活動日誌 2004年11月 >>日程表 ホーム総目次11月目次前へ次へ

11月4日(木) 法務、法務委、国の…、合同会議、教組、外国人、情報公開、月、山内さん、日中

今日は8時から、法務・経済産業部門合同会議に出席。債権譲渡の対抗要件に関する民法特例法改正案につき、連合と法務省からのヒアリングです。法人が資産を譲渡担保に供して資金調達をする場合に、不動産や確定債権だけでなく、動産や将来債権についても、対抗要件として登記制度を整えようという改正案です。中小企業からの要請が強いというのですが、対抗要件を備えると、労働債権に優先して弁済を受けるため、企業が破綻した場合には、労働債権は名ばかりになってしまうおそれが増大します。法務省の担当者が、連合も了解したかの説明をされたので、改めて意見を聞きました。連合は反対を明確にしていると言うので、法務省に質すと、積極的に了解したことはないことがはっきりしました。

民主党は、連合の意見に拘束されるものでは決してありません。しかし、中小企業の組合を抱える産別の担当者が、労働債権の確保のため大変な苦労をしていることも、良く知っており、彼らの思いを軽んずることも断じてありません。今日の会議には、厚生労働部門会議からも出席をいただき、この法案は反対の意見でまとまりました。

8時40分から、法務部門会議。各報告の後、司法修習生給費制廃止法案に関する中間報告がありました。論点整理です。次いで、刑法改正案、司法修習生の最終考試不合格問題と新司法試験制度につき、合格者数のことも含めて、法務省と最高裁の担当者からヒアリング。新司法試験の制度設計を誤ると、法曹養成制度の大改革のねらいが根底から崩れてしまうので、厳重なチェックが必要です。

10時から、法務委員会。参議院先議の民法改正案と債権譲渡特例法改正案が議題で、午前2時間、午後3時間弱、一括して審議し、前川清成さん、千葉景子さんが質疑に立ちました。11時半から、国のかたち研究会。長島昭久さんがアメリカ大統領選挙につき、首藤信彦さんがイラク情勢につき、エッセンスの報告をしてくれました。

岡山県教組の皆さん

12時半から、国対・理事合同会議。13時、地元から県教組の皆さんが要請に来られました。13時半から、法務委員会の午後の部。16時からの外国人問題PTに、遅れて出席。連合の担当者から、外国人労働者の実情と連合の態度につきヒアリング。国際化の要請と国内労働者の保護との調整は、基本理念の違いも絡み、難しい問題です。16時半からの情報公開法PTに、遅れて出席。日弁連の担当者から、施行後3年半の実情につきヒアリング。参議院の審議には、私が理事として関わり、衆議院とも連動の上、大変苦労して、4年後見直しの附則修正をしました。特に「管轄の在り方」の検討という文言が入っており、来年3月で満4年となるため、対応を検討しなければなりません。中座して、17時半から来客。月探査のあり方につき、意見を聞きました。

18時から、山内功さんらと新司法試験につき協議。18時半からの第2期第2回「アジアの平和」日中懇談会の歓迎レセプションに、遅れて出席。第1期のときには、私も常連で参加していたのですが、ちょっとご無沙汰していました。日中関係が「政冷経熱」となっていますが、東アジアにおける21世紀型の平和構築のためには、政治面での関係改善が急務です。特に、老朋友は大勢いるのですが、次世代の理解をどう作っていくかが、大きな課題だと思います。


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