江田五月 活動日誌 2003年6月 >>日程表 ホーム総目次6月目次前へ次へ

6月26日(木) 法務(GID)、片山知事、法務委、選対企画、ハンセン、行政書士

今日は8時半から、法務部門会議。衆参の法務委員会の報告などに続き、「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律案」につき、参議院法制局から説明を受け、質疑。この案文は、これまでの与野党間の非公式折衝で、おおむね合意に達しているものですが、私から若干の質問。

子の不存在を要件とする理由は、女である父や男である母が生じることにより、(1)親子関係や家族関係に混乱した事態が生じることと、(2)子に(イ)心理的混乱が起きたり、(ロ)いじめなどの社会的混乱が起きたりして、子の福祉に反する事態が生じることを防止するため、との説明です。共に多様性の受容の問題であり、戸籍に記載された性別の変更が、子の福祉に反すると認められる特別の事情がある場合に、家庭裁判所に不許可の裁量権を与えれば済むことで、子の不存在を絶対的要件とする必要はないと思います。

片山善博鳥取県知事

9時45分から、地方分権勉強会。鳥取県知事の片山善博さんが講師です。中座して、10時から法務委員会。3日の心神喪失者医療観察法案の採決の混乱につき、民主党の千葉景子理事ら4委員が、これを厳しく批判し委員長に反省を求める意見を表明し、委員長が見解を表明しました。異例の措置ですが、これで混乱は収拾されます。(会議録

この後の理事懇談会で、7月1日の委員会で、性同一性特例法案の委員長提案手続きを行うことが決まりました。

10時半過ぎ、勉強会に戻り、10分ほど片山知事の歯切れのよい質疑応答を聞きました。11時から、総合選対役員会。11時半から2時間ほど、菅直人代表も加わって、総合選対企画打合せ。その後、デスクワークや取材。16時半、コリアンの子どもたちのことに携わる若手弁護士の皆さんが、訪ねてくれました。17時から、厚生労働省の担当者が、ハンセン病対策の説明に。法廃止以前の退所者への一時金支給問題です。

18時から、日本行政書士会連合会の定時総会と政治連盟の定期大会の懇親会へ。大盛況で、国会議員の来賓も多数参加していました。


活動日誌 2003年6月26日(木) >>日程表 ホーム総目次6月目次前へ次へ