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新しい地域選挙対策システムの提案 マキアヴェッリ2世  
2000年7月8日(土)12時00分

立浪機化氏Murapy氏羽場頼三郎氏相澤真氏のメッセージ拝見。
民主党の組織が弱いこと、地域での組織がないこと、そのために選挙が労組頼みになってしまうこと、選挙の方法論を見直すべきこと、どれも周知の事実、問題は「今の状態から、どうやって地域の組織作りをするか」、その具体的な方法である。

立浪氏や相沢氏のようにただ焚きつけるだけでは事態は変わらない。Murapy氏のように弱気ではなおさら。羽場氏は抽象的でおまけに選対批判に走りすぎている。システムの欠陥を棚上げにして責任者を非難してお茶を濁すのは、大本営以来の日本人の悪い癖である。欠陥は人にではなくてシステムにあり、新しいシステムをこれからどうやって作るかが問題なのだ。

現在、各支部選対には、今回の選挙で使った支持者リストがある。これをもとにして地域組織を作ることができる。いきなり「党地域支部」ではうまくいくまいが、「民主党後援会」でも「民主党サポーター」でもよい。

リストは散逸させずに一括管理して、地域別の支持者リストを作る。地域の広さは、できれば町内会単位、小学校区が最大の許容限度。リスト中の人名には、可能な限り支持度についてのランク付けをする。選挙の際の活動度、他の(町内、労組、PTAetc の)活動歴などを基に。地域別の地図上に支持者をプロッティングする。地域リストの中から、発起人になって活動してくれそうな人を数名選んで「後援会」システム作りを依頼する。

以上の方法で、地域システムを、町内会〜小学校区〜中学校区〜選挙区のピラミッド状に編成する。この場合、上から行くのでは失敗は必至。はじめが少々面倒でも、下から積み上げなければ、成果は上げられない。

鉄は熱いうちに打たなければならない。今回の選挙の興奮と悔しさと、そして何よりもリストが残っている今のうちに、直ちに作業に着手しなければならない。そのことが、「次の選挙」への最大の準備活動になる。
(マキァヴェッリ2世)


地域組織作りの貴重なご提案を頂きました。有難うございます。問題は、支持者リスト(名簿)にあります。この扱いの難しさは、理屈(正論)ではなかなか割り切れません。組織論だけではダメで、運動論と組み合わせる必要があります。多様な運動をどうネットワーク化するかです。「魔法の杖」はありません。頑張りましょう。
(7/08 江田五月)


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