江田五月活動日誌 2014年7月 >>日程表 ホーム総目次7月目次前へ次へ

7月2日(水) 異動、戦後補償議連(趙教授)、夕食懇談

 今日は、午前中は昨夜上京して来た妻とともに、議員宿舎の片付けなど。14時過ぎに会館事務所に入り、デスクワークなど。国会が閉会し、参議院職員の異動が行われて、関係者が挨拶に来ました。

 17時から1時間半弱、韓国東西大学校の趙世暎教授を迎えて、民主党の「未来に向けて戦後補償を考える議員連盟」の会合を開き、従軍慰安婦と河野談話などにつき意見交換しました。私とは、先日の「朝まで生テレビ」でご一緒して以来です。日本では先日、河野談話の取りまとめとその後の経過などにつき検証結果が公表され、日本政府の談話についての認識は確定したように見られますが、韓国ではこれに対する反発が強く、国会での批判決議採択の動きもあります。両国の間でも双方の国内でも。異なった意見の幅が大きくなっています。

戦後補償議連 - 全景
同 - 趙世暎さんと

 18時半から2時間ほど、同じメンバーにより中華料理で夕食懇談を行いました。集団的自衛権行使容認の閣議決定を示されて、それでも日本には憲法9条があると言われても、韓国では実際は同条は空文化していると受け止めるしかなく、これと同様に、談話の検証結果を示されて、それでも河野談話はあると言われても、実際は空文化していると受け止めるのが韓国世論だというのが、趙教授の説明です。集団的自衛権についての見方は私たちと同じですが、談話については、私たちは検証によって河野談話の価値は何ら毀損されていないと見るので、正反対となります。戦後補償問題は複雑な経過を辿っており、合意に向けて着地点を探る外交的決着の道筋は、ますます見えにくく困難になっているようです。

同 - 夕食会

2014年7月2日(水)

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