11月3日、「文化の日」、叙勲、篆刻、太極拳、能「光の素足」、親族ら会食

「文化の日」の朝、7時半に目覚めてホテルの窓から見ると、前夜来の雲が消えて東京スカイツリーが霞んで見え、近くには東京ドームがまるで白いシン・ゴジラのように動き出しそうでした。秋の叙勲の発表で、私が桐花大綬章を受けました。皆さんのおかげです。ありがとうございました。親授式はまだですが、あらかじめお礼を申し上げます。

朝のスカイツリー
朝のスカイツリー

 

雲一つない快晴の中を10時前に出てJRを乗り継いで上野に行き、1時間ほど、東京国立博物館の東洋館で、「小林斗盦 篆刻の軌跡」を鑑賞しました。生誕100周年を記念した企画で、普段はあまり縁のない篆刻をじっくりと拝見でき、90歳の時の作品がエネルギーに溢れているのに、びっくりしました。上野の森は人で溢れ、木立の中に野口英世の銅像があるのに初めて気が付きました。

「篆刻の軌跡」
「篆刻の軌跡」

 

一度ホテルに戻って着替え、昼食を済ませて、14時過ぎから15時半前まで国立代々木競技場第一体育館で、「太極拳全国交流大会」に出席しました。中国から指導者の皆さんも参加され、競技参加者は小さな子どもから90歳の高齢者まで全国から4600人余に上りました。私は大会会長、と言っても私自身は太極拳をしたことはなく、いわば応援団長で、中国で始まった簡化第24式太極拳が今年で60周年を迎えるのを記念した特別表演や友情表演が終わったところで、大会会長として挨拶をしました。さらに次の演技を暫く拝見して、中座しました。

太極拳大会で挨拶
太極拳大会で挨拶
会長挨拶
会長挨拶
子どもから高齢者まで
子どもから高齢者まで

 

原宿からJRを乗り継いで国立まで行き、最後はタクシーで、16時半前に「くにたち市民芸術小ホール」に着きました。「中所宜夫能の会」の企画による能「光の素足」の公演で、中所さんによる宮澤賢治の世界をテーマにした新作です。山人と光の素足を中所さんが、少年一郎を私の孫で中学1年生の松浦薫君が演じました。会場に着くと、宮澤和樹さんの「宮澤賢治の世界観」という講演の最中で、最後の10分ほどを聞き、暫時休憩があって、薫君がぴょんぴょん飛び跳ねながら舞台に登場し、緊張した1時間20分ほどが過ぎました。2人の星の童子による狂言もあり、「ダーダーダストダー」という呪文に似た地歌が宇宙の塵の世界へと観客を誘い、能の新しい世界を開く好演でした。18時半ころから30分ほど、感想を語り合う集まりも開かれました。

能舞台
能舞台

 

終了後、19時半ころから1時間半ほど、近くのイタ飯屋さんで、薫君一家や親友たちとともに夕食会を開き、公演の感想から近況の報告まで、賑やかに食事と会話を楽しみました。叙勲で明け、朝から夜遅くまで、なかなか素敵な「文化の日」でした。

乾杯!
乾杯!