江田五月 活動日誌 2001年6月(16〜20) >>日程表 ホーム総目次6月目次前へ次へ


6月16日(土) 都議選応援、森元美代治さん

今日は、9時に宿舎を発って19時半に大森駅でJRに乗るまで、終日都議選。応援したのは、4人の候補者で、皆30代、40代の公認新人候補。この若さが民主党の魅力です。演説内容はいずれも、昨日と大同小異です。

10時、亀有駅南口で、葛飾区の大森俊和さんと合流。12時まで街頭演説6ヶ所。亀有駅南口に戻って別れ、構内を通り抜けて北口に行くと、足立区の大西智さんが待っていて、そのまま街頭演説3ヶ所。途中、聴衆の方から首都高速道路をタダにするという民主党の政策への疑問が出され、路上ミニ討論。やっと14時前に、おいしいざるうどん大盛りにありつけました。

15時から17時まで、新宿区の富田俊正さんと一緒に、街頭演説5ヶ所。ここは、路地裏まで入って行かないと有権者に会えないので、選挙カーは軽自動車。マイクは小野紀美子区議でした。

18時から、大田区の糸瀬敬一さんと大森駅前で街頭演説1ヶ所。内藤正光さん、前議員の宇佐美登さんも一緒。その後、そろそろ一杯が始まる飲食街の連呼もしました。

終了後、JRで東京駅へ。カレーライスを掻き込んで、最終新幹線で帰岡。くたびれました。

ハンセン病元患者の森元美代治さんが、民主党から参院比例区に立候補を決意し、18日に記者会見します。ご批判も有るでしょうが、元患者が人間回復を果たし、ひとりの市民になったということを端的に示すには、市民権の代表格である被選挙権を行使するのが一番。谺さんの「社会生活をしたい」という願い(6月14日)に答える道です。民主党は、こうした願いに率先して手を差し延べる政党です。



6月17日(日) 石田みえさん、そばの花見会、結婚式
石田みえ御津郡後援会事務所開き
高梁市蕎麦の花見

今日は、10時から1時間、石田みえさんの地域後援会の事務所開き。梅雨の晴れ間で、照りつける陽光の中、大勢の人が集まってくれました。私が国会報告を含め15分ほど話をし、石田さんが決意のこもった決意表明。姫井由美子県議の締めの挨拶が、とても明快で力が入っていました。

次いでいくつも山越えをして、12時過ぎに、高梁市松原の「春播きそばの花見会」へ。松原そばの会の皆さんが企画したものです。春播きは、中国雲南省やミャンマにはあるそうですが、日本では珍しく、聞きつけて大勢の人が集まり、賑やかな催しとなりました。そばの味も、春播きはいいのだそうです。山の斜面に一面白いそばの花が咲き乱れる中、舞台が作られ、備中神楽なども披露されました。私も挨拶させていただきました。吉備工房の石田嘉七さんが、頑張っておられました。

岡山へ引き返し、15時半からたぶち雅子さんの妹さんの結婚式へ。医療関係者が多く、賑やかで心の通った、いい会でした。私は、お祝いの挨拶と乾杯の音頭。お二人に幸多かれと祈ります。小泉人気の分析や眞紀子外相の頑張りに、話の花が咲き、やはり政治が身近になっているのだと痛感させられました。19時過ぎにお開きになったときには、すっかり出来上がってしまいました。



6月18日(月) 駅前演説、弾劾裁判、森元さん会見、都議選応援

今日は7時半から、石田みえさん、一井さん、羽場市議、姫井県議と一緒に、恒例の駅前演説。私:「内閣では柳沢大臣が、『経営者に腰骨が折れるくらいの思い罰を加える』と言うのに、自民党は議員立法で、『経営者の賠償責任を報酬2年分まで軽減する』と言うのです。小泉さんと自民党は大違いです。ここを見落としてはいけません。」

9時半から、事務局会議。10時過ぎの新幹線で上京。14時から、裁判官弾劾裁判所の事務局と打ち合わせ。児童買春の村木判事が公判請求され、第1回公判期日は7月23日と指定されました。訴追委員会の訴追判断は、その後になる模様なので、弾劾手続きの検討はもっと先になります。

森元美代治さん記者会見

今日午前中の持ち回り常任幹事会での擁立決定を受けて、15時半から打ち合わせをし、16時から、ハンセン病元患者、森元美代治さんの比例区立候補の記者会見。1952年、中学3年で発病。岡山県の邑久高校分校から慶応義塾大学を卒業。職を得て社会復帰しましたが、再発。東京訴訟の実名原告の1人です。社会復帰の第一歩を踏み出し、差別解消に身を捧げたいと、立候補を決意しました。私が民主党ハンセン病問題WT座長として司会、菅幹事長も挨拶。

19時から都議選応援で、豊島区の竹下ともやす候補の個人演説会に参加しました。国会議員だけでも応援弁士が5人もいて、重厚な布陣のように見えますが、選挙の最大の敵は安心です。要注意。



6月19日(火) 印刷局、常幹、役員会、法務委、東京シューレ、樋口さん

今日は、8時から財務省印刷局の皆さんと朝食懇談会。紙幣、切手、官報などを作っており、岡山にも工場があります。日銀券の発券枚数が恣意的に決められると、生産体制に齟齬が出てきます。問題がありそうです

9時から、常任幹事会。衆議院候補の内定があり、現職108人、内定者73人で、181人が決まりました。参議院の方は、選挙区46人(推薦を含み、男性38人、女性8人)、比例区27人(男性16人、女性11人)。島根県だけがこれから。

12時から、常任役員会。京都議定書の批准を強く求めることになりました。消極姿勢の米国に気兼ねをせず、日本が率先して批准すれば、発効の目処が立ちます。京都会議の議長国として、そのくらいのリーダーシップは発揮すべきで、川口環境相の訪米に先立ち、その旨の衆参本会議決議をしているのです。

13時15分から、NPO委員会役員会。NPO法改正は、議連の動向を見極めることにしました。市民団体の皆さんの議論も煮詰まっていないようです。

13時50分、法務理事会。14時から2時間強、法務委員会で金庫株の質疑。小川敏夫さんが45分質問。議員立法のため、提出者の衆議院議員が答弁するのですが、おかしい答弁が続き、イライラしました。

16時半、市民政策懇談会でフリースクール東京シューレの皆さんからヒアリング。高比良正司さんも一緒でした。子どもたちの育ちと学びの場として、従来の学校教育体制とは違う選択肢を作って16年。この皆さんの貴重な実践を、鋳型にはめないことが大切です。そこで不登校の子どもたちが笑顔で元気よく巣立つようになれば、息が詰まりそうな今の教育体制に風穴が開けられるかも知れません。17時半、樋口恵子さんを応援する国会議員の会。



6月20日(水) 総会、本会議(土地収用、林業)、日鳥連、UNHCR、QT

今日は、9時半から議員総会。国会最終盤で、与野党の虚々実々の駆け引きが行われています。10時から1時間半、本会議。

土地収用法改正案につき、寺崎昭久さんが質問。「現行の事業認定は、例えば道路公団が申請をすると、道路整備を推進する立場の国土交通相が認定をする仕組みで、しかも、用地買収部局が事業認定を担当し、その上収用委員会の事務まで仕切るのですから、行政の公正・中立性が疑われるのは当然です。」

林業基本法改正案につき広中和歌子さんが質問。「国民の森林への期待は、木材生産から温暖化防止等の環境保全へと変わって来ており、まず森林を守り育てるとの理念を掲げ、つぎに産業としての林業の発展を規定するのは、時宜にかなっています。しかし現実は、林家所得は極めて低く、後継者は育たず、森林の荒廃は進む一方です。林業をWTOの規制から外すべきです。」次いで緊急経済対策関連など9法案を採決。

12時から、国対・理事合同会議。13時半、日本鳥類保護連盟の理事会に出席。朱鷺の繁殖が進み始めたことが、明るい話題です。この調子が続くと、ねずみ算ならぬ朱鷺算となり、野生に戻す計画を現実化させる必要が出てきます。

14時半、国連難民高等弁務官(UNHCR)国会議員連盟の総会に出席。難民救済事業に携わっている各種団体の皆さんが集まり、支援を訴えられました。今日は、国連が決めた第1回の「難民の日」なのです。

15時からクエスチョンタイムを傍聴。鳩山代表の特殊法人改革の質問に対し、小泉首相は郵政改革を力説して答弁されましたが、私は、小泉首相の郵政民営化が、議論を封ずる「葵の御紋」になっているような印象を受けました。大段平を振りかざし、具体的な議論をかわす手法は、長続きしないでしょう。

16時半、法務省から危険運転罪についての法制審議会への諮問の報告。秋には結果が出そうです。取材など。

18時半から、久保亘会長が郷土の薩摩料理の島津亭でご馳走してくれました。その後、明日の法務委員会の打ち合わせ。


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