江田五月活動日誌 2006年5月 >>日程表 ホーム総目次5月目次前へ次へ

5月21日(日) 結婚式、十三陵、長城、カササギ、北京ダック

今日は終日、観光でした。

中国の旧暦では4月24日に当たり、おめでたい日だそうで、至るところで結婚式です。釣魚台では、集団結婚式。大勢のカップルがバスで乗りつけ、盛大な爆竹の歓迎。エッと驚きますが、いろいろな公司などのグループがまず、この日の結婚式企画を立ち上げ、希望するカップルがこの企画に応募して、集団で挙式します。華やかな企画が、安価で済むというので、各地で広がっているそうです。

北京の花嫁達 集団結婚式の賑わい
明の十三陵
オリンピックの標語

9時前にバスで出発し、10時半過ぎ、明の十三陵に到着。北京観光の定番のひとつで、私もかつて来たことがありますが、以前よりずっと観光地的になっていました。陽界と陰界を分ける門があり、これを陽から陰にくぐってはいけないそうで、外を回って陵の区域に入り、出るときに門をくぐって一斉に「回来了」と叫びます。無事に俗世界に戻ったという意味です。12時まで楽しんで、12時半から昼食。

13時半過ぎに、もうひとつの定番、万里の長城のある八達嶺に到着。ここも何度目かですが、これほど観光客で溢れているのは初めてです。ニレ(楡樹)が満開で、アカシア(槐樹)はこれから。はるかにオリンピックの標語、「同一个世界、同一个夢想(One World, One Dream)」が掲示されていました。

道中、カササギを見ました。日本ではあまり見られないが、いる筈だと言って、「カササギの渡せる橋におく霜の、白きを見れば夜ぞ更けにける」という百人一首の一句を紹介したら、曹君が教えてくれました。「それは中国の話が元になっていそうです。牽牛と織女が、なかなか会えないのを哀れんで、カササギが何羽も繋がって川の橋になり、二人を会わせたのです。」日中の文化的関連は、やはり強いですね。

17時半から、全聚徳で北京ダックの夕食。アヒルの水かきも内臓も、すべて食べます。ついでにサソリまで出てきました。19時半から、京劇。「孫悟空」で、玄奨三蔵の弟子になる前の暴れん坊時代の物語です。堪能しました。

北京は、天安門事件当時と比べると、すっかり変わりました。高速道路網が張り巡らされ、自転車はすっかり少数派。車社会です。建物もアメリカ式が主流。オリンピックを目指してか、街路樹もバラなどの植え込みも多く見られます。昔が懐かしい気もしますが、こちらが頭を切り替えなければならないのでしょう。


長城は楡が満開 アカシアはこれから
八達嶺の長城
無茶苦茶険しい男坂 最高地点でもこんな落書きが
北京ダック サソリは初めて
京劇のメーク 京劇は孫悟空

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