江田五月 活動日誌 2002年7月 (25日) >>日程表 ホーム総目次7月目次前へ次へ


7月25日(木) 法務、国の…、強行採決、NC、役員会、憲法、総会

今日は、いよいよ参議院の厚生労働委員会で、健保法改正をめぐる激突が予想されています。9時から1時間、法務部門会議。心神喪失法案も人権擁護法案も、今国会は進展なしです。盗聴法廃止法案を、野党共同で提出することを決定。参院選公約に従い、仮出獄のない終身刑創設の法改正に取り組むことを決定。

10時、厚労委員会の審議開始を傍聴して、質問予定の今井澄さんを激励。次いで法務省の担当者から、会社更生法、区分所有法、人事訴訟法の各改正案のヒアリング。11時から、再び厚労委に出向き今井質問を傍聴。11時45分、国のかたち研究会。代表選がらみで、テレビカメラの放列が出来ていますが、今日は国会情勢に関する意見交換が主。代表選をめぐり噂が飛び交っていますが、私から、(1)横路陣営との裏取引は一切ないこと、(2)推薦人20人のめどは立っていることを報告し、噂を打ち消しました。

13時半から、厚労委傍聴。議員や秘書のほか、次第に衛視の数も増え、緊張が高まってきました。山本孝史さんの質問が14時20分に終了し、自民党の中原爽さんの質問が開始。15時までの予定ですが、14時半には、委員会室は大混雑。45分、中原さんが自ら質問を打ち切ったとたん、次の公明党の草川さんが質問を始めるのを待たず、「委員長!」という動議提出と思われる声があがりました。これを合図に、委員長周辺にたむろしていた数人の屈強の与党議員が委員長席に殺到し、野党議員もこれに続き、委員長周辺は怒りの人の渦。委員長の声は何も聞こえませんが、与党席の委員は誰かの合図で挙手。そこへ、衛視集団が突入し、委員長を取り囲んで室外に連れ出しました。私は、渦のすぐ傍にいたのですが、衛視に弾き飛ばされてしまいました。

いつもの強行採決です。しかし今回は、朝の理事会で審議日程が合意されており、草川さんの次には、共産党の小池さんはじめ野党の質疑者が続いていたのです。合意を無視し、小会派の質問権を公然と蹂躙したことは、民主主義に敵対する問答無用の姿勢としか言いようがありません。

15時から、NC会議。公立小中学校改修措置法案と盗聴法廃止法案を了承。政権運営委員会報告を聴取。有事関連法案への態度は、最終的に反対と決定。環境教育推進の中間報告了承。女性政策の議論の途中で、私は参議院側に呼び出されて中座。女性政策は激論を経て了承されました。難民認定・生活支援政策は、千葉景子さんの説明で了承。

16時から30分、参議院の緊急常任役員会。厚労委採決は無効で、委員会に差し戻すべきもので、このままでは明日の本会議は認められないとの態度で臨むことになりました。16時35分から、憲法調査会の打ち合わせ。各作業部会の報告が一応出揃ったので、29日に総会を開くことにし、それまでに最終の詰めをします。もっとも、まだ論憲の段階ですから、これで議論は終わりではありません。

16時50分から、議員総会。事態の報告と方針の了承。与党の態度を見ると、明日は本会議を強行してくるでしょう。審議拒否が良いのか、出席して最大限主張を述べるのが良いのか、判断を迫られます。私は、討論の準備をすることになりました。夜は会食。


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