江田五月活動日誌 2015年7月 >>日程表 ホーム総目次7月目次前へ次へ

7月22日(水) 猛暑、NTT労組新役員、ヘイトスピーチ集会、憲法調査会

 今日は、東京では雲一つない夏の紺碧の空から、灼熱の太陽が射るような陽光を浴びせかけていました。11時半過ぎに会館事務所に入り、若干のデスクワークの後、12時から国対・筆頭理事合同会議に出席しました。空模様とは正反対に、自民党が参議院選挙制度改革で方針が出せない低い雲の中から脱せず、夕方まで参議院の動きは止まったままでした。野党の審議拒否のせいでは、断じてありません。

炎天下の国会

 その後、会館事務所でデスクワークや電話連絡など。14時45分ころ、NTT労組中央本部の新事務局長の平田雅則さんと新政治部長の安藤京一さんが、就任挨拶に来られました。しかし、一言挨拶しただけで、私が外出。

NTT労組本部新役員

 15時から15時50分まで、「院内集会STOP HATE SPEECH〜今こそ人種差別撤廃基本法の実現を〜」という超党派の集会に出席しました。外国人人権法連絡会の藤本美枝弁護士の司会で、出席国会議員の挨拶を交えながら、まず龍谷大の金尚均教授が京都朝鮮学園事件の民刑の判決を取り上げて、基調報告を行い、その後に私も一言挨拶をし、議連会長の小川敏夫さんが超党派で参議院に提出した法案の内容を紹介し、さらに国会情勢を報告しました。さらに、上智大の稲葉奈々子さんが国勢調査のオーダーメイド集計に基づくデータによる特別報告を行いましたが、私は時間切れで中座しました。

ヘイトスピーチ集会 - 全景
同 - 発言

 16時から1時間、民主党憲法調査会総会を開き、前川清成事務局長の司会で、まず私が会長として挨拶し、昨年の総選挙でも今春の地方選挙でも、低投票率と無投票当選が際立ち、私は「代議制民主主義の根腐れ状況」で、憲法12条の「国民の不断の努力」が殊の外求められると思っているとの問題提起をしました。その後、40分間ほど、明るい選挙推進協会の佐々木毅会長の「民主主義の現状と課題について」という講演を聞き、質疑に答えていただきました。有権者の政治離れの背後にある事情として、組織の弱体化、世代交代、政治の役割の変化などにつき、さらに戦後政治の分配型政治遺産の根腐れとして、分配原資の枯渇とサンタクロース型政治の限界、それにも拘わらずなお残存する余剰幻想や空元気について、そして政治の精神の在り方として、絶望の危険性を認識し、新たな質の高い希望を、可能性の束である現実(丸山真男)の中から見出して欲しいと、政権担当経験を有する野党としての民主党に強く求められました。その後、会館事務所でデスクワーク。

憲法調査会総会 - 全景
同 - 会長挨拶

2015年7月22日(水)

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