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11月15日(金) 禁煙、総会、本会議、党首討論、質問準備、司法試験

今日は8時から1時間、禁煙議員連盟の勉強会で、米国ピッツバーグ大学のソール・シフマン博士の話を聞きました。既に体がニコチンによって条件付けされている人の禁煙には、煙草の代替として、少量のニコチンを、皮膚に貼るパッチやガムなどで摂取するのが有効で、こうした代替品を、医師の処方なしでコンビニなどの窓口で買える(OTC=Over The Counter)ようにすることが必要だそうです。国会議員10数人が参加しましたが、多数派は女性でした。

9時半から議員総会。10時から本会議。人事案件の後、知的財産基本法案に対し、この分野に造詣の深い簗瀬進さんがメリハリの効いた質問。警備業法改正案、給与法改正案、中小企業信用保険法改正案が、いずれも可決・成立。国家公務員の給与は、一般職・特別職とも、戦後初めて減額となります。戦前も、第2次若槻内閣のときに一度あっただけ。今のデフレがいかに深刻かを示しています。

11時半から、衆・参の国家基本政策委員会の委員長と与野党の筆頭理事で、昼食懇談会。瓦力さん、伊藤公介さん、石井一さん、野間赳さん、北澤俊美さん、私です。党首討論の活性化のための方策を話し合いました。現状は、総理大臣が一回でも国会審議に出席した週は、党首討論は行わないとの申し合わせがあり、これが国会対策の駆け引きに使われ、本来の意味が薄れています。改革が不可避です。

13時半から、来週の法務委員会の質疑のために、法務省や最高裁判所の担当の皆さんと議論。裁判官報酬法改正案等で、裁判官の報酬も減額するので、憲法の明文の規定に文言上は抵触します。しっかりした議論が必要です。

16時前の新幹線で、大阪へ。18時半から、今年の司法試験合格者の皆さんの祝賀会。120名ほどが集まっており、会場に入ったらすぐ祝辞の番でした。洋々たる将来に期待し、いっそうの精進をお願いしました。法曹が活躍すべき分野は、どんどん広がっていますが、ぜひその中に、政治の道も加えていただきたいものです。

司法試験合格祝賀会で 合格者の皆さんと

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