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7月16日(土) 合宿(佐々木さん)、弔問、帰岡、木下さん

講師は佐々木毅さん

今日は、昨夜ホテルの部屋で遅くまで飲んでいて、8時半にアラームがなるまで熟睡。9時半から、合宿研修会のハイライトで、佐々木毅さんに1時間強、講演をしていただき、さらに1時間ほど質疑応答。

「自民党政治の行き詰まりの中から出てきた小泉政治が、今、行き詰まりました。つまり、日本の政治は二重に行き詰ったと言えます。郵政の先行きは分かりませんが、小泉首相にはその後の政治テーマは何もありません。」

「地方には、自民党政治のネットワークが強固に張り巡らされています。国民から見ると、小泉政治によって、中央政治は、期待値が低くなり存在感が希薄化してきています。地方のネットワークを何とかしないと、日本は変わりません。」

「小泉政治は、規制緩和を原理主義化し、社会をビジネス化してきました。しかし、ビジネスの外の人間は、自分の帰属意識をどこにも持てず、浮遊しています。政治が、この層に帰属意識をもてるようにするには、例えば地域でのNPO活動を活性化するような政策が必要です。」

「そうした肌理(きめ)の細かい帰属意識の涵養を放置し、近隣諸国の動向を手段に使って国民のナショナリズムを煽り、国への帰属意識を強めることは、問題の解決になりません。帰属と参加のオーケストレーションが政治の役割です。」

12時にホテルを発って、美浜区の知人の弔問。社民連時代に衆議院の控室を守ってくれた女性職員が、6月下旬に病死したのです。高校卒業から42年間、衆議院に務めました。60年安保のときには、既に国会にいたのです。岡山県出身で、享年66歳。合掌。

15時半過ぎの新幹線で、帰岡。20時、瀬戸内市議に当選した木下哲夫さんの反省会に出席。こういう田舎では、やはり郵便局がなくなることへの危機感が強く、民主党への期待が強まっています。

木下哲夫・瀬戸内市議の反省会で
 

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