2003/05/02

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江田五月の国会レポート 第25号

 小宮山洋子さん圧勝 総選挙勝利で政権交代を
 個人情報・有事法制で民主党が対案を提出

政治 経済 永田町の今
 
9月自民党総裁選後の解散総選挙を想定
 イラク・北朝鮮問題は、民主党政権で解決できる
 小泉内閣は落第――第3回党首討論
 憲法調査会・二男誕生・応援ラッシュ・SARS
岡山トピックス
 県議選・県連大会・1区と3区
 大亀さん・五月会新体制・メーデー

◆小宮山洋子さん圧勝 総選挙勝利で政権交代を

4月27日投票の統一補欠選挙で、ただ一つ、自民党と民主党が真正面から激突した衆議院東京6区で、民主党公認の小宮山洋子さんが圧勝しました。投票率は、40.63%(都知事選は44.94%)で、小宮山さん99,600票(得票率56.0%)、自民党公認の越智道雄元国務大臣が57,783票(得票率32.5%)、共産党候補が20,483票(得票率11.5%)でした。読売新聞の出口調査では、有権者の50%を占める無党派層の71%が小宮山さんに投票し、16%が越智氏に投票しました。民主党支持の95%、自由党支持の74%、自民・公明支持の約1/3が小宮山さんに投票したと答えました。

東京6区補欠選挙は、言うまでもなく、政治テロの犠牲となった盟友・石井紘基さんの後継を決める選挙。私も、選対副本部長として全力投球しました。石井夫人のナターシャさん、長女のターニャさんも、マイクを持って応援してくれました。見事に遺志を継ぐことができて、感無量です。

今回の東京6区の勝利は、激突選挙区での大勝ですから、次期総選挙への大きなはずみとなります。特に大きな追い風や逆風がなくても、よい候補者を立てて一生懸命頑張れば、有権者は民主党を選択することが明らかになったのです。これは、東京だけのことではありません。さらに、政策に磨きをかけて、政権担当能力を強くアピールすることによって、次期総選挙で政権交代は実現できます。そのためには、岡山での複数議席獲得が不可欠。岡山に全力投球します。


◆個人情報・有事法制で民主党が対案を提出

4月25日、衆議院の個人情報保護特別委員会で、個人情報保護関連5法案の政府案が、与党3党の賛成多数で可決されました。連休明けの衆院本会議をへて、参議院に送付される予定です。政府案は、官に甘く、メディア規制だと批判された旧法案を修正したものですが、行政機関が市民・国民をコントロールする本質は変わっていません。これに対して、民主党を中心とする野党4党は対案を提出。市民・国民の自己情報コントロール権を明確にし、第三者機関として「個人情報保護委員会」をつくって行政機関をチェックする、すぐれた法案です。残念ながら、これは否決され、3年後の見直しなどの附帯決議がつきました。参議院で、さらに厳しい法案審査と論戦が必要です。

4月30日、民主党は緊急事態法制の対案を衆議院に提出しました。昨年3月に決めた「緊急事態法制に対する民主党の基本方針」に基づいて、全議員の参加による徹底した討議を行って、法案としてまとめ上けました。

対案は、民主党独自の「緊急事態対処基本法案」と、政府の武力事態対処法案に対する修正案の2案から成っています。武力攻撃事態だけでなく大規模災害や、テロ・不審船などにも対応でき、緊急事態でも基本的人権を保障することを明記し、国会のコントロールを強めて、新たに内閣に、アメリカのFEMAのような「危機管理庁」を設置します。政府案より、はるかにすぐれており、民主党の政権担当能力を示せたと思います。

民主党の緊急事態法制の概要


政治 経済 永田町の今

◆9月自民党総裁選後の解散総選挙を想定

既にこの「国会レポート」でもご報告しましたが、私は今年2月末にスタートした「民主党総合選挙対策本部」の企画担当をつとめています。4月の統一地方選挙・補欠選挙でも、岡田事務総長(幹事長)、北橋事務総長代理(幹事長代理)、前川選対本部事務局長と、企画担当の私の4名で、たびたび会合を開き、情勢分析と作戦の決定を行いました。統一地方選は、知事選は北海道・東京で負けて、神奈川と三重で勝ちました。地方議会・首長選はまずまずの成績。衆院東京6区は圧勝しました。

今後の政治日程ですが、総合選対本部としては、今年秋の解散総選挙を想定しています。小泉首相は、9月の自民党総裁選前の解散は行わず(小泉さんは、「変人」ですから、可能性はゼロではありません)、総裁に再選された後(再選されない可能性もあります)、すみやかに解散をすると思います。従って総選挙の準備も前倒しで、行わなければなりません。


◆イラク・北朝鮮問題は、民主党政権で解決できる

4月10日、バグダッドが陥落。フセイン独裁体制は終焉し、戦争は、5月2日のブッシュ大統領による戦闘終結宣言となりました。しかし、イラクの大量破壊兵器は未だ発見されず、多くのイラク国民の犠牲を思うと、米英の開戦は、判断の誤りと言わざるを得ません。早急に、国連中心のイラク復興をめざすべきです。

北朝鮮が、核兵器の開発・保有を公言し、朝鮮半島の緊張が高まっています。日本の安全保障にとっても、極めて重大な問題です。北朝鮮とアメリカ・中国の3国協議も行われました。日米韓が緊密に連携し、中国・ロシアにも協力を求めて、北朝鮮に核の保有・開発を放棄させ、拉致問題の解決も実現しなければなりません。もちろん国連の役割も重要です。この大切な時期に、小泉首相は、靖国参拝問題で、中国・韓国の首脳と、率直な話し合いができません。民主党の菅直人代表は、2月に韓国の盧武鉉大統領と、4月には中国の胡錦濤国家主席と会談し、積極的な提案もしました。民主党政権ならば、イラク・北朝鮮問題の解決ができるのです。


◆小泉内閣は落第 ― 第3回党首討論

4月23日、今国会3回目の党首討論が行われました。民主党の菅直人代表は、政権発足以来ちょうど2年になる小泉内閣の成果について、13項目の公約の採点をパネルにして示しました。国債30兆円枠、不良債権の解消、ペイオフ解禁、郵政事業民営化、道路公団の民営化と国費投入ゼロ、特殊法人の原則廃止か民営化、医療制度の抜本改革、公用車の低公害車化、地方税制の移譲、8月15日の靖国参拝、公共事業受注企業からの献金禁止、雇用機会の拡大、株価対策の13項目のうち、達成できたのは、公用車の低公害車化だけだ、との菅代表の指摘に、小泉首相は、声を荒げて反論しました。しかし、その内容は相変わらずのはぐらかしと詭弁で、説得力は全くありません。小泉内閣の経済失政で、日本経済は展望を失っています。4回目の党首討論は、私が主宰しますが、小泉首相の真剣な議論を望みたいと思います。

党首討論会議録


◆憲法調査会・二男誕生・応援ラッシュ・SARS

4月16日、参議院憲法調査会の「基本的人権」の調査の最終回で、私が民主党の締めくくり発言。世界史的視点、自己決定権、国内人権擁護機関などとともに国際的人権機関の充実を強調しました。次回からのテーマの「平和と安全保障」でも、国連を中心とする国際機関の強化を訴えていきます。(江田五月の発言

4月15日には、長女に二男が誕生。2人目の孫ですが、選挙応援のため、4月30日に初対面をしました。

3月16日から4月26日までは、とにかく連日の選挙応援ラッシュで、さすがに疲れました。特に後半は、県議選終了直後に風邪で喉が完全にやられ、なかなか治らず苦しい思いをしました。

中国・香港を中心に、アジアでSARSが猛威をふるっています。株価崩落・北朝鮮核問題などとともに、危機管理が必要な時に、小泉内閣の閣僚18名中12名が外遊。異常です。政権担当の資格が疑われます。


岡山トピックス

◆県議選・県連大会・1区と3区

4月13日投票の岡山県議選で、民主党候補は公認4名・推薦1名のうち、公認3名と推薦1名の現職4名が当選し、公認の新人が次点。議席増はできませんでした。連合岡山推薦の無所属候補3名は全員当選。しかし、岡山市第1区の引退議員の後継を擁立できず、会派としては1名減となりました。今回の県議選は、無投票選挙区の増加(25選挙区中16が無投票)と、特に岡山市の低投票率が目立ちました。民主党岡山県連の責任を痛感しています。

民主党岡山県連の定期大会〔6月1日(日)、午後1時より岡山県教育会館〕で、きちんと議論をして、来るべき衆院選と参院選に、万全の準備をしたいと思います。

衆議院2区の津村啓介さん、4区の柚木みちよしさん、5区のはたともこさんの30代トリオに続く、1区と3区の候補者も、定期大会までに決めなければなりません。6月末の登録日までの、党員、サポーターの拡大へのご協力も、よろしくお願いいたします。

岡山県議会議員選挙開票結果


◆大亀さん・五月会新体制・メーデー

4月29日の江田五月会企画会議で、五月会事務局長の大亀幸雄さんの退任と、新しい事務局長に森本徹磨さん(県議)の就任が決まりました。大亀さんには、この1年間の激務とご苦労に対して、深く感謝いたします。引退されていた大亀さんに無理をお願いしたのは、統一地方選・衆院選・参院選を前にして、全県の五月会体制を臨戦体制へと立て直すことは、大亀さんにしかできないと思ったからてす。この1年間で、大亀さんには期待以上の成果をあげていただきました。できれば、来年の参院選までお願いしたいところですが、大亀さんの健康を考えれば、無理はできません。森本事務局長のもとで、新たに羽場頼三郎さん(岡山市議)に事務局次長として協力をお願いし、これまでの須藤暁子さんと湯川憲比古さんとともに、3人の事務局次長体制をとります。

4月20日の倉敷メーデー、26日の岡山中央メーデー、29日の美作メーデーと連続して出席し、民主党への支持を強く訴えました。


2003/05/02

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