江田五月活動日誌 2015年7月 >>日程表 ホーム総目次7月目次前へ次へ

7月16日(木) 取材、傍聴(代議士会、衆院本会議)、採決、緊急集会、田邊さん、自治労、発達障害、立憲フォーラム等

 今日は、11時半過ぎに会館事務所に入り、デスクワーク。11時50分過ぎに、地元記者が取材に来て、「衆議院通過で実質的には成立の見通しとなったが」と聞くので、「参議院は良識の府として厳然と存在しており、この審議はこれからなのです」と答えました。「荷崩れ」で来る以上、審議の条件を整えるところから始めなければなりません。特別委員会が適切なのかどうか、その場合に構成をどうするのかなど、理の府に相応しい審議体制を整えなければなりません。安倍首相が拘っているとされる55年前の安保条約の時は、衆議院強行採決後に世論が盛り上がったのであり、しかもこれは条約のため、期日の徒過とともに自然成立となりましたが、今回は法案のため、参議院での審議も行い、仮に60日が経過するとしても、衆議院での再可決が必要です。その間の世論の動向などによっては、まだまだ決着が着いてしまったわけではありません。

取材

 昼食後、12時45分から衆議院内で、民主党・無所属クラブの代議士会を傍聴しました。本会議を前にして、高木義明国対委員長から方針が示され、岡田克也代表が討論を行う決意を述べました。また、長妻昭さんが委員会筆頭理事として、これまでの議員全員の協力に労いを述べました。13時から、衆議院本会議を議場の上にある参議院議員傍聴席から傍聴しました。委員長報告では、さすがに昨日言い間違えた「成立」は使いませんでしたが、「起立多数」はそのまま使われました。その後、岡田代表が15分ほど、昨年7月1日の閣議決定に至る過程から始めて、審議を重ねて今に到るも国民の賛成は広がらず、「安倍首相は国民の説得に失敗したのです。もはや法案の撤回しか、この道しかないのです。」と強調しました。

代議士会 - 全景
同 - 傍聴

 その後、事務所に戻って、残余はテレビ中継で傍聴しました。やがて討論が終わり、維新以外の野党が退席し、維新案が採決に付されて賛成少数で否決され、維新も退席した後に、14時5分に政府2案が賛成多数で可決とされました。着席して反対したのは、川端達夫副議長と沖縄の仲里利信さんで、注目の村上誠一郎さんは欠席でした。川端さんは副議長で民主党会派を離脱中であり、出席して反対しました。

本会議採決のテレビ傍聴

 14時20分から20分間ほど、時々小雨がぱらつく中を、参議院議員会館前で民主党と連合の共催による緊急集会を開きました。連合の古賀伸明会長が「安倍政権の進める安全保障政策に反対し、民主党の方針を断固支持して、一緒に行動する」と決意を述べ、枝野幸男幹事長と岡田克也代表が順次決意表明し、雨が強くなる前に頑張ろう三唱でお開きとなりました。

民主党・連合緊急集会 - 全景
同 - 頑張ろう!

 会館事務所に戻ると、15時前に、先日の田邉誠さんの葬儀・告別式で縁の下の力持ち役を果たしてくれた古くからの友人たち、渡辺憲一君、浜谷惇君らが来られ、暫時懇談しました。上毛新聞が葬儀を大きく扱ってくれていました。雨が土砂降りと変わる中、15時過ぎに国会正面近くで、安保法制強行採決への抗議に集まった皆さんのところに伺い、自治労岡山県本部の合田書記長ら数人を激励しました。天も怒りを示しているようでした。

渡辺憲ちゃんら
自治労岡山激励

 16時半からの「発達障害の支援を考える議員連盟」検討会に遅れて17時から20分ほど出席し、専門家からのご意見として、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所の神尾陽子部長の話の後半と言語聴覚士の村上由美さんの話の前半を聞き、中座しました。今日は、発達障害のある女性の支援がテーマでしたが、少ししか聞けませんでした。

発達障害支援議連

 遅れて17時半から18時20分まで、立憲フォーラムと戦争をさせない1000人委員会の共催の「戦争法案を葬ろう」連続集会に出席しました。江崎孝さんの司会で、今日はジャーナリストの高野孟さんの講演で、安倍首相の周辺を「お友達」で固めた布陣や内閣支持率の推移などに基づき、強行採決は弱さの表れだとの指摘に首肯しました。さらに出席国会議員の紹介があり、続いて各界からの緊急アピールとして、日弁連、不戦ネット、立憲デモクラシーの会、女の平和、日本山妙法寺と立憲ネットワークから、順次活動紹介と決意表明が行われました。

立憲フォーラム・1000人委員会共催集会 - 全景
同 - 会場
同 - 紹介

2015年7月16日(木)

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