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4月15日、自粛、高井事件、指導者、歴史、野党

自宅で執務

昨日とは一転、素晴らしい春爛漫の陽気となりましたが、自粛要請の最中で、終日自宅に籠り切りでした。 事務所との電話連絡の外、高井崇志議員の不始末につき、電話連絡が相次ぎ、結構忙しく過ごしました。

国民こぞっての行動自粛が求められているときに、これを求める立場にある国会議員が、これと正反対の行動をしていたのですから、弁解の余地はありません。野党議員は、政府や与党を監視して過ち無きを期する重要な職責があるのであって、より強い自覚が求められるのです。

友人からイギリスのエリザベス女王とドイツのメルケル首相のメッセージを送って貰い、私のホームページに掲載しました。どちらも素晴らしく、女王のメッセージは、声を出して読んでみましたが、途中で涙で声が詰まりました。彼我の政治指導者の質の違いを痛感しています。

コロナ禍の収束がどういう形になるか、まだ不透明ですが、ヒト・モノ・カネ・情報の国際化が一気に進んだ現代史が、大きな転換期を迎えたのだと思います。ペスト禍後やスペイン風邪後にも匹敵する世界史の大変化が、人類の明るい未来につながるように、英知を絞らなければなりません。経済一つ取って見ても、決してV字回復などではあり得ません。みんなの理解と納得を基調とする日本型の柔らかいシステムが、この変化を主導することになれば、強権的権力で乗り切るよりずっと明るい未来を展望することが出来るでしょう。

英国は、保守党政権で第2次大戦を乗り切り、その後は労働党政権で福祉優先の戦後史を開きました。大変化の時には、次の主導権を握る交代勢力の存在が重要です。今こそ日本でも、野党がその準備を整えなければなりません。立憲民主党も、一日も早く高井氏の不祥事という禍を福に転じ、自重自戒して前に進む時です。