湯川憲比古 江田事務所から 戻るホーム湯川目次

2001/04/30

小泉新内閣誕生で民主党はピンチとなった。ダブル選挙の想定もしなければならない。民主党も飛躍的前進をしなければならない。

まず、小泉内閣に対して、160余りの特殊法人・認可法人の2年以内の全廃法案(2年後までに廃止・民営・NPO・独立行政法人のいずれかとする。その検討は主務官庁から切り離して、内閣府・行政改革担当大臣のもとに一元化する。)と天下り全面禁止法案(許認可・補助金の対象および特殊法人・認可法人・公益法人等への天下り禁止)を与野党共同で成立させる提案をすべきだ。

与野党を超えた改革断行勢力で、改革を実現するプロセスをつくるべきだ。


2001/04/26

小泉新内閣が誕生した。やはり目玉は田中真紀子外務大臣だ。

田中外相は、良くも悪くも小泉内閣の命運を握る存在になる。まず田中外相には、小泉氏にとりついた中曽根背後霊を排除してほしい。中曽根リモコン内閣になってしまったら、小泉内閣は単なる「新右翼」の内閣になってしまう。

この小泉・田中体制に対しては、民主党の鳩山・菅体制と野党連合の鳩山・小沢・土井体制を確立する必要がある。


2001/04/24

自民党総裁選は小泉氏圧勝。

問題先送りの「超A級戦犯」橋本龍太郎氏は自民党員・党友によって完全に否定された。亀井静香氏の不人気ぶりも目立つ。これは亀井氏のガラの悪さもあるが、際限なく国の借金を増やし無駄な公共事業を乱発して景気を回復するという路線の否定だ。これで構造改革と財政再建は国民のコンセンサスとなった。

これからは、具体的かつ詳細な改革政策(来年度予算案を含む)と、その政策実現能力ついて、自民党・小泉内閣と民主党の競争になる。


2001/04/20

自民党総裁選も後半になって、次元の低い展開になってきた。

田中真紀子VS野中・古賀も次元が低いが、各候補の遺族会の票ねらいの靖国神社公式参拝論議もレベルが低い。とくに、小泉氏の、誰が何と言おうと、自分は8月15日に公式参拝する、という発言はなさけない。高校生のツッパリ発言のレベルで、内閣総理大臣としての資質に欠ける発言と言わざるを得ない。(中曽根氏へのメッセージなら、おじさんのグロテスクな戦略ということになる)


2001/04/17

秋田県知事選挙はものすごい結果となった。自公保に対して非自民の現職知事がダブルスコアで圧勝した。

保守王国で橋本派の東北の拠点が崩落した。7月の参議院選挙への影響は極めて大きい。自民党総裁選にも影響が出る。とくに、「借金」「減反」「価格」のトリプルパンチを受けた農業者の自民党離れが目立つ。民主党の農業・農村政策を早急に確立する必要がある。


2001/04/13

自民党総裁選スタート。やはり小泉氏のたたかいがポイントだ。

小泉氏は財政再建と構造改革という経済政策のみならず、自公保にこだわらず民主党との連携もあるという政治路線の変更も打ち出した。闇将軍野中氏の影響下にある3候補とは対極にある政策と路線だ。

最後は、「加藤政局」では不発に終わった衆議院本会議場での決戦がなければ、現在の日本の政治・経済・社会の閉塞状況の打開はできない。


2001/04/10

今回の自民党総裁選はやはり注目だ。現在の自民党の「真の姿」があますところなく浮き彫りになる。仮りに橋本氏が勝利したとしても、「守旧派」「既得権益」「公明・学会ベッタリ」を自ら証明することになり、民意に真向から反する政権となる。

民主党も7月の参議院選挙で「真の姿」が浮き彫りになる。民主党も正念場だ。


2001/04/06

3月8日の参議院予算委員会の江田質問で、公職選挙法第136条の2(公務員等の地位利用による選挙運動の禁止)をとりあげた。

従来、総務省は選挙直前にこの規定にふれる行動をしないよう全省庁に事務次官通知を出していたが、この通知にはこの規定の最大の特徴である事前の後援会活動(上司が部下に、あるいは出入り業者に、地位を利用して後援会名簿を書かせたら犯罪になる)の禁止の部分が抜けている。国土交通大臣・農水大臣・厚生労働大臣も約束したので、総務省は今すぐ事務次官通知を出すべきだ。

四野党の政官業癒着監視活動でもこの問題をとりあげることになった。


2001/04/03

江田議員は、民主党の参議院比例選の問題(「労組が主役の民主党」になってしまう)について、菅直人幹事長、鳩山由紀夫代表と意見交換した。民主党の深刻な危機である、ということで認識は完全一致。

菅幹事長と鳩山代表は、ともに、ぜひNPO委員長として江田議員に非組織系比例代表候補を包括的に支援する体制を作ってほしいと要請したという。江田議員の出番かもしれない。


2001/03/30

民主党の参議院比例選の公認候補は現在18名(女性は5名)。労組系が9名、官僚系が1名(防衛庁)、非組織系が8名(女性4名)。

今のままでいくと、1位から9位まで労組系の候補が占め、その他の候補が3〜5名その下で当選することになる。そうなれば民主党は「労組が主役」で、国民政党とは言えなくなる。労組系500万票、非組織系500万票、政党名500万票くらいの結果を出さなければ民主党の未来はない。


2001/03/27

千葉県知事選挙で堂本さん当選、民主党若井候補は3位。

民主党にとって深刻な事態だ。市民政治の潮流と女性の政治参加の潮流が、21世紀の日本の政治の本流になることが証明されつつあることはすばらしいことだが、民主党がその流れから外れかけている。参議院比例選でも民主党はそのことを自ら証明しようとしている。何とかしなければならない。


2001/03/22

今日の参議院法務委員会での江田質問。福岡事件の調査報告書のHPでの公開を否定していた最高裁が、個人名を仮名にして最高裁のHPに掲載すると答弁。どうやら最高裁は調査報告書を国民に公表するつもりがなかったようだ。法務省よりはるかに時代遅れの最高裁の姿が明らかにになった。

なお江田HPでは専門家のアドバイスを得て、一工夫した上で掲載する予定。


2001/03/20

福岡事件の調査報告書について最高裁当局がとんでもないことを言っている。報道機関や国会議員などに配布した「公表」資料を江田議員がHPに全文掲載するといったらプライバシーの侵害になるから止めて欲しいと言う。

「公表」と「公開」は違うものと思っているらしい。江田議員は最高裁当局のこの不可解な態度を3月22日の参院法務委員会で追及する予定。


2001/03/16

とんでもない状況になってきた。繰り上げ実施の自民党総裁選(森首相の辞任)の時期がわからなくなってきた。緊急経済対策を口実に5月あるいは6月に実施するという議論も出てきた。これでは「死に体」内閣が2ヶ月も3ヶ月も続いてしまう。究極の政治空白だ。

日本の経済も、日本国民も、世界も、こんな状態を許す事は出来ない。与野党を超えて森内閣を総辞職させることが急務だ。


2001/03/13

外務省の松尾元室長逮捕。しかし警視庁も松尾容疑者の個人犯罪追及のみ。毎日新聞は3月5日付け朝刊トップで毎年20億円が外交機密費から内閣官房へ「上納」されていた事実が判明と書き、「国家のウソ」と題する連載記事を掲載した。

森総理に変わる新総理もこの「国家のウソ」を引きずるなら同罪だ。民主党政権なら必ず「国家のウソ」の真実を解明することを国民に約束すべきだ。


2001/03/09

諫早湾干拓問題での自民党古賀誠幹事長の手法は、「水門開放」をちらつかせて、「工事一時中断」で漁民の座り込みを止めさせ、時間をかせいで結論を出すというもの。森退陣劇のシナリオにちょっと似ている。いずれにしても白黒をはっきりつけるタイプようだ。


2001/03/06

内閣不信任案はあっさり否決となった。しかし、森内閣を「信任」して、森首相は「退陣」させるというのはおかしな話だ。森首相が居座ったら自民党はどうするつもりなのか。

参議院での問責決議案が必要になるかもしれない。


2001/03/02

村上正邦前参議院議員ついに逮捕。28日の証人喚問で、自分は潔白だと主張(疑惑を否定)しながら、刑事訴追を受けるおそれがあるから証言拒否というのはおかしい。

疑惑を否定しても、そのことで刑事訴追を受けることはない。あるとすれば、偽証罪で訴追されること。しかし偽証罪による訴追のおそれは、議院証言法の証言拒否の理由にはならない。参議院予算委員会は村上証人を証言拒否罪で告発すべきだ。


2001/02/27

江田議員はじめ野党の牽制の効果があったのか、28日の村上証人喚問は実現しそうだ。

それにしても額賀氏の政治倫理審査会は最低だった。完全非公開で国民への説明責任は全く果たされていない。事実無根で、何もないのなら大臣を辞める必要は全くない。村上逮捕の後は自民党の組織犯罪と額賀追及が課題となる。


2001/02/23

村上正邦参議院議員が辞職願いを提出。26日の参院本会議で辞職となる方向だが、その後すぐ逮捕されて28日の証人喚問ができなくなるという情報がある。26日逮捕となれば額賀氏の政治倫理審査会も目立たなくなる。

究極の「疑惑隠し」スケジュールだが、たとえどんな状況になっても28日の証人喚問は実現しなければならない。


2001/02/20

来週「26日〜3月2日」の5日間は大変だ。額賀前経済担当相の政治倫理審査会、村上正邦参議院議員の証人喚問、野党の内閣不信任決議案、与党の予算案強行採決(?)。

さらに、森首相の辞任、後継首相の指名なども視野に入れたスケジュールになる。野党のわかりやすい明確な態度が必要だ。


2001/02/16

「ピンチはチャンスだ。人生はドラマだ。」という言葉があるが、森首相退陣のシナリオが動き出した今、民主党にとっては逆に「チャンスはピンチだ。」になりかねない。

「党首討論」での鳩山代表の評価が低いのが気になる。


2001/02/13

ハワイ沖の米原潜による「えひめ丸」の沈没事故に対する森首相の対応は最低だ。あとの言い訳もひどい。

自分が首相官邸に急いで行っても仕方がない、というような事を言っている。福田官房長官、伊吹危機管理担当相も緊張感ゼロ。自民党橋本派と公明党による「森降ろし」の可能性も出てきた。


2001/02/09

福岡高裁判事の妻の脅迫事件は、検察庁・裁判所ぐるみの一大不祥事となる可能性も。情報漏れだけでなく、証拠隠滅・捜査妨害の疑いも出てきた。

立法(KSD)・行政(機密費)とともに、司法に対する国民の信頼も崩れようとしている。8日、江田議員は参議院法務委員会の緊急質疑実現のために活動した。 (詳しくはHPの活動日誌 をご覧ください)。


2001/02/06

リベラル派結集をめざして「白川新党」構想が明らかになった。週刊誌によれば「石原新党」構想もあるようだ。

現在の政治的混迷から抜け出すには、全国的なムーブメントが必要。民主党も負けてはいられない。


2001/02/02

有明海のノリの大被害は、「ムダな公共事業」の悪業の典型となった。自民党と農水省が漁民の生活を破壊している。

民主党政権なら、原因調査のため即刻、諫早湾の水門を開ける。自民党はどうするのか。


2001/01/30

内閣官房報償費(機密費)は首相と官房長官の「交際費」のようだ。外務省報償費(機密費)は必要なものなら、交通費・宿泊費・食費・情報収集費等として予算化すべきだ。

民主党政権はこの2つの「機密費」は廃止すべきだ。


2001/01/26

24日、江田議員は「参議院民主党新緑風会KSD問題解明プロジェクトチーム」の座長になった。KSD、内閣官房・外務省機密費、有明海、と自民党政治の末期症状を示す材料はたくさんある。

民主党ならこうする、という明確なメッセージがないと民主党のピンチにもなる。


2001/01/23

KSD事件で額賀経済財政担当相のケースは極めてわかりやすい受託収賄罪のパターン。額賀氏の任命責任は当然森首相にある。

さらに、額賀氏を強力にプッシュして内閣に押し込んだ、橋本行革担当相ら橋本派の?推薦責任?も極めて重大。


2001/01/19

16日午後3時22分、自民党の村上正邦氏は参議院憲法調査会会長の辞表を江田会長代理に提出。江田会長代理はこれを即刻受理。

しかし村上氏はKSD問題の張本人であり、「5人組」の1人であり、江藤・亀井派のドンの1人でもある。これからが本番。


2001/01/16

自民党の小山孝雄参議院議員がKSD事件の受託収賄罪で強制捜査へ。この責任を取って、自民党の村上正邦氏が参議院議員会長を辞任。

村上氏は参議院憲法調査会の会長でもある。こちらの方はどうなるのか。


2001/01/12

今回の訪米は、「憲法調査」としてはかなり異色のスケジュール。

「21世紀の地球憲法」というコンセプトから、三権分立、統治機構、地方主権、人権、NPOなどのテーマを自在に取り入れた。成果は帰国後のおたのしみ。


2001/01/09

訪米中の活動日誌をどう送るか。最悪の場合は、手書き原稿をFAXで送って、事務所で入力という方法も考えたが、日本時間1月8日7時6分、ワシントンから無事<1月7日>の活動日誌が江田HPの掲示板に届いた。


2001/01/05

1月2日、江田議員は書き初めをしました。書は「還」です。今年5月22日、江田議員は還暦を迎えます。さらにこの字に「原点に返る」という意味も込めています。

「政権交代のある民主主義の実現」が江田政治の原点。今年こそ成し遂げます。


2001/01/02

新年、21世紀おめでとうございます。

日本の政治や経済はめでたい状況では全く無いけれど、江田議員は今年は年男。元日早々、津山で自民党を意識させられたが、闘志万々のスタートを切りました。


2000/12/29

来年の参議院選挙で必ず与党過半数割れを実現する。そうなれば来年中に衆議院解散総選挙で政権交代が実現する。そうしなければ、借金だらけで問題先送りの日本は本当に沈没してしまう。

これが江田事務所企画会議の結論。


2000/12/26

2001年1月7日から14日まで江田議員は参議院憲法調査会の団長としてアメリカへ視察に行きます。

本来なら憲法調査会会長である、あの「有名」な村上正邦氏(自民党)が団長となるはずでしたが、村上氏は不参加となり、会長代理である江田議員が団長になったのです。


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