2003/08/05

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江田五月の国会レポート 第28号

 イラク特措法強行採決! 小泉内閣は下り坂
 民主党の政権公約第1弾!! 小泉公約は魅力なし

政治 経済 永田町の今
 
民主党と自由党が合併へ 菅代表が決断
 高速道路無料化・農業と中小企業
 長崎幼児殺害事件・法務委員会質問
 辻元清美さん・国家基本政策・石井事件
岡山トピックス
 30代カルテット・櫻井さんと筒井さん
 五月会総会・えだまめ2・中桐伸五さん

◆イラク特措法強行採決!! 小泉内閣は下り坂

7月25日、参議院外交防衛委員会で、イラク復興支援特別措置法案が強行採決されました。野党は一致して反対(自由党の森ゆうこ議員の行動が話題になりました)。本会議では連夜にわたり、関係大臣らの問責決議や松村委員長解任決議案を提出しましたが、これも否決され、26日午前1時40分、イラク特措法は参議院本会議で可決、成立しました。

イラク特措法は、国連の決議も要請もなく、アメリカの要請によって、米軍の支援のために自衛隊を戦地に派遣する法律で、日本の国連中心主義の原則に反する悪法です。戦闘地域には出さないと言っていますが、一体どこに非戦闘地域があるのかと、民主党の菅代表に党首討論で質問されて、小泉首相は、「そんなこと、私に聞かれても分かるわけないじゃないですか」と答えました。内閣総理大臣は、自衛隊の最高指揮官であるという自覚の全く感じられない、無責任な発言です。イラクは、今なお米兵に対する襲撃が止まず、ゲリラ戦争の様相を示しており、あらゆる地域が戦闘地域になり得るのです。民主党政権になれば、この法律での自衛隊派遣は行わないと、菅代表は明言しました。民主党は、アメリカにも働きかけて、国連を中心としたイラクの復興支援に積極的に協力します。

イラク特措法には国民の反対も強く、構造改革も口先だけで成果は全くないことが明らかになって、小泉内閣は、はっきりと下り坂になったと思います。新しい民主党の体制をしっかりと作って、秋の解散総選挙で必ず政権交代を実現させます。

政策情報:イラク問題について


◆民主党の政権公約第1弾!! 小泉公約は魅力なし

民主党は、7月29日に次期衆院選のマニフェスト(政権公約)の第1弾(28項目)を発表しました。8月中に第2弾(合計70項目程度)を発表し、最柊的には30〜50項目に絞り込む予定です。

第1弾では、道路特定財源を廃止して一般財源とすることを明確にしました。自動車税・ガソリン税は減税して、新たに環境税を創設します(ネット4千億円の減税)。成人年齢を18歳とし、選挙権も18歳から。中小企業政策予算を現在の7倍の1兆4千億円とし、政府系金融機関は原則、無担保無保証融資に。サラリーマンの医療費の自己負担を3割から2割に引き下げます。

高速道路の無料化、補助金を廃止し15兆円の一括交付金に、特殊法人の廃止、自由党の日本一新11法案の採用などは、第2弾の発表となる予定です。

これに対して、小泉首相の公約は、郵政民営化・道路公団民営化・三位一体改革の3つですが、どれも魅力のないものです。郵政は本来の目的である特殊法人改革ができないことのすり換えです。私は、郵便局のサービス機能をもっと強化すべきだと思います。道路公団民営化は、永久に料金を取り続けるということ。民主党は高速道路無料化で、道路公団は廃止です。地方分権のための三位一体の中味は、20兆円の補助金のわずか2割の4兆円を3年間で地方に移すという小さな改革で、しかも実行できません。民主党は15兆円の一括交付金。どちらが構造改革となるのか。優劣は明らかだと思います。


政治 経済 永田町の今

◆民主党と自由党が合併へ 菅代表が決断

7月23日夜、民主党の菅代表と自由党の小沢一郎党首が会談し、両党の合併が合意されました。合併合意書では、(1)両党は9月末日までに合併する(2)合併後は民主党が存続し、自由党は解散する(3)合併後の新政党の代表は民主党の菅直人代表とし、運営は現在の民主党執行部によって行う(4)合併後の新政党の規約、政策、マニフェスト等は、現在の民主党のものを継承する(5)候補者調整は、現職は惜敗率の高い者を優先することを原則とする(6)両党幹事長を責任者とする「合併準備委員会」を設置して準備を進めることが明記されました。

私は合併慎重論でしたが、政治生命をかけた菅代表の決断を支持します。小沢党首の決断にも敬意を表します。両党の合併によって総選挙の2つの選択肢が明確になり、政権交代が現実の課題になりました。民主党の支持率も上昇しました。合併のメリットを最大限に生かすために、全力を尽くします。


◆高速道路無料化・農業と中小企業

7月18日・19日に岡山で講演してくれた櫻井充参院議員は、民主党若手有数の政策マンです。歯科医療の法案、シックハウス法案、中小企業支援のための金融アセスメント法案などの議員立法の法案を作って、国会に提出しました。高速道路無料化チームの事務局長でもあります。高速道路無料化の櫻井案は、全ての高速道を無料化した上で、首都高速と阪神高速は新たにロードプライシシグ(渋滞・環境対策のための有料化)とする。債務40兆円は借り換えで金利を下げて、30年間で60兆円(1年間で2兆円)を返済。財源は現在の道路特定財源の1/3〜1/4をあてるなどで、よく練られていると思います。

23日に来岡した筒井信隆衆院議員は、民主党の農水NC大臣として、バラまきの補助金をやめて農業者の1兆円の所得補償、減反の廃止、300万トンの備蓄、という民主党の農業政策を説明しました。今まで弱点だった、民主党の農業政策と中小企業政策が、しっかりとしたものになってきました。


◆長崎幼児殺害事件・法務委員会質問

7月2日に発生した長崎幼児殺害事件は、1週間後に12才の少年の犯行と判明しました。私は、参議院法務委員会で10日、17日、24日と連続してこの問題を取り上げました。一連の質問で、私は現在の少年院法は、14才以上が対象となっているので、今回の12才の少年は少年院での矯正教育が受けられないことを指摘。少年院法を改正して、12才でも対象としてはどうかと提案しました(これは刑罰対象年令を引き下げることとは全く違います)。もう一つは、現行法体系では、14才未満の少年の犯罪は刑事事件とはならず、捜査の対象にならないので、真実の解明のためにも、捜査はできるようにすべきではないか、という提案です。

7月は、この他にも裁判迅速化法、民訴法改正、人事訴訟法、裁判所法改正、仲裁法など、司法制度改革に関連する法案についても、合計4回260分の質問をしました。司法制度改革は、私は“改革推進与党”の立場。改革は着々と進んでいます。


◆辻元清美さん・国家基本政策・石井事件

7月18日の社民党の辻元清美さんの逮捕には、びっくりしました。なぜこの時期なのか。当然、解散総選挙の日程と無関係ではありません。社民党の土井党首の五島昌子元秘書も逮捕されて、社民党は激震となりました。私たちは、社民党のみなさんと慎重かつ積極的に選挙協力と政権構想の協議をしていきたいと思います。

通常国会が終了して、党首討論の主宰者である参議院国家基本政策委員長の私の任務も事実上終了ですが、秋の臨時国会召集(9月26日頃)までは、国家基本政策委員長の職は続きます。

7月18日午後1時30分から2時間、東京地裁に行って、石井紘基さん刺殺事件の公判を傍聴しました。証人尋問に続いて、被告人質問。石井さんは既に何も語ることができないので、被告人の勝手な供述のみで事実認定されると、石井さんは浮かばれません。風化させてはいけないと、改めて思いました。東京地裁は私の初任地で懐かしいところですが、新庁舎になって、昔の面影はありません。


岡山トピックス

◆30代カルテット・櫻井さんと筒井さん

7月5日は、5区のはたともこさんの選対本部事務所開き。東総社駅のとなりの立派な事務所です。200名以上の参加で盛り上がりました。

13日は、1区の菅源太郎さんの1区総支部臨時大会。予想をはるかに超える数の人々に、菅さんの決意表明は強い印象を与えました。

20日は、2区の津村啓介さんのホームミーティング。30人ほどの、心の通い合う良い会でした。津村さんのポスターは3000枚以上になりました。

26日は、4区の「柚木みちよしと集う会、ミュージック&ダンスレボリューション2003」。若いエネルギーが炸裂して大いに盛り上がりました。

7月18日と19日は、民主党の櫻井充参議院議員が来岡して、中小企業政策と歯科医療政策を講演。27日の3区総支部大会には、筒井信隆衆議院議員(「次の内閣」農水大臣)が、「民主党の農業・林業政策」を記念講演してくれました。


◆五月会総会・えだまめ2・中桐伸五さん

7月6日の江田五月会総会で、事務局長が大亀幸雄さんから森本徹磨さんに代わり、来年の参院選に臨む新たな体制と活動方針が承認されました。総会の最後には、総選挙に臨む1、2、4、5区の30代カルテットが一人ずつ挨拶し、若さを爆発させました。

7月20日に行われた若者の会の2回目「えだまめ2」。今回のゲストは、29歳で既に神戸市議2期当選(2期目はダントツのトップ当選)の井坂信彦さんがゲスト。井坂さんは、神戸市議会の若手議員の「議員のたまご」プロジェクトのリーダー。地元民主党との関係は、いろいろあるようですが、若者の発想は聞いていて楽しみが尽きません。

7月27日、福山市長選に民主党の山田敏雅衆議院議員が立候補したことにより、比例中国ブロックの次点の中桐伸五さんが繰り上げ当選となりました。民主党岡山の議席が復活しました。


2003/08/05

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