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3月1日(金) 緊急法制、豪大使、人権委、報道被害、NPO、同期

今日は、10時半から両院議員懇談会で、緊急事態法制について全議員の討議。鳩山代表が挨拶で、法整備の必要を強調され、合わせて小沢党首との会談の趣旨を説明されました。野党協力は、党として党首を中心に取り組むことになったこと、出来るところから始めること、新聞の対談企画の事前準備であったこと、党の主体性が重要であることなどです。国会情勢に鑑み、今日の議論は延期すべきとの意見が出、内閣の担当者と伊藤NC大臣からの報告だけで終了。

12時から、オーストラリア大使のご招待で、大使館でラドック移民大臣(The Hon. Philip Ruddock MP)を囲み、15人程度で昼食会。大臣は、10年ほど前、アムネスティ議員連盟の関係でお会いしており、びっくりしました。英語で、日本の外国人対策などを話しました。

日本の大使館は、私たちが行くと、日本人だけで集まり、その国の説明をしてくれます。東京の外国大使館は、その国の議員などが来ると、私などを呼んで、懇談の機会を作ります。違いは明らかですね。

13時からの野党4党の鈴木証人喚問実現集会に、急いだのですが、着いたら終わったところ。気合が入っていました。自由党の藤井幹事長と出会い、NPO税制のことをお願いしました。14時、同期の親友、大島崇志弁護士が来室。法科大学院につき、実状を教えてくれました。制度設計が壁に突き当たっているのかも知れません。

15時から、法務関係の法案につき、記者の取材。人権救済と精神障害が話の中心です。人権関係では、民主党の対案大綱が出来たので、NC決定の後に解禁として、お渡ししました。その間、フライデーの記事が出たので、コメントを各社に送ったり、「セクハラ訴訟」と誤って報じた東京スポーツ紙とそれをそのまま読んだテレビ朝日の番組担当者と、善後策を協議したり、大変でした。岡山事務所に、新聞社など2社が資料を求めてきたそうです。

報道機関の人権侵害について、政府案はこれを人権委員会の救済対象としていますが、民主党案は、自主規制に期待することにしています。私たちも、報道による人権侵害がないとは思っていません。報道機関に自主的判断の能力があると信頼しているのです。現実には、ちょっとした配慮不足の記事が、選挙の機会などに大量に増刷りされ、有権者に配られたりします。有権者のメディア・リテラシーの程度は、これを跳ね返すほど高くはありません。今回の私のことでも、東スポの記事が、そのままテレ朝で読まれ、「セクハラ議員に歳費を払うな」という電話がかかってきました。政府案のような公権力による規制が、やはり必要なのかなと、私までが思うことは、実に悲しいことです。それでもなお、報道機関の自主性に期待しますが、応えてくれるかどうか。

同時進行で、NPO税制法案を野党4党共同で提出することが内定したので、その準備。

19時、大学同期の政治コースの仲間の会、真珠会へ。18人も集まり盛会で、帰国中の阿南中国大使の話を肴に飲みました。但し私は、代表質問やフライデーのことを報告して、中座。最終新幹線で帰岡。



3月2日(土) 倫理委、広島、メディア講演会、羽場市議

今日は、10時から民主党岡山県連の倫理委員会の初会合。1月27日の常任幹事会で初めて、規約に従って委員を選出することを決め、4人を選んでいただき、今日の会議となりました。委員長を互選の上、私から、私たちに対する訴訟の件を報告し、離党届の出ている公認議員の件の処理をお願いしました。

民主党広島県連対話集会
立命館の鈴木みどり教授と

11時半過ぎ、新幹線で広島から呉へ。民主党広島県連の「対話集会」に、講師として呼ばれたのです。100人を超える参加者で、13時半から30分ほど民主党の雇用政策につき講演し、第5区で公認内定の佐々木修一さんのお話のあと、質疑応答。民主党の支持率をどうやって上げるか。若者の政治離れをどう食い止めるか。難問に、私が答弁しました。

岡山に戻り、17時から、「メディア報道とメディア・リテラシー」のパートUとして、立命館の鈴木みどり教授が2時間、「メディアの『受け手』から能動的な『読み手』へ」という題で、すばらしい講演をされました。http://www.mlpj.org/をご覧下さい。参加者100人を越え盛会でしたが、私は中座。

18時から、羽場頼三郎市議の後援会「はばたく会」の総会へ。挨拶の後、再びメディアの講演会に戻り、19時過ぎまで聞き、20時前から懇親会。鈴木さんらと22時まで、じっくり話し込みました。


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