活動日誌 2004年11月 >>日程表 ホーム総目次11月目次前へ次へ

11月10日(水) 国連人権、総会、本会議、参政権、合同会議、憲法調査、QT、受賞晩餐会

アルブール国連人権高等弁務官

今日は終日、超多忙でした。7時45分から9時過ぎまで、都内のホテルで国連人権活動協力議員連盟の朝食会。国連人権高等弁務官のアルブールさんをゲストにお迎えし、お話を聞いて意見交換する会で、私は幹事長として司会を務めました。彼女の話を要約すると、「日本の抱える人権問題としては、北朝鮮による拉致問題と人身売買問題に注目しています。政府が、国連人権規約の第1選択議定書の批准と独立性の高い人権委員会の設置に取り組んでほしいと思います。」

意見交換では、従軍慰安婦問題やファルージャ攻撃が取り上げられ、武力行使は必要性と均衡性の原則に従っているかどうかが重要と強調されました。議連の活動が中断している間に、一人当たり月に200円の会費が貯まっていたので、その中から100万円の寄付を行いました。

9時15分、共謀罪WTの会議に顔を出しました。9時半から、議員総会。私が挨拶で、ファルージャ攻撃に触れてイラク特措法廃止法案の提出方針を報告し、参議院は国会後半が正念場になるので、全員の奮起をお願いしました。

10時から1時間弱、本会議。ADR法案の趣旨説明に対し、前川清成さんが代表質問。新人の初登場で、ローン業者の高利への対策の必要性を質すなど、聞かせる質問でした。その後、3委員会の5法案を採決。債権譲渡特例法改正案は、128vs.100で可決。勢力の接近を見せ付けました。

終了後、参議院憲法調査会の民主党委員による打ち合わせ。11時からの政治改革部門会議に、10分ほど遅れて出席。永住外国人の地方参政権問題の議論です。既に民主党としては、付与の方針を公約しマニフェストにも掲げているので、党内議論もこれを前提に行うべきことを主張しました。

12時から、国対・理事合同会議。役員会の国会対策方針につき疑義が出されたので、若干の発言。中座して、12時40分から14時50分まで、参議院憲法調査会に出席。憲法前文と第9条につき、意見陳述が行われました。その間に、打ち合わせや電話連絡などで何度も中座してしまいました。

15時から1時間弱、国家基本政策委員会の合同審査会。党首討論で、今日は参議院の当番です。香田さんの件、年金改革、イラク情勢がテーマでしたが、岡田代表の努力にもかかわらず、小泉首相は相変わらずの居直りとはぐらかしで、なかなか実りある討論になりません。挙句の果ては、イラク問題では「自衛隊のいるところが非戦闘地域です」とか「今になって戦闘地域だから手を引くということが出来ますか」と言い出す始末です。論理が逆転しているし、法律に従わないと明言したことになります。(党首討論会議録

英語でスピーチ

15時55分から17時半前まで、参議院憲法調査会再開。シビリアンコントロールにつき、元防衛研究所研究部長の西岡朗さんから意見聴取し、質疑。軍隊は、国際法規に従いさえすればいいので、国内的にはなるべく法規範はないほうがいいというご意見ですが、どうでしょうか。同時刻の森林環境政策議員懇談会には出席できませんでした。

18時から3時間弱、ミレニアム・サイエンス・フォーラムの晩餐会に出席。実行委員長の三浦登さんとオックスフォード・インストゥルメンツの北浦二郎さんのお誘いです。若手科学者の意欲的研究を顕彰するサー・マーティン・ウッド賞の受賞を記念する催しで、今年は東北大学助教授の大野祐三さんが、「半導体中のスピン注入等の研究」で受賞されました。私は全くの門外漢ですが、理科系の皆さんとの会話は非常にインストラクティブです。最後に短いスピーチを頼まれ、大野さんのご受賞をお祝いし、この企画の日英協力への貢献を評価しました。


2004年11月10日(水) >>日程表 ホーム総目次11月目次前へ次へ