江田五月 活動日誌 2003年1月15日 >>日程表 ホーム総目次1月目次前へ次へ


1月15日(水) 新潟視察、入管・税関、万景峰号、刑務所、公認会計士
万景峰号

今日は、新潟市のホテルで起床。参議院法務委員会の視察2日目です。

9時15分、バスで新潟西港港湾合同庁舎へ。9時半から、入管と税関の実務につき、説明聴取と質疑。偶然ですが、今朝、北朝鮮の貨客船、万景峰(マンギョンボン)号が入港し、説明も質疑もこの扱いに集中しました。昨今の事情から緊張はしていますが、未承認国の船と人という点が通常の業務と違うだけなので、淡々と実務的に処理するだけだとのことです。私もそれしかないと思います。

その後、マスコミが殺到している新潟西港へ。入管などの現場を見た後、岸壁へ。厳寒の中、荷役作業が行われていました。私が昔に見た作業と異なり、トラックが船底まで入り込むので、能率は全然違います。なぜこの時期にと言うなら、同じ疑問をずっと強い調子で、小泉首相の靖国参拝に浴びせなければなりません。

次いで12時前、新潟刑務所へ。職員188名、収容定員877名の施設ですが、現在の収容人員は941名。既決の受刑者では、収容割合は120%を超えています。8名の部屋に11名を収容しており、いさかいが絶えないそうです。昼食に、受刑者の食事を試食。13時前から1時間ほど、施設内を見て回りました。作業所内は暖房してありますが、それ以外は小雪が舞い、震え上がりました。不況の影響で、受刑者の仕事を探してくるのも、職員の重要な任務になっています。保護房も革手錠も見ました。何と言っても過収容が最大の課題です。

15時過ぎの新幹線で帰京。18時から、日本公認会計士協会の新年賀詞交歓パーティー。今年は法改正が課題で、挨拶で昨年の商法改正にも触れました。18時半から、経営者有志の新年会へ。挨拶だけで、新幹線で帰岡。長旅でした。


革手錠 車窓の雪景色

江田五月 活動日誌 2003年1月15日 >>日程表 ホーム総目次1月目次前へ次へ