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7月24日(水) 性教育、総会、本会議、米金融、外国人、NPO、慰安婦

今日は、8時半から1時間弱、(社)日本家族計画協会クリニックの北村邦夫さんから、「思春期の性の現状と性教育」につきヒアリング。先日の女性政策につき、伝統的立場などから異論が出ているので、勉強です。「避妊の歴史は、女性たちの戦いの歴史でした。ワニの大便と蜂蜜を混ぜて塗り込み、体を壊して堕胎したのです。」高校時代に読んだ島木健作の「生活の探求」を思い出しました。極貧の農家で、ホウズキの根で掻き出すという悲惨な話です。

9時半から議員総会。今日の本会議で、平穏に仕上げる法案の処理を全て終わり、明日からは最終盤の激突が予想されています。10時から本会議。5増5減法案、官製談合防止法案、郵政公社法案、信書便法案などが、可決成立しました。

11時から、Citizens Financial GroupのLawrence K. Fishさんのアメリカの金融事情についてのお話を聞きました。私は大遅刻。「アメリカ経済は、有効需要の65%を占める個人消費によって支えられています。出生率は日本と同程度に低いのですが、2点で大きく異なり、アメリカの強みになっています。(1)女性が労働市場で完全に受け入れられています。(2)膨大な移住労働者がいます。また、FRBも州機関もSECも、完全に独立機関で委員の任期も長く、予算は大統領直属で、スタッフは専門家集団です。」

14時から1時間半、在日外国人問題PTで、李仁夏(イ・インハ)さんから川崎市の経験を踏まえた話を聞きました。地域社会の国際化をどう実現するかという課題です。その後、難民政策の中間報告を取りまとめました。

15時半、「核軍縮議員ネットワーク・日本」の発足会合へ。冷戦終結後、軍縮の歩みがもたついています。NPTやCTBTを再強化するほか、アジアの非核武装地帯構想を追及します。

16時、NPO議員連盟の幹事会。分野拡大のため法改正することは、各党間で合意出来ていますが、提出時期を失しており、来国会には必ず実現することになりました。16時半、戦時性的強制被害者に対する補償に関し、福田康夫官房長官に申し入れをしました。国連の社会権規約委員会が、日本に対し、遅きに失する前に、彼女らを代表する組織と、補償に関する協議をして調整方法を見出すように勧告しています。そこで、彼女らの訴訟代理人の弁護士さんたちで作った協議会を、その資格のある組織と認めて、協議をして欲しいというものです。16時からの男女共同参画調査会での大沢真理さんの話は、着いたら終わりでした。その後も協議が続き、19時半、やっと議員会館を出ました。


福田官房長官に「慰安婦」問題協議申し入れ
福田官房長官に「慰安婦」問題協議申し入れ

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