活動日誌 2005年5月 >>日程表 ホーム総目次5月目次前へ次へ

5月10日(火) 役員会、常幹、法務委、シーファー大使、参院役員会、質問、政権戦略、郵政法案

今日は8時前に、法務・財政金融・経済産業部門合同会議へ。8時開会で会社法案の協議をするのですが、開会前に立寄って、資料だけいただき、8時5分から1時間半、役員会。岡田代表が、外遊報告と中盤国会に取り組む決意を述べられ、イラク邦人拘束事件対策本部の設置を決定。今野東さんの議員辞職の件とJR事故関係での梶原康弘議員への措置の件が報告され、次いで国会対策と政策課題の協議をしました。

10時からは、参議院法務委員会と常任幹事会が重なり、まず常任幹事会に出席。岡田代表の挨拶に続き、統一補選の平田正源候補と門間由記子候補が、お礼の挨拶。さらに、国会対策などの報告があり、東京都議選の50人目の公認候補を承認。終盤国会に臨む態度につき意見交換しました。11時過ぎから、法務委員会に出席。刑事施設受刑者処遇法案につき、参考人からの意見聴取で、千葉景子さんが質問。中座。

11時半から1時間弱、民主党本部にシーファー(J. Thomas Schieffer)米国大使が来られ、岡田代表、藤井代表代行、川端幹事長らと共にお会いしました。日米関係一般、BSE問題、沖縄基地問題、北朝鮮核武装問題、イラクでの邦人拘束問題などにつき意見交換し、大使からは岡田代表の中東等歴訪の感想を聞かれました。

山本譲司参考人

12時からの常任役員会に遅れて出席し、私の挨拶の後、終盤国会の対応につき意見交換。13時からさらに2時間強、法務委員会が再開され、参考人質疑を続けました。参考人は、龍谷大教授の浜井浩一さん、弁護士の西嶋勝彦さん、障害者福祉支援スタッフの山本譲司さんで、民主党は私が20分、質問しました。刑務所が過剰収容になっている原因として、浜井教授が、社会のセーフティーネットの弱体化により、本来なら社会内で救済される人が、最後の受け皿である刑務所まで来てしまうと指摘されたのが印象的でした。刑務所でのターミナルケアの重要性が、増して来ているそうです。山本さんの話も、深刻で考えさせる内容でした。(会議録

15時45分から1時間半強、政権戦略委員会。1時間ほど、首都大学東京准教授の宮台真司さんの「過剰流動性社会に抗う政策パッケージへ」という話を聞き、質疑応答。「若い世代の解離化と鬱化」とか「生活世界の空洞化と第四空間化」といった状況に対し、処方箋として「補完性」、「多様性」、「匂いのある街」といったキーワードを提示するのが内容ですが、極めて明快で示唆に富む話でした。

18時から30分ほど、郵政民営化準備室の担当者から、郵政民営化法案の説明聴取。かなり複雑に入り組んだ制度設計で、無理に無理を重ねたつぎはぎ細工だというのが、私の第一印象です。


秋山長造先生の肖像画に見られながら

2005年5月10日(火) >>日程表 ホーム総目次5月目次前へ次へ