江田五月 活動日誌 2000年3月(16〜21) >>日程表

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3月16日(木) 山口敏夫被告に対する判決について

今朝、山口被告に対し、厳しい判決が言い渡されました。私の予想どおりでした。そこで早速、判決のことですから、私が司法ネクスト大臣として、次のとおり談話を出しました。

2000年3月16日

山口敏夫被告の有罪判決について(談話)

民主党ネクストキャビネット
司法担当大臣 江田 五月

 山口敏夫被告に懲役4年の実刑判決が下された。政治家の錬金術がまた一つ、司法の場で断罪された。

 被告の政治家としての経歴は、「政界の牛若丸」とのニックネームが示すとおり、波乱に富んだ。持ち前の強引さと軽やかなフットワークで政界再編時代に活動した。しかしその陰で常に、黒い霧の噂が絶えなかったのも事実である。

 過去の経歴をひけらかして、検察と司法に逆らったが、それは「正義のたたかい」ではなく、見せかけだけの「政治力」で何でもできると虚勢を張ったにすぎなかった。

 「改革派」の一角を占めていただけに、より一層政治不信を深めた。その責任は重い。

 政治を利用して錬金術をたくらむ政治家は、今も後を絶たない。利権政治や政治の私物化は、特に自民党に顕著である。現在のドコモ株疑惑もその典型である。

 私たち民主党は、裁判所の判断を厳しく受け止める。そしてこの事件を契機として、さらに一層、利権の政治に終止符をうち、政権交代を実現して本物の政治改革に邁進することを誓う。

 



3月17日(金) 予算委員会質問など

今日は、朝9時から終日予算委員会と、夜は本会議。

8時に議員会館に出て、湯川政策秘書と質問の打ち合わせ。

予算委員会は、来年度予算の締めくくり総括質疑で、午後1時からほぼ1時間、小渕首相と保利国家公安委員長に質問。緊張しました。テーマは主として、ドコモ株と警察問題。

しかし、冒頭に故草地賢一君のことに触れ、彼の国内外でのボランティア活動と突然の死を紹介し、彼から託されたイリアンジャヤ独立派からの小渕首相宛の書簡を手渡しました。遺言を執行できた気持ちです。

次に、中坊公平さんのことに触れ、法曹一元について、よく意見に耳を傾けるようお願い。

いずれ質問は会議録としてHPに登載されます。

警察は、新潟県警問題を扱った2月25日の持ち回り裁決に集中。政府は裁決書の提出を拒否。やはり小渕内閣は情報秘匿主義です。

ドコモ株は、平成2年の電通審答申と3年の基本的枠組み決定(郵政省とNTTの合意)が一番怪しい。この間の事情を一番よく知っているのは、郵政省ではなくて、小渕首相なのですから、やはり首相に事情を説明する責任があります。

小渕首相は、古川秘書官には株譲渡承認申請書を提出するよう伝えると言いながら、自民党理事に指示するよう要請してもこれは拒否。やはり情報秘匿主義です。

夜の本会議で、予算成立。異常に早いですね。このペースだと、やはりどこかで解散になるような気がします。9時になってやっと夕食。竹村泰子さんたちと随園で。



3月19日(日) 連休は?

今年の風邪はひどいのか、私の場合もかれこれ1ヶ月続いています。連休中に直さなきゃ。

きのう(3月18日)は、京都と奈良。夜中に岡山に帰宅。

今日(19日)は、午前9時から江田五月会の選対会議。岡山県は、民主党は1区から5区まで衆議院予定候補が揃いました。五月会としても、全区で全力投球。大変です。

10時から、後楽園の鶴鳴館で、「池坊廻生並礼式生」と「裏千家花寄之式」。要するに、お茶とお華の会。最初のお茶事は、不調法なのに正客にされ、困りました。お華は、池坊の廻り生け。社中展もあり、優雅でした。茶湯音頭という、琴に合わせたお茶事も。

帰宅後、パソコンで「憲法調査会」についての原稿書き。来客。

夜、邑久町の町長選挙の結果待ち。


勝った!勝った!

邑久町長選挙、勝ちました!!
立岡脩二候補、5867票。武久あきなり候補、5588票。

選挙事務所は、興奮のルツボと化していました。
邑久郡は3町とも、町長職では自民党のボス支配が一掃されました。

この意義は、計り知れないほど大きいです。
なにより酒がうまいのが嬉しいです。

参考:邑久町長選挙について(湯川憲比古)



3月20日(月) 春分の日

春分の日。
お墓参りは、先日妻が済ませておいてくれ、私は、久しぶりにゆっくり朝寝。

昼から、お見舞い2件。

2時から、岡山3区の樽井よしかず予定候補のパーティー。私は、後援会長です。参加者約200人。

3区は広い。津山市、備前市。和気(わけ)郡、赤磐(あかいわ)郡、英田(あいだ)郡、勝田郡、苫田(とまた)郡、真庭(まにわ)郡、久米郡。

若さ溢れる、ちょっと私などとは違うパーティーで、面白かったです。良い結果になるよう、頑張ります。



3月21日(火) 盗聴法廃止法を参議院に提出

昨年の通常国会で厳しい攻防の末成立した盗聴法は、今年8月にも施行されようとしています。しかしその後、警察不祥事が続々と明らかになり、「こんな警察に盗聴法を与えるのは『テロリストにミサイルを与える』ようなもの」と言う声が上がっています。

そこで、本日14:40、民主党(発議者は江田五月、竹村泰子、円より子、小川敏夫)・共産党・社民党の発議で、賛成者には二院クラブ・無所属の議員も加わって、野党超党派で、「刑事訴訟法の一部を改正する等の法律案」(いわゆる盗聴法廃止法案)を参議院に提出しました。



3月21日(火) 岡山から国会へ

今日は7時30分から1時間、岡山駅前で民主党県連の街頭演説。毎週月曜日にやっています。今日は、河田英正1区予定候補、草苅隆幸県議出席。

喫茶店のモーニングで朝食。9時15分から、5区の加藤勝信予定候補とともに、推薦依頼に連合岡山へ

11時10分の「のぞみ」で上京。東京に着くやいなや、参議院事務総長室に直行。「盗聴法廃止法案」を超党派で提出。3時から記者会見。

4時から、民主党NC会議。4時45分から、参議院民主党の議員総会。年金法案採決で緊張。国民福祉委員会の応援。

夜は、国対と法務の関係者で、夕食をしながら打ち合わせ。中華料理につき、誤解無用。間を縫って、アンケートの回答や手紙の返事。今日も一日、忙しかったでーす。


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