江田五月活動日誌 2007年5月 >>日程表 ホーム総目次5月目次前へ次へ

5月31日(木) 法務委、国の…、年金記録、衆院傍聴、法律扶助

今日は私の月の最終日です。10時から1時間の昼休みを挟んで15時頃まで、法務委員会に出席し、更生保護法案の質疑をしました。犯罪者予防更生法と執行猶予者保護観察法を一本化し、必要な改正をするもので、犯罪者の社会内処遇の基本的枠組みを整える法律です。民主党は、松岡徹さんが1時間30分、質問しました。11時半から1時間、国のかたち研究会。

質疑が終了する頃、院内テレビで、衆議院本会議の開会の様子が写りました。河野衆議院議長の指示で、衆議院厚生労働委員会が昨日の「採決」の確認採決をするはずでしたが、野党の協力がないので、採決の確認のないまま流会としたとのこと。野党が何を言おうが耳を貸さず、与党が予定したとおりに日程を進めるというわけで、与党の強硬姿勢は顕著です。

5000万件もの年金記録が宙に浮いた責任は、基礎年金導入を決めた当時の菅直人厚生大臣にあると、与党が主張しているようです。とんでもない言いがかりです。基礎年金の導入とそのための過去の年金記録の一元化を決定したのは、1996年ですから、菅厚相の時ですが、これは誰も異論のないことです。しかし、その導入自体は1997年1月ですから、後任の小泉厚相の時です。導入時のシステム設計の不備を菅さんの責任にするというのは、難癖というほかありません。

もともと一元化の難しい過去の年金記録なので、手間が掛かるのは仕方のないことです。しかし、そのために宙に浮いたり消えたりした記録の整理をいい加減にして、その不都合を全て年金受給者に押し付け、時効を援用するというのは、手前勝手過ぎて許されることではありません。この点から国民の目を逸らすために、菅厚相の責任を言い募って場外乱闘に持ち込もうというのは、邪道も度が過ぎます。

18時前、衆議院本会議の櫻田義孝厚労委員長解任決議の審議を傍聴。柚木道義さんらの明快な賛成討論にもかかわらず、否決。記名採決には、小沢代表の姿も見えました。18時過ぎから、法律扶助協会解散パーティーに出席し、関係者のご苦労に謝意を表しました。19時前、参議院の民主党控室に戻り、衆議院の動きを見守りながら関係議員と打合せをしました。


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