江田五月活動日誌 2013年12月 >>日程表 ホーム総目次12月目次前へ次へ

12月25日(水) 挨拶まわり、上京、田村厚労相面談、帰岡

 今日は、9時前に自宅を出て、年末の挨拶まわりに出掛けました。9時から事業所を訪ね、午後からハンセン病関係の用件で上京することを話すと、次のような話をしてくれました。「以前に、ハンセン病療養所の入所者から電話をいただきました。聞くと、彼の調査の結果、私が彼の遠い親族だと判明したとのことで、直系親族に訪ねて来るように言ってくれとのこと。そこでその方に連絡すると、『彼はもう死んだことになっているので、放っておいて欲しい』と言うのです。そこで私が療養所を訪ねて、境遇を聴いたりしました。その後、療養所から電話があり、彼の死亡を知りました。葬儀に参列し、故郷に墓を作り、弔ってあげました。」その後、補償金が出て、直系の親族に連絡すると、大勢の親族が名乗り出て来たそうです。亡くなった彼にはとても伝えられない話でした。

庭の植物 - ナンテン
同 - ナツミカン

 その後も数軒、事業所をまわり、11時半ころに岡山空港へ。大渋滞を恐れたのですが、結構早く着きました。12時半の便で、機内食をいただきながら、羽田空港へ。13時半に着いたのですが、東京が大渋滞で、15時前に直接に厚労省へ。ハンセン病療養所の全療協、全原協と弁護団の皆さんらと控室に集合し、15時から1時間ほど、玉城雄一郎さんらとともに、田村厚生労働大臣との面談に陪席しました。「ハンセン病問題議員懇談会」と「ハンセン病問題の最終解決を進める国会議員懇談会」とがあり、私は両方の顧問です。

ハンセン病問題で田村大臣と - 控室
同 - 全景

 既に報道されましたが、今回の主題は療養所職員の定員で、昨日の来年度予算案の閣議決定に伴い、来年度の定員が1名増と決定しました。過去には定員減が続き、昨年度はやっと増減なしとなったもので、今回は、45の定員削減に対し46の増員が認められ、画期的です。田村大臣からは、これは臨時の例外的措置ではなく、入所者の皆さんの願いを国が謝罪の気持ちを持って受け止めて、一定の考え方に基づいて決めたことで、この考え方で今後の定員問題に対処していくという趣旨の話がありました。さらに期間業務職員や調理員の件と次期定員合理化計画策定の件についても、言及がありました。私も、議懇を代表して発言しました。入所者の皆さんらから、さらに厳しい話もあり、大臣は真剣に聞いてくれました。そして、1月にも厚労省担当者と入所者側とで実務者協議を始めることが約束されました。

同 - 発言
同 - 記念写真

 16時過ぎに、会館事務所に入り、若干のデスクワークや来客応対。議員宿舎に寄り、羽田空港へ。18時前の便で、機内食で夕食を済ませ、19時過ぎに、岡山へ。忙しいクリスマスでした。


2013年12月25日(水)

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