民主党代表選 1999/09〜10

戻るホーム主張目次前へ次へ


3候補推薦人一覧  3候補共同記者会見


ひどすぎる謀略、私たちは、断固戦いぬく!

「週刊文春」の中傷記事に、江田五月が談話を発表

9月16日発売「週刊文春」の菅直人候補を誹謗する記事について、江田五月は怒りの談話を発表しました。菅候補は、弁護士を通じて出版社側に厳重抗議し、訂正と謝罪を求めています。

江田五月の談話

記事は偏見と悪意のみ

 「週刊文春」(9月23日号/文藝春秋社発行)は、『菅直人よ、「愛人出費」をなぜ自治省に届けないのか』との見出しの下に、菅候補に対し、偏見と悪意に満ちた誹謗中傷記事を掲載しました。この記事は「The NEXT10」(戸野本優子代表)に支払ったメディア・コンサルタント料等について、菅候補の自治省届出資金管理団体「草志会」の支出に含まれていないことを、あたかも情報隠しであるかごとく記述するものです。

指摘の支出は適正に届出済み

 しかし同支出は、東京都選管届出の政治団体「菅直人を応援する会」の支出としてすでに適正に届出済みであり、11月には公表されます。「週刊文春の記事は、これを知りながら悪意を以て事実を曲解するものと断じざるを得ません。同記事は、選管届出の「菅直人を応援する会」を「任意団体」としたり、単に「主な」活動地域の違いと企業団体献金の受領が可能か否かの違いにすぎない、資金管理団体と政治団体との違いを、中央用と地元用の違いと、法的にも実体的にも誤った区別をするなど、あまりにもいい加減。政治の現場にいるものならすぐわかることです。

民主党に対する謀略に団結して戦う決意

 すでに、菅候補は、弁護士と相談の上、毅然とした対応に着手しています。力ある政治家が時として、いわれなき謀略による誹謗中傷にさらされることは避けられないことかもしれません。しかし、今回の「週刊文春」の記事はあまりに意図的かつ強引な記事で、菅直人を貶めるだけでなく、さわやかに代表選を戦っている私たち民主党に対する謀略です。それほど菅直人が恐いということでしょうか。こうした陰謀に屈してはなりません。民主党の結束がなにより大切。私たちは真に戦うべき対手を見極め、一致団結して戦っていく決意です。

1999年9月16日

「民主党政権をめざし菅直人を応援する会」
代表世話人 江田五月(参議院議員)__


9月23日

民主党政権をめざして菅直人を応援する会からのメッセージ

整理すると、これが選択の基準です。
最善のエース起用策は

 菅直人を ぜひもう一度 代表に選んでください。

 鳩山さんには 発言のブレが大きすぎるという声があります。民主党の仲間うちでは、真意は理解できるとしても、総選挙の相手である自民党や共産党は、手ごころを加えてはくれません。相手からの攻撃に弁解しているうちに、選挙は終わってしまいます。

 この代表選で菅直人をつぶし、総選挙で鳩山さんが打ちこまれたら、民主党の将来はありません。

 ここは生まれ変わった「ニュー菅」で総選挙を戦い、もう一人のエースである鳩山さんは、切り札として温存する。さすが安定感がある横路さんと羽田さんは、押さえのエースとして控える。

 この重層的布陣が、民主党にとって最善の策です。

 ぜひこの代表選では、菅直人をよろしくお願いします。

代表世話人 江田 五月
事務総長 岩田 順介
事務局長 枝野 幸男


10月4日(月)

 出馬表明から約一ヵ月。 私自身は、九月一日に東ティモールの住民投票監視から帰国し、直ちに選対立ち上げに取り組んだのですが、最初はまさにマイナスからのスタートでした。しかし最後には、思いも寄らぬ多くの皆さんのご支援をいただくことができました。

 政党は、その政党が作ろうとする国のかたちを先取りするものです。ポストと金でつながる政党は、「もうけてなんぼ」という国しか作れません。今回の菅直人の善戦で、私たちは民主党が、友情や信頼の力強く脈打つ政党であり、人間を何より大切にする国を作ろうとしていることを、国民の皆様に示すことができたと思っています。

 民主党は、いつまでも四党派の寄せ集めではいけません。菅直人の得票結果は、民主党が今、旧政党の枠を乗り越えつつあることを、明確に示しました。新しい民主党を育てていくため、この芽を大切にしたいと思います。

 私たちはみな、横路さんたちとともに、鳩山新代表にしっかりと協力して、新しいミレニアムを切り開いていくことを約束して、お礼のご挨拶といたします。

民主党政権をめざして菅直人を応援する会
代表世話人 江田五月 


民主党代表選 1999/09〜10

戻るホーム主張目次前へ次へ