江田五月 活動日誌 2001年3月(01〜10) >>日程表

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3月1日(木) 日弁連、司法改革、国のかたち、人権、質問準備、久和さん

今日は、8時から日弁連の役員との朝食会。法科大学院につき議論沸騰。文部省の影響力を極力排除し、司法サービスの受け手である市民の立場を最大限重視することから出発すれば、意見の一致は得られそうです。

9時から、司法制度改革審議会の高木剛委員からヒアリング。私は座長です。テーマは司法改革全般なのに、時間はわずか1時間。どのテーマについても、私たちと同じ問題意識で、共鳴しました。「国民の司法参加」につき、審議会の3月13日の会議が重要だとのこと。(1)裁判手続きへの参加、(2)裁判官選任過程等への参加、(3)検察審査会につき、提言することにしました。

11時からの犯罪被害者法制WTに遅刻して顔を出し、正午から「国のかたち研究所」で弁当付き会議。村上逮捕や不信任案につき、意見交換。逮捕直後に提出という意見が多いようですが、野党の結束も大切。緊迫してきています。

13時から、国内人権機関設置WTで、全国人権擁護委員連合会の鹿島恒雄副会長、自由人権協会の山田健太理事からヒアリング。私は座長です。いずれも、独立した人権機関の必要性を重要視し、具体的提案をしています。

予算審議の準備のため、今日は連続して、財務省から財政の中期展望、最高裁から福岡事件、内閣官房と総務庁から公益法人改革、再度財務省から特別公益増進法人について、ヒアリングをしました。財政は、どういうシミュレーションでも、財政赤字は拡散、つまり増加は止められず、どうやら財務省もお手上げのようです。大規模な構造改革が不可欠ですが、今の政権では不可能です。途中16時半に、NC会議に駆けつけ、司法制度改革の提言の了承を得ました。

村上前議員逮捕。激動の始まりです。

久和ひとみさんの訃報には、本当にびっくりしました。早稲田の学生時代から、菅さんの選挙をボランティアで手伝ってくれ、よく一緒に街宣カーに乗ったり、小集会に参加したりしました。エイズ・チャリティー・コンサートや中村紘子邸のホームコンサートで、一緒にバッハのドッペル・コンチェルトを弾いたこともあります。私は下手、彼女はコンサートマスター経験もある名手。日本テレビの取材で、思い出を語りました。



3月2日(金) 法務部会、高比良さん、ヒアリングs、告発、司法参加、久和さん

今日は、9時から法務部門会議。(1)裁判所関係2法は賛成を内定。(2)株主代表訴訟につき、コーポレートガバナンスPTの中間報告。安易な賠償金額制限には否定的です。(3)「国民の司法参加」の提言は本日届けます。(4)「犯罪被害者基本法案」は、野党共同で再提出を目指します。

10時から、NPO委員会のスタッフと高比良正司さん支援体制の打ち合わせ。

10時半から、法務省から福岡事件のヒアリング。内部調査の見方は、新聞報道とかなり異なります。このままでは、内部調査は「仲間内のかばい合い」とみなされてしまい、国民の信頼を取り戻せません。思いきった方策が必要です。

13時から、簗瀬進さん、櫻井充さんと、村上正邦証人の証言拒否と偽証につき、告発箇所を具体的に検討。予算委の理事さんにお願いします。

13時半から、金融庁から金融機関の不良債権の現状と直接消却につきヒアリング。銀行の自己査定の結果を足し算しただけという、3年前の金融危機の前に戻ったような報告で、大丈夫ですと言われても、信用できるでしょうか。

14時半から、経済産業省から「経済構造の変革と創造のための行動計画」につきヒアリング。(1)資源の潜在的能力を引き出す施策、(2)少子高齢化や環境制約などを成長エンジンに転化する施策として、260項目上げています。

15時から、国土交通省から「建設業の再編の促進について」のヒアリング。(1)技術と経営の優れた企業が生き残る施策、(2)多様な企業連携を支援する施策、(3)自主的な経営改善の促進施策として、入札制度や瑕疵担保保証の改善などを上げています。

16時、肥田美代子さん。
16時半、司法制度改革審議会に提言をお届けしました。ちょうど会議が終わったところで、佐藤会長、竹下さん、藤田さん、中坊さん、山本さんなど委員の皆さんと樋渡局長に会えました。17時半、金田誠一さん。

20時、久和ひとみさんのご自宅を訪ね、久しぶりにご両親ともお会いし、お話を聞きました。2月20日に異常が分かったときは既に手遅れ。ご本人も、何が何だか分からなかったでしょう。人形のようなかわいい、安らかな寝顔でした。壁には、お得意のバイオリンを弾いている写真が掛かっていました。



3月3日(土) 鳥取県連臨時大会、佐藤誠さん、山内さん、石井君

今日は、昼過ぎの飛行機で米子へ。難航していた参院選の候補者選びが決着。県議の佐藤誠さん(52歳)が決断し、公認決定のため民主党県連の臨時大会を開き、党を代表して挨拶しました。

現職県議を出すのは、辛いことですが、鳥取県は6年前に非自民候補が勝ったのに、自民党に一本釣りされたので、見送りは出来ません。

佐藤さんは、教員から県議になった人で、人格識見とも素晴らしく、農業を営み中山間地直接支払制度などに精通しており、民主党の農業政策を担ってもらえます。鳥取県西部地震の被害現場からの立候補です。

森政権で、株は最安値。失業は最悪。物価も下落。デフレに財政破綻。日本は沈没寸前です。国民の悲鳴を背景に、5日には野党が内閣不信任案を提出します。この週末が、国民が倒閣に参加するチャンスです。

まさにその時、鳥取で佐藤さんが立ちました。これほど素晴らしいタイミングは、めったにないでしょう。ぜひ勝ちましょう。

記者会見にも同席し、山内おさむさんらと夕食をとって、19時過ぎのJR伯備線で帰岡。22時前に、高校同期で先月末に亡くなった石井英敏君を弔問。奥さんと2人のお嬢さんが、それぞれのご主人と子どもたちと待っていてくれ、ご仏前で思い出話をしました。



3月4日(日) 連合岡山決起集会、石田みえ企画会議

今日は、夜来の雨こそ上がったものの、冬に戻ったような寒さ。10時から連合岡山の「春季生活闘争岡山県中央総決起集会」に参加し、民主党を代表して5分間挨拶しました。

「春まだ浅く、風はいささか寒いですが、確実にフォローの春風に変わりました。寒くても、しっかりとこれを帆に受ければ、これから必ず暖かくなります。」

続けて、先週水曜日の村上喚問、木曜日の逮捕、金曜日の株価1万2261円、失業率4.9%、物価下落1.1%の不況3点セットを上げ、集会の総意で、明日提出予定の森内閣不信任案を、国民参加の政治変革アクションにしようと訴えました。

与党幹部は、「否決はするが、内閣信任ではない」と、訳の分からないことを言っています。経済や国民生活がどうなろうと、国が崩壊しようと、知ったことか。自分たちが政権にしがみつくことが、何より大切というのです。この醜い権力亡者から、政権を国民の手に奪い返す第一歩が、夏の参院選です。石田みえさんも、時ならぬサンタクロース風の赤い服装で、元気に挨拶。石田さんと集会参加者の合作で、政権交代を次世代へのプレゼントにしましょう。

集会後はデモ行進。寒さで震え上がりました。

その後、事務所でデスクワーク。菅幹事長は、テレビで快調のようです。昼から知人の病気見舞いと火事見舞い。15時から18時前まで、石田みえ後援会事務所で選対企画会議の準備会。立ち上がりが遅れており、いささか焦っていますが、やっと事が決まり始めました。

妻と夕食。最終新幹線で上京。



3月5日(月) 不信任案否決、支離滅裂、上島君、中国青年幹部

今日は朝、野党4党で森内閣不信任案を提出。週末を跨いだにもかかわらず、与党からの同調者はいないようです。日曜日のテレビが、政局問題には出来るだけ触れないようにしたのも、多少の影響はあったでしょうか。

13時から、衆議院本会議を傍聴。鳩山代表の趣旨説明は、世論調査や株価を引きながら、「国民も市場も、森内閣不信任です。」と論旨明快。声も張りがあり、よかったと思います。結果は274票対192票。加藤紘一さんら7名が、確信犯の欠席。橋本派2人の欠席は何でしょう。賛成は昨秋から2票増えています。否決によって、森首相の体制が立ち直るとは到底思えません。現に株価は、さらに下落。最後にやっと持ち直しはしましたが。

与党は、今日信任した森首相を、明日にも辞めさせると言うのですね。支離滅裂です。方向感覚を失ってしまった与党に、この国の舵取りを任せられるはずはありません。この与党に支えられた政権である限り、誰が首相になっても同じことです。倒さなければなりません。

14時から、「日本鳥類保護連盟」の理事会。朱鷺の保護などで知られる団体で、私は理事なのです。しかし、活動も財政基盤も、このままではじり貧。専門委員会をつくって、建て直し策を練ることになりました。

15時半、北京に留学中で、このHPの掲示板でもおなじみの上島君が、訪ねてきました。北京からの書き込みは、インターネットカフェでしているそうです。

18時から「鳩山会館」で、民主党が招待した中国共産党青年幹部訪日団16名を囲んだ夕食会。民主党側も鳩山代表をはじめ幹部勢揃いで、賑やかでした。私の隣の王一迪さんは、25歳の吉林大学日本語学部卒の女性で、日本語ぺらぺら。これからまだ日本に留学するそうです。団員の平均年齢は39歳。若い日中の架け橋を、大切に育てたいものです。



3月6日(火) 予算委(基本的質疑、北澤、高嶋)、常幹、役員会

今日は、8時半から予算委員打ち合わせ。9時から予算委員会。今日と明日は、首相以下閣僚全員出席で、NHK・TVの実況中継もある、最も注目される質疑で、基本的質疑と呼ばれます。以前は総括質疑と呼んでいました。

最初は民主党で、北澤幹事長と高嶋理事が、合計81分質疑。「片道」と言って、質問時間だけがカウントされます。従って、質問は端的に、要点だけを聞きます。答弁が長くなっても、質問時間に影響はありませんが、TV付きですから、聞き流しておくわけにも行きません。

昼の休憩を挟んで、2時までかかりましたから、ちょうど質問時間の2倍、答弁に時間が掛かっています。そんな計算で、日程の見当を付けます。その後自民党が71分質問し、5時前に終わりました。この場合は、1.5倍です。つまり質問者の演説が長いわけです。

どうも様子が変です。森首相は、不信任案否決で意気揚々です。扇大臣も、いつの間にか森続投支持になったようです。気が付くと野党も、何だか森続投を容認する雰囲気です。国民と市場の不信任はどこへ行ったのでしょう。打たれ強い森首相の毒気に、当てられたのでしょうか。森退陣を当然の前提とし、辞意表明の時期だけを窺っていては、反転攻勢にやられます。相手は体制立て直しに躍起です。政治の風向きなんて、あっという間に変わります。こちらの引き締めが必要です。

答弁で気になったこと。森首相は、他人の金で自分のゴルフ場のように使わせて貰っていても、何の後ろめたさも気恥ずかしさも感じない人。まして「もみがら党員」問題など、どこ吹く風。官房長官も外相も、機密費のからくりがあれだけ報道されても、全く臆することなく全否定し続けます。株安、物価下落、失業率最悪など、意にも介さない風情です。

10時から常任幹事会。参院選の候補が4人追加され、選挙区35名(内推薦6名)、比例区17名となりました。12時から常任役員会。予算委員会の今後の日程が決まらず、私もなかなか質問準備のモードになりません。

18時、外務省南東アジア2課の職員が交代の挨拶。東ティモール問題でお世話になります。



3月7日(水) 予算委、コープ、本会議、憲法(小林、飯尾教授)、質問準備

今日は、9時から17時まで予算委員会。昨日に続きTV付き基本的質疑。民主党はありません。「首相辞任の決意」関係の質問には、予算審議に全力とか言うばかり。裏で動いているのでしょう。

昼前、藁科滿治さん。次いで、おかやまコープの皆さんが、10万人以上の署名を添えて、食品衛生法抜本改正の請願をお持ちになりました。署名者数は、全国で1300万人、岡山県で57万人です。

12時から議員総会。民主党では、国会同意人事につき、国家行政組織法3条の委員会は、国会に来て貰って質疑をすることを原則としました。実現したいものです。12時半から本会議。繰り上げ当選した宮崎氏の紹介と岩瀬氏の辞職許可だけで、5分で終了。

12時40分、国対・理事合同会議。12時50分、参議院憲法調査会幹事会。13時から2時間、参考人として小林節、飯尾潤両教授に来ていただき、「国民主権と国の機構」をテーマに質疑を行いました。「議院内閣制」「二院制」「首相公選制」「天皇制」「憲法裁判所」などで、興味深いお話が聞けました。

小林教授:「国の戦争責任を認識することは重要。天皇にも戦争責任はあると思います。これらを踏まえて、9条については、(1)侵略戦争の明確な否定、(2)自衛のための軍事力の肯定、(3)国際安全保障への参加、(4)シビリアンコントロール、(5)良心的兵役忌避を規定すべきだと思います。」

飯尾教授:「首相公選制の主張は、国会が、その責任である行政権の樹立を、自ら放棄するようなもので、残念です。政党が機能しない首相公選制は、地方政治のオール与党化のように、失敗します。政党政治がうまく動けば、議院内閣制で大丈夫です。」「首相交代が起きれば、解散総選挙を行うのが筋。それが嫌で、不信任案を否決したのなら、現首相を支えるのが筋です。」

予算委終了後、明日私が質問することが決まり、大慌てで質問準備。(1)KSD、(2)機密費、(3)福岡事件、(4)NPO税制を聞きます。ただし時間が片道23分ほどなので、的を絞って、提案型にしたいと思っています。議員会館を出たのは21時近くでした。



3月8日(木) 法務部会、予算委、国のかたち、質問、理事懇、司法書士

今日は、7時半から湯川政策秘書と質問打ち合わせ。8時から、法務部門会議で、弁護士法人、カード犯罪などの法案審査。「悪質自動車事故処罰法案」をパブリックコメントに付します。9時から、司法改革フォーラムの皆さんから法科大学院につき意見聴取。中座。

9時40分から、予算委員打ち合わせ。10時から、予算委員会。結局午前中の質問は、自民党だけとなりました。12時から、「国のかたち研究所」で弁当を食べながら、森おろしとその後について意見交換。与党に適任者がいないのなら、政権を野党に渡し、自民党は本気で解党的直しに取り組むべきです。野党は、少数政権ですから、必要な法案の処理だけ済ませ、解散総選挙でダブル選挙を行い、衆参両院とも国民参加で作り替えます。
質問する江田五月
14時から、予算委員会再開。まず私が片道22分間、NPO税制、KSD、機密費につき質問。福岡事件は時間切れでした。関連質疑で内藤正光さんが、金融や経済で22分間。最後に1分間、私が締めくくりました。(会議録

NPO税制については、認定される法人数はやってみなければ分からないという無責任。そのくせ細目は全て政省令ですから、NPO側でも認定の判断は困難です。「NPO側は認定は1%くらいと見ている」と言うと、麻生経済財政担当相は目を丸くしていました。宮沢財務相が、見直しの可能性を明確に肯定されました。

KSD関係では、官の不正選挙である公務員の地位利用につき、関係大臣から、改めて文書で禁止を徹底するとの言質を得ました。

機密費は、官房長官も外相も、上納システムは全否定。最後に私が、「今の与党政権が続く限り、機密費は闇の中で、国民が納得できるはずはありません。政権交代が不可欠。私たちなら、KSDは解散、上納システムも福岡事件も徹底解明。NPOは精一杯支援します。」と、言い切りました。

16時20分から、法務理事懇談会。来週に持ち越し。18時から、司法書士会館で役員の皆さんと意見交換。予算委員会に戻り、終わったのは19時半前でした。



3月9日(金) 予算委(櫻井、木俣)、本会議(税制)、菅・横路

今日は、10時から予算委員会。民主党は櫻井充さんと木俣佳丈さんが、鋭い突っ込みの素晴らしい質問をしました。

櫻井さんは、機密費問題、財投債、住宅金融、電波利用料、北陵クリニックや歯科医師などの医療現場の問題。木俣さんは、KSDや経済計画の問題。宮沢財務相と麻生経済財政相の答弁は、責任感のかけらもない酷いものでした。

名目成長率よりも実質成長率の方が高いという全く新しい時代だから、来年度予算の基礎になった経済計画は、目標ではなく単なる参考値で、「まあそんなもんだと言った程度のもの」(宮沢)で、「2年連続物価下落は、デフレと呼ぶべき状況」(麻生)だから、どうしたらいいか分からないといった様子。「じゃあ予算なんか止めてしまえ」と私が叫ぶと、「それもひとつの見識です」(麻生)と答える始末。腹立たしさを通り越し、あきれて笑ってしまいました。

怒って、予算撤回を迫るべきだったのかも知れません。あまりのばかばかしさに、知恵が回りませんでした。自民党には、責任持って政権を運営していく能力も気構えもありません。一日も早く政権交代をしなければ、日本沈没です。

予算委員会を中断して、12時から、本会議。税制3法案の趣旨説明と質疑です。櫻井さんが質問し、再質問までしました。「確かに、借金を返すのは我々の世代であり、宮沢財務大臣には関係のないことでしょう。これだけ多額の借金を作ったご本人は、我々世代はどうすればこの借金を返していけるとお考えでしょうか。」というのは、悲痛な叫びだと思います。

予算委員会は18時過ぎまで続き、10時半からの議員総会は欠席でした。

19時から3時間ほど、菅幹事長、横路副代表、鉢呂、生方、土肥代議士と私とで、夕食を取りながら、政治状況と民主党の責任につき意見交換をし、鳩山体制をしっかり支えていくことを誓い合いました。



3月10日(土) 県連常幹、鳥取、しんきろう、福岡事件

今日は、10時前の新幹線で帰岡。14時から17時まで、民主党岡山県連の常任幹事会。この1か月間の活動報告としては、連合岡山との定期協議(2月18日)、NCの企画(26日)、石田みえ選対企画会議準備会(3月4日)など、多彩でした。今後の方針として、石田選挙の取り組み、各総支部の組織状況など、多忙です。4月は、中小企業セミナーや中山間地フォーラムも開きます。連合岡山との関係調整が課題です。

小、中学同期生中心の後援会の約20名が、朝から鳥取県関金温泉に出掛けており、懇親会に合流のため、17時過ぎに車で出発。鳥取は雪で一面銀世界。今夜はかなり飲みそうです。

森首相の動向が定まりません。正に「しんきろう」です。今夜、自民党5役を呼んで表明するとか。いや、13日の党大会の挨拶でだとか。実際の総辞職は、4月中旬とか。この間の1か月は、機長が脳死状態で飛び続ける飛行機みたいなものです。

究極の政治空白を認めることは出来ません。しかし、怒ってふて寝をしても、予算は自然成立、法案は与党だけで処理。ここは、責任野党として踏ん張り、異常極まる無責任与党に、政権移譲を迫らなければなりません。

昨日、福岡事件の処分が発表されました。山下検事は不起訴、停職6か月。依願退職。不起訴理由は、「嫌疑なし」のようです。山下検事の秘密漏洩は、職務上の正当行為だという判断のようですが、彼に事件処理の権限があったのか、判事の身内のことだという理由で判断が歪められたところはないか。身内に甘い処分との批判を受けるのではないでしょうか。機密費では、松尾元室長が逮捕されました。


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