ごあいさつ
21世紀も既に2年が過ぎました。しかし、輝かしい新世紀の到来はどこへやら。国内は不況と失業の重圧で、世界はテロと戦争の恐怖で、暗雲が重苦しく垂れ込めています。
小泉内閣は何も問題解決ができないまま、日本沈没を前に手をこまねいています。第一野党の民主党も、国民の期待に応えられずバラバラ感に苦しんできました。私の責任も重大だと反省しています。
しかし年末に、やっと民主党が菅代表・岡田幹事長体制になり、総選挙をはじめとする政治決戦に向けて新しいスタートを切りました。私は、昨年の臨時国会から、参議院の「国家基本政策委員長」になりました。いよいよ菅vs小泉の党首討論が実現します。今こそ、ピンチをチャンスに変えなければなりません。
党首討論かくあるべしとの意気込みで、今回の講演会は、皆さんお馴染みのディベートの達人、田原総一朗さんと論客、北岡伸一さんにお越しいただき、激論を試みます。ご期待下さい。
年度末のお忙しい時とは存じますが、一人でも多くの皆さんのご参加とご支援を、心よりお願いいたします。
田原総一朗（たはら・そういちろう）
早稲田大学文学部卒業。岩波映画製作所、テレビ東京を経て、77年フリージャーナリストに。87年より「朝まで生テレビ」、89年より「サンデープロジェクト」に出演。02年より早稲田大学「大隈塾」塾頭。
北岡伸一（きたおか・しんいち）
東京大学大学院法学政治学研究科修了。76年より85年まで立教大学法学部専任講師、助教授、教授を歴任。81〜83年プリンストン大学客員研究員。97年より東京大学法学部教授。法学博士。
江田五月（えだ・さつき）
東京大学法学部卒業。68年より東京・千葉・横浜地裁判事補歴任。77年弁護士登録。参議院議員1期、衆議院議員4期。科学技術庁長官等。現在参議院議員。民主党憲法調査会事務局長。参議院国家基本政策委員長。