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10月7日(月) 秦皇島説明、視察、へび料理、老龍頭、天下第一関

今日は、北戴河国際倶楽部で起床。ここは、秦皇島経済技術開発区の施設で、研修センターといったところでしょう。大きな部屋ですが、バスはなく、シャワーだけ。お湯はふんだんに出ます。テレビは中国全土の37チャンネルがすべて見られます。8時に朝食。

9時から2時間ほど、市の李秦生副市長と開発区の邵宏根副主任により、秦皇島市についてビデオも含めてのレクチャー。

市は渤海湾に面し、北戴河区、海港区、山海関区の3区と4つの県からなる風光明媚な観光地です。海岸は遠浅で、優れた海水浴場がいくつも並んでいます。老龍頭は、万里の長城の起点で、海に突き出た要衝で、ここから6000キロメートルの長城が始まり、最初の関所が天下第一関です。

一帯は平地で、農業が盛んです。とうもろこし、ぶどう、さつまいものほか、栗は天下一品です。しかし今は、1984年から始まった経済技術開発区が特徴です。企業展開にとって有利な5点を上げると、(1)河北と東北の連結部という地域、(2)陸、海、空の交通路の整備、(3)地盤が固く、制度も整備され、コスト安、(4)人材が豊富で安価、(5)病院をはじめバックアップ体制の整備です。

早速、11時過ぎから視察に出かけました。まず、北戴河は夏の保養地で、古くは毛沢東から党や政府、軍の幹部が夏を過ごし、ここで執務します。一回りした後、開港区のレストランで、李副市長、邵副主任といっしょに昼食。広東料理で、へびが出ました。肉のから揚げも皮の炒め物も、うまい。魚もうまい。ご機嫌で、李さんと杯を重ねました。彼女は、私より一回り下のへび年です。

昼からは、開発区の視察。とにかく土地が広大ですから、いくらでも工場群が広がりそうです。港は、ちょうどとうもろこしの出荷の最盛期で、トラックの長蛇の列。麻袋は穴があき、おまけに積み方が悪く、道路にとうもろこしが散乱。あまり気にしないようです。

さらに老龍頭へ。若者による太鼓のマスゲームを、特に披露してくれました。次いで天下第一関へ。長城には、北京近郊の八達嶺には何度か行ったのですが、ここは初めて。このくらいなら楽です。

18時から夕食。その後、ホテルを発って北京へ。到着は真夜中になりそうです。


招宴、北京

今日の夕食は、秦皇島市の劉景旺副市長の招宴でした。劉さんに続いて、私がお礼の乾杯。今朝から、坂井隆憲代議士も合流され、賑やかに2時間弱を過ごしました。20時にマイクロバス2台で出発し、高速道路を飛ばして、23時に北京飯店に到着。1978年の訪中のとき以来、何回目かの投宿ですが、すっかりリフォームされ、見違えました。


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