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11月25日(土) 津山線脱線事故視察、神道山夕食会

今日は、午前中は自宅でゆっくりしました。庭は長く手入れをしておらず、その分、落ち葉で荒れた晩秋の風情でした。もう暫く放っておきましょう。

庭のドウダンツツジ 庭の小菊
津山線事故視察の打ち合わせ

14時半に自宅を発って、来春の県議選に民主党公認で出馬予定の高原俊彦さんの後援会事務所へ。15時集合で、19日に発生したJR津山線の落石脱線事故の現場視察に行くためです。既に県連に、代表の津村啓介さんを本部長、柚木道義さんや私を副本部長として、事故対策本部を立ち上げていますが、今日の現場調査団も、団長は津村さん、柚木さんや私は副団長です。そのほかに、副団長の高原さん、いずれも団員の岡山市議の近藤昭さんと田原清正さん、市議候補の酒井薫寿雄さんが加わり、一井暁子さんが事務方で連絡係を勤めました。

若干の打ち合わせの後、現場へ。15時半につき1時間ほど、JR西日本の岡山支社の武上次長のご案内で、視察を始めました。道路が陥没しており、その場所からかなり離れた場所に、原因となった落石がありました。ところがこれが、一辺が5メートルでしょうか、見たこともないほど大きな御影石の岩で、びっくりしました。良く見ると一ヶ所に、直径2センチほど、深さ5センチほどのきれいに繰り抜かれた穴がありました。岩の表面は、長い時間で付いたと思える土砂が付着しており、ちょっと不自然な崩壊です。

現場で 落下した「岩」

100メートルほど斜面を上がったところから落下してきたようで、同様の巨大な岩がもうひとつ、線路脇に横たわっていました。二つの岩で線路が破損され、2両連結のジーゼルカーが脱線し、線路脇の土手に乗り上げました。ちょうど土手があったから良かったものの、勢い次第では乗り越えてさらに落下していたかもしれません。この程度の事故で済んだのは、僥倖と言うべきです。斜面にはまだ岩が何個か残っており、監視員をつけて行う復旧作業は大変そうです。

脱線現場

旭川の対岸に渡り、遠くから崩壊現場を双眼鏡で見ました。この付近では、昨年2月にも岩の崩壊があり、コンクリートで壁を作り検知ネットを張っています。危険個所とされていたのですが、いつも現実の対応は事故が起きてからというのは、そろそろ卒業したいものです。

昨年2月の落石現場 対岸から

17時半から、高原さんの事務所で記者ブリーフ。崩壊現場が採石場だったという話もあり、真偽を確かめてみたいものです。崩壊防止措置の負担を誰に求めればよいでしょうか。崩壊現場は私有地ですが、すべてを所有者の負担にするのは、無理がありそうです。赤字のローカル線で、JRにすべての負担を求めるのも困難。しかし、地域社会にとっては不可欠の公共交通機関です。国をはじめ行政の責任で、所有者の協力を求めて、安全対策を進める必要がありそうです。

18時半から、神道山夕食会に出席。竹馬の友らのたまり場であるお好み焼き屋の「番町文庫」に集う仲間が30人ほど、黒住教の神道山で、名物の「大元鍋」を楽しみ、20時まで大いに騒ぎました。

神道山食事会で 大元鍋
記念写真

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