを務めた輿石東さん、経済産業大臣などを務めた直嶋正行さん、内閣官房長官などを務めた中川秀直さん、三菱電機の元社長の野間口有さん、国土交通大臣などを務めた前田武志さんの7人が受章します。
「旭日重光章」は、タレントで元参議院議員の西川きよしさんらが受章するほか、「旭日小綬章」は、舞台などで活躍する俳優の波乃久里子さんや、元プロボクサーで2階級で世界チャンピオンになったファイティング原田さん、作家の宮城谷昌光さんらが受章します。

このほか外国人叙勲では、サッカー日本代表のオシム元監督が「旭日小綬章」を受章するなど、48の国と地域からこれまでで最も多い合わせて96人が受章することになりました。
叙勲の親授式や伝達式などは、今月8日から行われます。

 

桐花大綬章 江田五月さん

桐花大綬章を受章する江田五月さんは75歳。
昭和52年の参議院選挙で初当選し、衆議院議員もあわせると37年間にわたって国会議員を務めました。

この間、当時の社民連・社会民主連合の代表を務めたほか、平成5年に発足した細川内閣では科学技術庁長官として初入閣しました。
そして民主党時代には平成19年から3年間参議院議長を務め、菅第2次改造内閣では法務大臣と環境大臣を務めました。

江田さんは「大変な栄誉を頂くことになり、ただただ身に余る光栄と恐縮している」と話しています。また、江田さんは最も思い出に残っていることについて「参議院議長として民主党政権の成立を宣言したこと」を挙げたうえで「議長なので『ニコッ』とするわけにはいかないので、グッと顔を引き締めた。長く求めた政権交代が実現するということがうれしかったが、心の中を顔に出さないように一生懸命努力した」と当時を振り返りました。

そして江田さんは「政治は誰かに全部任せてしまうのではなく、自分たちが参加する民主主義という形で、一定の幅の中で多少の間違いを繰り返し、その間違いを常に修正しながら前に進んでいくことが必要だ」と語りました。

 

旭日大綬章 輿石東さん

旭日大綬章を受章する輿石東さんは80歳。
輿石さんは小学校の教員を経て、平成2年の衆議院選挙で初当選して以降、衆議院議員を2期、参議院議員を3期務めました。

この間、旧・民主党の幹事長や参議院議員会長などを歴任したほか、平成25年8月から3年間、参議院副議長を務めました。

輿石さんは「2009年に本格的な政権交代を実現した歴史の大きな転換点の真ん中にいたので、大きな深い思い出がたくさんある。しかし、3年3か月で、せっかく頂いた政権を失い、国民の信頼を失う結果を招いたのは非常に残念だし、自分自身大きな責任はある」と振り返りました。

そのうえで輿石氏は、「政治には安定感だけではなく、バランスと緊張感が必要だ。緊張感のない政治は必ずどこかでつまずくし、問題が起きてくる。野党は、しっかり心を合わせて共闘して、緊張感ある、バランスある日本の政治をつくってほしい」と述べました。

また輿石氏は、「『人作りなくして国造りなし』、『教育は未来への先行投資』というのが私の信念であり、ようやく各党とも人材育成や教育は大事だということに気がついてくれた」と述べ、各党が教育の振興に取り組むことに期待する考えを示しました。

 

旭日大綬章 中川秀直さん

旭日大綬章を受章する中川秀直さんは72歳。
新聞記者を経て、昭和51年の衆議院選挙で旧広島2区に当時の新自由クラブから立候補して初当選し、その後自民党に入り、通算で10回当選しました。

この間、第2次森内閣で、内閣の要となる官房長官を務めたほか、自民党の幹事長や政務調査会長などを歴任し、経済政策などに精通していたことで知られました。

中川さんは「身に余る栄誉で、光栄だ。およそ40年にわたり、私の政治活動を支えてくれた、ふるさと広島の皆さんや全国の友人、支援者の皆さん、家族やスタッフも含めた全員に対する受章だ」と話しました。

また、中川さんは「自民党の政務調査会長のとき、党が主導して大胆な日銀の金融政策と、政府による規制制度改革、財政政策の3つを合わせた政策をまとめた。それがアベノミクスにつながった」と、みずからの取り組みを振り返りました。

そして「規制制度改革はまだ十分でないかもしれず、むしろ日本は、ある種の危機にあると思う。豊かで強い、外国から手本にされる国にしていくために、相当大きな覚悟を持って改革をする必要があり、是が非でもやり遂げてほしい」と話していました。

 

旭日小綬章 波乃久里子さん

旭日小綬章を受章する新派女優の波乃久里子さんは神奈川県出身の70歳。
十七代目、中村勘三郎さんの長女として生まれ、15歳で新派の初舞台を踏んだあと、初代、水谷八重子さんに師事して伝統の芸を継承しました。

「婦系図(おんなけいず)」や「日本橋」などの新派の古典作品をはじめ、演出家の蜷川幸雄さんが手がけるギリシャ悲劇など、幅広いジャンルの舞台作品に挑み、現在の新派を代表する女優として活躍を続けています。
弟は、平成24年に亡くなった十八代目、中村勘三郎さんです。

受章について波乃さんは「ただ好きなだけで芝居をやってきた者がこのような勲章をいただき、こんなに幸せなことはございません。天国にいる初代、水谷八重子先生にいちばんに喜んで頂きたいですし、弟が生きていたら喜んでくれただろうなと思います。この年になっても、自分にはまだまだ可能性が眠っているような気がしてならないので、これからもジャンルにこだわらず、さまざまな芝居をやっていきたいと思います」と話していました。

 

旭日小綬章 宮城谷昌光さん

旭日小綬章を受章する作家の宮城谷昌光さんは、愛知県出身の71歳。
今の愛知県蒲郡市で生まれ、大学を卒業後、出版社勤務などを経て執筆活動を始めました。

平成3年に古代中国の歴史を題材にした「天空の舟」で新田次郎文学賞を、中国の春秋時代の伝説的な悪女とされる「夏姫」を描いた歴史小説、「夏姫春秋」で直木賞を受賞し、一躍、人気作家となりました。

古代中国を舞台にした歴史小説を数多く執筆し、「重耳」で芸術選奨文部大臣賞に選ばれたほか、平成18年には紫綬褒章を受章しています。

受章について宮城谷さんは「文学賞ではないので理由がよく分からないのですが、中国と日本の歴史に関する小説を長い間書いてきたことに関する評価だと思っています」と感想を語りました。

また、デビューまで長くかかったことに触れ、「直木賞を受賞する直前には、もう諦めよう、やめようと思っていました。長く作家活動ができているのも、認められるまで時間がかかったからではないかと思っています。受章もうれしいですが、読者が『あれがよかった』と言ってくださるのがいちばんの喜びです」と話していました。

 

※NHKの動画ニュースサイト「NHK NWES WEB」2016年11月3日記事