2005年8月 五月会だより No.109 ホーム主張目次たより目次前へ次へ

郵政特別委員会にて鋭い質問を投げる
衆議院予定候補者 政権交代を誓う

突然の解散・総選挙

江田五月

政治が、一気に大激動となりました。8月8日突然、衆議院が解散され、30日公示、9月11日投票で総選挙が行われます。

第162国会は、参議院では私の代表質問で始まり、連休前になって、小泉内閣が郵政関連6法案を出してきました。最重要法案だという触れ込みで、会期を55日間延長したのですが、疑問だらけで、衆議院は自民党で51人もが造反しました。

参議院の郵政特別委員会は7月15日、私が野党のトップを切って小泉首相に質問。テレビでも中継されました。(会議録

小泉流「民営化」の間違い

もっと大事なことがある

郵政事業は、すでに国の「親方日の丸」的な直営から「郵政公社」に変わっています。民間出身の生田総裁のもとで、税金は一円も投入せず、競争も導入されてサービスも様変わりしました。今、2年経ったところで、もっと良くしていこうという最中です。

小泉法案では、郵貯や簡保は郵便局の仕事ではなくなり、郵便局自体がなくなる心配があります。政府の説明は信用できません。 

郵政事業には、340兆円もの国民のお金があります。確かに今、これが特殊法人などに流れてムダ使いされています。政府はこれを民間に回して、国民の役に立つ使い方にするといいます。しかし、財政投融資制度はすでに改革されており、政府にやる気さえあれば、金の流れを変えることができます。

民主党は、特殊法人や国債増発に思い切ったメスを入れます。さらに、郵貯と簡保の規模縮小を提案します。名寄せを厳重にし、郵貯の預け入れ限度額を現在の1000万円から700万円とし、将来は500万円まで引き下げます。これにより適正規模を実現し、政府案のような巨大国有金融会社が民業圧迫する事態を防ぎます。 

小泉流「民営化」では、金の流れは変わらず、規模縮小も出来ません。武部幹事長のように、「民営化」で年金もニートもすべて解決などというのは、大でたらめです。国民のお金が米国に流れてしまう心配もあります。ピント外れのうえ、大変な危険が潜んでいるのです。

恐怖政治から政権交代へ

参議院では、自民党から30人が造反。賛成108票対反対125票で否決されました。民主党・新緑風会は当然全員がまとまり、一人の造反もありませんでした。参議院が良識の府として、チェックの役割を果たしたのです。

ところが小泉首相は、これを待っていたかのように、衆議院を解散し、何かに取り憑かれたような、妖気さえ漂わせる表情で、造反派つぶしに躍起になっています。恐怖政治は社会の信頼をなくし、人々の拠りどころを掘り崩します。しかも、「もっと大事なことがある」のに、多くの法案が廃案となりました。民主党マニフェスト

総選挙は政権を選ぶ選挙です。小泉政権は、過去4年3ヶ月、結局何も出来ませんでした。改革がまやかしなのは、年金改革や道路公団改革を見ればすぐ分かります。ムダ使いにもメスを入れていません。政治とカネの問題もほったらかし。近隣諸国との関係は最悪。国連安全保障理事国入りも暗礁に乗り上げました。

小泉マジックにごまかされず、「日本を、あきらめない。」と、新たな覚悟で頑張る民主党に、政権を託して下さい。良識ある皆さんのご期待に必ず応えます。 


衆議院予定候補者  政権交代を誓う

1区 菅源太郎

参議院本会議で郵政民営化関連法案が自民党内の造反によって否決され、小泉首相は衆議院を解散しました。

道路公団副総裁が逮捕された官製談合事件に象徴される税金のムダ遣いをつづけ、1千兆円にものぼる借金をつくった、談合体質・増税路線の小泉自民党政権か、税金のムダ遣いを一掃する民主党政権か、皆さんに選択していただく千載一遇のチャンスです。

惜敗をした2003年11月9日から約1年10ヶ月、菅源太郎は父祖の地、岡山に暮らし、活動を続けてきました。この政権交代を懸けた選挙、背水の陣で挑みます。どうか江田五月を支えたあのお力をお貸しください。菅源太郎が、日本を変えます!


2区 津村啓介

今の日本の政治は何かおかしい、このままではいけないという思いは、今まで自民党を支持してきた保守層の方々も含めて、国民全体が共有している気持ちだと思います。新しい世代の政治家の一人として、「若い力」に寄せられる幅広い期待や支持を受け止めていきたいと思っています。

今回の解散は長く政権を担ってきた自民党がみずから内部分裂を起こした結果。歴史に残る、解散総選挙だと思います。これからの日本の政治を誰が、どのようなビジョンを持って担っていくのかが問われることになります。

民主党の政権構想を丁寧に実直に訴えていきます。まっすぐに、ひたむきに、皆さんのお支えをいただいて、必ず勝ちます。


3区 中村徹夫

いよいよ決戦の時がまいりました。政権交代を実現し、この腐敗した体制を立て直さなければならない。日に日にその思いは強くなってきます。

そのためには、互いが意思疎通をはかり信頼感を深めた上で、方向性を持った組織を作る必要があります。

現在の自民党は、トップダウン方式、権力集中型社会主義的で、閉鎖社会のため、初期的な段階では成果を見せますが、行き詰まると求心力が低下し分裂してしまいます。今がまさにその時なのです。

国民との約束を守る国会内閣主導を実現させ、活力ある地域主導を手に入れるためには、国力が残されている今こそ、新しい国づくりを始めなければなりません。

全力投球でがんばります! 最後まで変わらぬご支援をお願いします。


4区 柚木道義

五月会の皆様、いつも大変お世話になっております。

暑い日が続きますが、私にとってもこの夏は「人生で最も暑い夏(=解散・総選挙)」となりました。

天下り、談合など税金の無駄遣いに手を付けることなく放置したままにもかかわらず、サラリーマン大増税でさらに痛みを押しつけられたのでは、国民はたまったものではありません。

このまま黙って見過ごすことなど絶対に出来ません。

今回はまさに、「政権選択選挙」です。何としてでも岡山4区から政権交代を実現し、国民不在の政治を打破しなければなりません。限られた期間を全力を尽くして戦い抜きます。ぜひ皆様のお力をお貸し下さい!


5区 花咲宏基

この解散に憤慨しています。この総選挙に掛かる費用は、1000億円以上。国民の関心が低く、望むものではない郵政事業民営化の是非で、小泉首相のメンツやこだわりだけで、国民の多大なる税金を使ってよいのでしょうか。

額に汗して働きこつこつと税金を納めたことがない世襲議員である小泉首相には、税金の大切さを理解することはできない。この異常な首相に、日本の舵取りを任せることはできない。

だからこそ、この総選挙で、民主党は政権交代を実現し、正常な状態に戻さなければなりません。

「岡山が変われば、日本が変わる!」 五月会の皆様と共に、民主党政権樹立を実現し、日本を変えます。どうかよろしくお願いいたします。


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