1991/01 五月会だより No.54 ホーム主張目次たより目次前へ次へ


新党で築く希望色の社会

 新しい年を迎えました。

 いよいよ二十一世紀まで、あと十年。世界が激動し、「東西冷戦」も「イデオロギー対立」も過去のことになりました。希望色の世紀末です。

 しかし、中東紛争も依然危機状態。

 国内でも野党がバラバラで、自民党政治が続き、新世紀に向けて課題山積です。

 今年こそ「新党」で、経済成長一本槍を反省し、きれいな地球、平和な世界、人間らしい共生社会にむけて、新世紀創造の歩みを始めます。

 「江田五月グループ」は、今年も全力投球。どうぞよろしくお願いします。



 あけましておめでとうございます。

 読者の皆様方もご家族お揃いで、よいお正月をお迎えのことと、お喜び申し上げます。

 今年は、社民連と江田五月グループにとって統一地方選挙の年、そして新党結成へ向けての最重要の年であります。

 統一地方選では、県会2、市会4の陣容で臨む様です。更に県会では、自民独占区に、新しい政治をめざす連合候補を若干名応援する様になっているようです。いずれにしても各候補は“新しい政治は新しい党で!”という立場で、江田グループの名にはじない戦いを繰りひろげて欲しいものです。又読者の皆様も、江田グループの全員当選をめざして、力一杯の支持をして欲しいものです。

 四月の統一地方選には、更に一つ、重大な選挙があります。それは岡山市長選です。

 昨年来、チボリの百条委員会で明らかになった様に、いまの市長は残念ながら、これからの岡山市を託す人ではありません。高齢のせいではないかもしれませんが、思考力が停止しているとしかいいようのない状態です。

 世界が目を見はる早さで動いています。日本も例外ではありません。そんな大きな歴史の中での、二一世紀に向った岡山市づくりを担当する市長を選ぶ年です。

 江田グループは総帥の江田五月の小学校以来の友人でもあるという縁で、前自治省大臣官房参事官の安宅敬祐(あたかけいすけ)氏を全力投球で応援するとのことです。

 新しい世の中づくりのために共に力をだしあいましょう。


あたか敬祐さんはどんな人!?

−人に自然にやさしい岡山市政を−

 岡山市長選挙は、事実上、あたか敬介氏(48才元県商工部長)と松本一氏(74才・現)との一騎打ちとなることは確定的です。

 最近よく「あたかさんはどんな人」と聞かれます。それも仕事の経歴よりもむしろ人柄、内面のようなところを尋ねているようですので、その一部を紹介します。

江田五月会は12月に、岡山市内のそれぞれの開票区で世話人会を開きました。その会で江田五月議員はあたか敬祐さんを次のように紹介しています。

「あたか敬祐君は私の幼なじみで家は種屋でした。『安宅の種』と言えばわかっていただける方も多いかと思います。お姉さんと二人の妹さんの中で大きくなったせいか、今も奥さんを初め女性には頭が上がらないことが多いようです。」

「私(江田)は参議院選挙に立候補する直前に入院したのですが、あたか君が一番に見舞いに来てくれました。そしてその後、今度はあたか君の方が「筋無力症」という大病にかかり仙台で入院しました。私もすぐ飛んで行ったのですが、喉に穴をあけて機械に呼吸をさせられている姿を見て、私はもうだめだと思いました。『頑張れ』と声をかけたのですが、『江田、わしゃもうだめじゃ』と、声にもならない声が返ってきました。そんな状態にまでおい込まれたあたか君ですが、彼は持ち前の気力をふり絞り、奇跡の回復を遂げたというわけです。」

「しかし、あたか君にはまだ次の不幸が続きます。息子さんが事故にあい、今でも障害が残るような事になりました。その上お嬢さんは四年前に脳腫瘍で亡くなりました。そんなあたか君の経歴はポスターやパンフレットからなかなか知ることはできません。そしてそのような経験こそが、あたか君を他人の悲しみのわかる人間にしたのでしょう。」

「私は、弱い者の味方あたか敬祐君がきっと皆さんと一緒に、人と自然にやさしい岡山市政を築いていってくれると信じています。その企画力、将来を展望する構想力は、長い間の自治省・岡山県などで働いてきた実績がきわめて有効に働くでしょう。あたか君は決してどの政党の代表でもありません。政党の枠組みを乗り越えて皆さんの声を取り入れます」

と、いうように江田議員はあたかさんを紹介しました。読者の皆さんもこの機会に県都岡山市長選挙の重要性をもう一度お考えいただき、「あたか敬祐」にあたたかいご支援を送ってください。


統一地方選に向けダッシュ!

岡山県議会(岡山市) たちばな民義(39才・公認)
早稲田大学理工学部卒。
江田五月秘書を経て、昭和62年岡山県議会議員当選(一回)
岡山社民連自治体局長。

岡山県議会(倉敷市) さこ 信五(41才・推薦)
東海大学工学部卒。
故江田三郎秘書、江田五月秘書を経て、
昭和58年岡山県議会議員当選(二回)

岡山県議会(備前市) 藤村 よしひろ(50才・推薦)
県立高梁高校卒。
品川白煉瓦(株)入社、昭和56年から同労組委員長

岡山県議会(玉野市) 河崎 展忠(55才・推薦)
早稲田大学商学部卒。
故江田三郎、秋山長造秘書を経て、
昭和38年岡山県議会議員当選(7回)

岡山市議会  寺田 あきお(49才・公認)
中央大学法学部卒
江田五月秘書を経て、昭和58年岡山市議会議員当選(二回)
岡山社民連副代表。

岡山市議会 則武 伸一郎(50才・推薦)
東京農業大学卒。
昭和62年岡山市議会議員当選(一回)
団体参与、会社役員。

岡山市議会 羽場 頼三郎(41才・公認)
早稲田大学法学部卒。
菅直人秘書、江田五月秘書。
岡山社民連副書記長。
専門学校法学講師。


津山市議会 神崎 裕康(55才・推薦)
明治大学農学部卒。
故江田三郎秘書を経て、昭和38年津山市議会議員当選(6回)


旧年中は大変あ世話になり、本当にありがとうございました。
本年も新しい政治を日指してがんばる決意です。
ご指導・ご鞭撻くださいますよう、お願いします。

江田五月岡山事務所
事務局長
秘 書
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事務秘書
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大亀 幸雄
増永 恭志
羽場頼三郎
堤 豊治郎
森安 章文
若井たつ子
藤田 清久
小嶋由美子
杉山 陽子

編集後記 
 
あけましておめでとうございます。

 1991年の幕あけです。今年は選挙の年。4年に1度の統一地方選があります。

 市町村長選挙はもちろんのこと、各級議員選挙に立候補する江田五月グループの代表選手を全員当選させなければなりません。

 みんなの力で、今年も社民連、江田旋風を巻きおこしてください。

 皆さま、何卒よろしくお願い致します。


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