江田五月 活動日誌 2000年3月(22〜25) >>日程表

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3月22日(水) 年金改悪、国粋主義、歌姫競演の3部作

今日は、ちょっと変わったことがありました。

9時半から議員総会。10時から2時間10分、ロングランの本会議。
年金改悪法案可決。支給開始年齢の引き上げ、賃金スライド凍結、報酬比例部分の5%切り下げ。しかし年金の将来像は不透明のまま。なのに本会議の与党側の態度には、何ら痛みを感じる様子はなく、本気で腹が立ちました。

昼は国対、理事合同会議。1時からは憲法調査会。西尾幹二電通大教授と正村公宏専修大教授の話。正村教授は、いつもながら極めて示唆に富む話。西尾教授は、案の定、私からみればこの上なく偏狭な国粋主義。内容は省略。

3時からクエスチョンタイム傍聴。小渕首相は、相変わらず歯切れの悪い言い逃れだけ。

4時から司法制度改革PT。司法書士の北野会長さんたちから意見聴取。

今日のハイライトはここから。7時から妻と2人でサントリーホールへ。大友直人さん指揮する東京交響楽団のバックで、東洋の3歌姫の競演。佐藤しのぶ、スミ・ジョー、イン・ファン。ロッシーニ、プッチーニ、グノー、ヴェルディ、モーツァルトなど。三枝成彰さんの忠臣蔵も。素晴らしかったです。特に西尾教授の話を聞いた後だけに、日本、韓国、中国の歌姫が競演するクラシックの神髄(最後は、アンコールに応えて3人揃って「乾杯」)に触れて、やはりこちらの方が正しいと確信しました。佐藤さんの蝶々夫人は、つい先日亡くなった東敦子さんのことを思いだしてしまいました。



3月23日(木) 政治家被告の判決相次ぐ

今日は、政治家被告に対する判決が相次ぎました。

朝は、友部被告に対する第1審判決。懲役10年。求刑どおりというのは、やや異例の、裁判所の厳しい判断が示されたものです。裁判所が、「求刑が軽すぎるんじゃないの」と言ってるように聞こえます。

夜、さあ寝ようと思っていたら、テレビに聞いたような人の名前。
阿部文男元北海道開発庁長官に対する上告棄却の決定。懲役3年の実刑だったか?
こちらは涜職罪。業者を紹介するのは、国務大臣の職務行為に当たるというもの。

もう沢山です。うんざりです。
早く、こういう政治から脱却したいものです。



3月24日(金) 憲法調査会、小渕金脈、中西圭三

今日は、特徴的なことが3つ。

まず、4月5日の「学生と語る憲法調査会」につき、10時半から審査の予備協議。現在22人の応募があります。70歳の大学生や17歳の高校生の応募もあります。しかし、もう少し数が増えた方がいいと思います。27日が締め切り。ふるって応募下さい。

もう一つは、小渕総理の株疑惑につき、私のところにマスコミの取材が続いていますが、どうも皆さんの関心が沖縄の小渕金脈に向いてきている模様です。調べてみる価値がありそうです。ひょっとすると、沖縄サミットの狙いは複数あったりして。

最後に、中西圭三という人をご存じですか。夜、厚生年金会館でのコンサートに行きました。1500人ほどの聴衆のうち、ひょっとしたら私が最年長かも。

彼は、岡山県灘崎町の出身。「かまど」(香川のお菓子)のCMは、彼の作曲だそうで、知りませんでした。3時間ぶっ続け。すごいのどですね。本当に堪能しました。若い力は、すごいですね。これも立派な日本の若者文化で、西尾教授の憲法論がいかに時代錯誤かを再確認しました。



3月25日(土) 山口2区、平岡秀夫君のこと

今日は、岩国市に平岡秀夫君の応援に。

東大法学部から大蔵省。46歳。約束された椅子(私は、それはすでに過去のものになったと思いますが)を捨てて、民主党公認で、故郷である山口2区からから政治の場に挑戦。600人ほど集まってくれました。

老若男女、町内会の人たち、親族など、みな地域の一般の人たち。欲に駆られた人は一人もいません。みな、平岡君の政治を変えたいという情熱に、期待を掛けた人たちです。一番ありがたい人たちです。

民主党は、責任重大だと思います。


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