2003/09 美作地区五月会だより No.2 主張目次五月会だより目次前へ次へ



美作地区五月会だより
編集委員会発行第2号
平成15年9月

今年は冷夏だったせいか、残暑が格別に厳しく感じられます。皆さま、お元気ですか。

こうして美作版を見ると、結構作州を歩いたなと思います。県北では、特にお米が心配です。上向きの兆しを見せている景気の回復に、悪影響が無いように祈っています。

自民党総裁選が盛り下がりで、秋の政局の動向は、野党の肩にかかって来ました。政権交代のために、野党は結集しなければなりません。そこで、民主・自由両党のトップが両党の合併を決断しました。自由党が解散政党となり、民主党に参加します。民主党は決しておごらず、小泉政治を変えたいと願う多くの有権者が、意見が違っても寛容の精神で集える政党になるつもりです。社民党のご理解も、期待したいところです。

懸案の第三区の予定候補に、備前市の中村徹夫さんが決まりました。地域の教育力を高めるため、地域で身を挺してこられた人です。四十八歳で、若い旋風を吹かせましょう。


江田五月美作地区活動報告

民主党第三区総支部定期大会
14時から久米南町で民主党岡山県第三区総支部の定期大会。私は県連代表として挨拶しました。15時から記念講演会で、民主党の次の内閣の「農水大臣」筒井信隆さんに、党の農水政策につき講演して貰いました。民主党は都市型政党と言われますが、日本農業の再正のため、政府の食料法改正に対し、骨太の対案を出しました。(7月27日

美作町、柵原町、新庄村
8時半から美作町で、美作地区町村議会議員ソフトボール大会に押しかけ、開会式で来賓挨拶。

10時に柵原町の神坂さんを訪ね、ご一緒に、職員の皆さんから町村合併交渉の現状などにつき話を伺い、町長から町の課題につき伺いました。戦後、硫化鉄鋼を産出する柵原鉱山は東洋一と言われました。その後、硫黄は石油から生成されるようになり、鉱山は一気に勢いを失い、1991年に閉山。坑道を改造して低酸素のスポーツ訓練施設にしたり、工夫を凝らしておられます。

柵原鉱山博物館

廃校となった小学校を改造した宿泊施設、「南和気荘」を訪ねました。柵原町の農業公社が中心になり、地域の皆さんが参加して運営し、「学校へ泊まろう」との呼びかけで、合宿などに使われています。柵原ふれあい鉱山公園の鉱山資料館へ。片山館長さんに案内していただき、全盛期の鉱山や町並みの様子の展示に見入りました。

昼食後、真庭郡に飛んで挨拶まわり。どこでも、町村合併が大詰めです。開村以来一度も合併を経験したことがなく、今回も独立自尊の姿勢を保つ新庄村で、村長から話を伺いました。毛無山が大山・隠岐国立公園に編入され、自生のさるなしの活用など、特産品開発に張り切っておられます。(7月30日

久米南町、久米町、中央庁、美作町、作東町
9時に県北の挨拶まわりに出発。久米南町の磯山さんの案内で町長にご挨拶。次いで町内の皆さんのご自宅に伺い、さらに中央町でも支持者まわり。13時には久米町町長らにご挨拶。15時には美作町の堂さんの案内で町内を挨拶まわり。17時に七夕の飾り付けがきれいな作東町役場に伺い(旧暦なのです。)、そこから岡山市への帰路につき、道中で若干の挨拶まわりをしました。(8月4日

上斎原村、奥津町
12時前に県北に向けて出発。県最北端の上斎原村にある核燃料サイクル開発機構の人形峠環境技術センターを訪ねました。黒沼所長の出迎えを受け、サイクルユニオン人形峠支部の小椋委員長らと懇談。鳥取県にある残土の処理、日本原子力研究所との合併など、難問山積です。

スペースガードセンター

その後、施設内に付設された(財)日本宇宙フォーラムの宇宙デブリ等観測施設、「上斎原スペースガードセンター」を見学。人工衛星が打ち上げられる空間に、衛星の残骸など六千個もの宇宙のゴミが散在しています。これを観測し、人工衛星と衝突しないよう措置を図るのが役割で、かなり進んできました。

上斎原村役場では村長と懇談。教育の村を目指し、特にエネルギー関係の啓発と風力発電の実現に取り組まれています。

さらに、奥津町役場で町長と懇談。苫田ダムの建設が急ピッチで進んでいますが、完成後に町に入る財政収入が見込みどおりになるかどうか不透明のようで、ダム効果が心配されています。香川三枝子さんのステンドグラスがありました。

17時、苫田ダム工事事務所に寄り、工事現場を見せていただきました。この秋には工事のために設けた迂回水路を閉じ、来年中にはダムの水が満杯になるそうです。ムダにならないよう、最大限知恵を絞らなければなりません。(8月7日) 

美作町、大原町、作東町、東・西粟倉村
8時半に自宅を発って、美作町で私鉄中国労組の定期大会に出席し挨拶。民主党を中心とする野党の責任で、政権交代を実現しなければなりません。

12時過ぎに会場を出て、作東町、大原町、東粟倉村、西粟倉村を挨拶まわり。県北の稲の生育状況は、東北地方ほどではないにしてもかなり悪いようです。町村合併は、壁に突き当たったようです。16時前に切り上げ岡山市へ。(8月28日

意見交換会

美作地区江田五月会
12時半に発って津山市へ。14時から美作地区江田五月会の幹事会。15時から総会。私が40分ほど、イラク特措法のこと、自由党との合併のこと、マニフェストのことなどに触れて国政報告。さらに、これからの作州での活動につき、貴重な意見交換をしました。

17時から一時間ほど夕涼み会と称して茶話会。アルコールなしの、気楽な意見交換会です。作州全域から80名強の参加をいただき、議員さんも多数参加してくださり、大いに意気が上がりました。(8月9日

参加された皆様から感想を伺いました
次はうちの地元でも集会ができるよう是非計画したい。(S)
楽しい会でした。江田さんの話や皆さんの活発な意見も聞けて良かったです。(N)
小泉内閣の支持率が高いのが不思議だ。高齢者泣かせの政治を変えて欲しい。(T)
江田さんは、経済問題や年金の問題、農業政策などわかりやすく話してくださり、政治が身近に感じられました。(U)

初盆まわり
7時半に自宅を発って、初盆まわりに出かけました。お世話になっている方が亡くなってもなかなか葬儀に出席できません。せめて初盆の機会にでも、お参りさせていただこうと毎年出かけています。美作全域を回り、21時に自宅に着くまで432キロを走ったのですが、30軒ほどしか伺えません。大勢の皆さまに不義理のままとなってしまうのですが、お許しください。

津山市の白石さんのご母堂が101歳で亡くなられました。ご自宅(民芸社)に着くとゴロゴロと凄い音がしており、見ると六角柱を横にした木箱がグルグル回っています。箱の中で、民芸品の材料に使う竹がサンド・ペーパーと一緒に回っているのです。角を磨くためで、ドイツの木工技術にヒントを得たそうです。町を歩くと、色々とおもしろい発見をします。(8月11日


編集後記
昨夜一聲雁、清風万里秋」 埼玉県知事選で前民主党衆議院議員の上田清司さんが当選の吉報。岡山でも五人の若い衆議院候補者に、大きく羽ばたいてもらいたいです。江田五月さんのエールが全県の空に響き、成果を上げられる事を願います。五月会も全員で頑張りましょう。(編集委員会一同)


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