1999/11 五月会だより No.93 ホーム主張目次たより目次前へ次へ

江田五月会代表者会議

衆議院立候補予定者を推薦

江田五月会の代表者会議が11月7日、岡山市のプラザホテルに全県下から約170人の会員が参加して開かれました。

まず、江田五月が昨年の金融国会から盗聴法、東ティモール独立投票監視団、民主党ネクストキャビネット司法大臣就任、東海村の臨界事故問題など国会での活躍ぶりを報告しました。このあと事務局から昨年7月以来の活動報告とこれからの活動方針、五月会会員の皆さんに任意でお願いする会費制(年3000円)導入が提案され、全会一致で承認されました。年会費はあくまで任意ですが、会費を納入してくださった会員には毎月「江田五月国会レポート」をお送りします。

続いて五月会事務局長羽場頼三郎さんにかわって元田弘祐さんの就任を承認。来る衆議院選挙では1区=河田英正さん、2区=中桐伸五さん、3区=樽井良和さんのそれぞれ立候補予定者を五月会として推薦することを決め、総選挙には全力を挙げて取り組むことを確認しました。 


国会報告

顔の見える政治めざして

9月からは、民主党の代表選挙。菅直人さんの選対は、旧党の垣根を乗り越えた人ばかりの「市民派」が損得勘定を度外視して集まり、私は代表世話人を務めました。中桐伸五さん、石田美栄さんも推薦人です。

結果は、3分の1の得票でしたが、菅さんは存在感をしっかり示し、政調会長になりました。民主党は新たに、英国にならって、代表、幹事長、政調会長のほか12人のメンバーでネクストキャビネット(NC)を作り、私も司法ネクスト大臣になりました。

小渕自自公内閣に対し、もう一つの選択肢をしっかり示さなければなりません。国会議論の仕方も、官僚を排した政治家同士の論戦にかわっていきます。顔の見える政治になります。

私の相手は、臼井日出男法相。国民から遊離し、敷居の高くなった司法をいかに大改革するかを論争します。

京都地裁の裁判官が判決の中で、タクシー乗務員を「雲助まがい」といいました。職業差別をする裁判官では困ります。養成制度も変え、法曹一元を目指したいと思います。

NCは、政策や国会活動全般を取り仕切ります。政務役員会では所管以外でも意見を言えます。責任重大です。

その他、行政監視委員会の理事、法務委員会、行革特別委員会の委員になりました。

小渕首相は下り坂ですね。(1)組閣の最中に東海臨界事故。(2)西村政務次官の核武装発言と女性・男性侮蔑発言による更迭。(3)長野補選で民主の羽田候補大勝。(4)藤波元官房長官に有罪判決確定。(5)企業・団体献金禁止問題の逆送。(6)介護保険で選挙目当ての大揺れ。

総選挙でレッドカードを出しましょう。全力投球します。 


東ティモールリポート No.2

東チモ−ル独立がスタ−ト。日本の役割は何でしょう。政府には住民たちとの接点は何もありません。草の根の支援活動を続けてきた私たちの出番です。そこで再び11月8日から11日まで、現地一泊二日で、民主党の羽田幹事長とディリに行ってきました。

西チモ−ルから国連難民高等弁務官事務所(UNHCR )の難民輸送機に便乗。マリア像一つしか所持品のない難民など、事態の深刻さが窺えました。ディリは、商店街も民家もすべて焼かれ、徹底的に破壊し尽くされていましたが、人々はみな明るい笑顔で、建国の意欲に溢れていました。

夜中に三時間以上かけて、やっと真っ暗闇の修道院にたどり着き、素ベッドにごろ寝など、大変苦労して十日朝、田舎の集会での演説を終えた人懐っこい笑顔の最高指導者シャナナ・グスマオさんと面会し、固い握手で協力を約束。ディリに戻りノ−ベル平和賞のベロ司教とも会って、帰りの輸送機に飛び乗りました。

政府は危険度5の認定を変えていませんが、治安はほぼ完全に回復。民間協力に何の支障もないと確信しました。


衆議院議員選挙立候補予定者

かわだ 英正 予定候補者 衆議院一区

私は、弁護士として、森永砒素ミルク中毒事件、豊田商事被害事件、霊感商法事件、豊島産廃事件などを担当してきました。この経験を生かし、市民が主役の政治を実現するために立候補することを決意しました。江田代表の裁判官から政治家への突然の転身の決意に比べれば、小さな決断ですが、政治を変える礎となるために頑張りますので、よろしくご支援をお願いいたします。

中桐 しんご 予定候補者 衆議院二区

年金・医療・福祉の改革や雇用・失業状況の改善など国民生活の安定を図るために経済再建を最優先で行います。そのために、これまでの「えこひいき型」の政治・行政を打破していきます。

これらの改革を民主党を中軸とする新しい政権に交代することによって実現します。


たるい 良和 予定候補者 衆議院三区

私、樽井良和は、閉塞状態をうち破るべく若さと創造力で新規事業を育成し、新しい雇用と資本の創出システムを作りだし、夢と活気にあふれた社会に向けて積極的に政策を打ち出していきます。また3区は2市7郡と広大で県政でも重要です。あらゆる力を結集し新世紀にはぜひ新人を!

くまがい 裕人 予定候補者 衆議院四区(11/30公認決定)

私は、政官財が癒着し硬直化した政治構造を改革したいという思いで、政治の世界に係わり初めて早15年になりました。議員の秘書としての本分を全うしながら常に初心を忘れず、閉塞した現状を打破するためには何をするべきなのかということを考えておりました。

今、悲しいことに私の日々かかわっている政治は、国民からの信頼を完全に失っています。それは、改革、変革のかけ声ばかりで、旧来型の利権中心の政治スタイルから抜け出る努力もせず、自らの保身のため数合わせに汲々とする政治家の姿に失望し、不信を募らせているからではないでしょうか。

また、変革を避け、古い体質にしがみつき、危機を先送りする姿に将来に対する希望を失っているからではないでしょうか。

さらには、自分だけ良ければよい、今だけ良ければよいとばかりに、国と地方合わせて600兆円にも上る借金をつくり、将来へツケを膨らませている姿に思いやりや愛情を全く感じられないからではないでしょうか。

私は、この改革を避け、古い利権体質の現在の政治体制に『今、政治に信・望・愛』をキャッチフレーズに真正面から挑み、国民から信頼され、国民へ希望と安心感を与え、国民が自分を愛し、隣人を愛し、勲位を愛し誇れる政治を実現するために、皆様とともに歩んでまいりたいと思います。

改革のないところに景気回復も雇用創出も将来への展望もありません。

浅学非才の若輩者ではございますが、微力ながら全力で頑張りますので、皆様の一層のご支援をよろしくお願い申し上げます。


バイオリン披露し国会報告会

倉敷女性の会

 「江田五月を支える倉敷女性の会」主催の「江田五月さんのお話とミニコンサート」は、10月31日午後1時から、倉敷駅ビルのホテル倉敷で開かれました。

 倉敷市や倉敷周辺の女性を主体に105人(男性約20人)が集まり、会場は華やかで?にぎやかな集まりとなりました。

 会の代表、清水紀恵さんのあいさつの後、江田議員が先の金融国会から最近のネクストキャビネット、東海村臨界事故などいろいろな面での活躍ぶりや、議員自身の考えや意見を報告しました。

 報告会の後はミニコンサート。まずくらしき作陽大学の学生カルテットが、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、美空ひばりの「川の流れのように」など5曲を演奏しました。このあと、大拍手に迎えられて江田議員がバイオリンを手に登場。学生達のカルテットと「あぐりのテーマ」を合奏しました。当日、国会報告の前に20分ほど音あわせをしただけでしたが、カルテットとの呼吸はピタリ。見事な演奏を披露しました。会場は拍手と「アンコール」の大合唱。江田議員はアンコールに応えてビバルディの「バイオリン協奏曲第1楽章」をほとんど独奏で披露しました。会場の女性達は大満足。「こんなにお上手とは思っていませんでした」と驚いていました。

 ミニコンサートのあとは会場を移して懇親会。皆さん江田議員を囲んで、日頃の国会活動やこの日のミニコンサートなどを話題に楽しい時間を過ごしました。


  静々と始まった第二回総会も、ホームページでのPRをという参加者の提案から徐々に盛り上がりを見せ、江田さんのお話・ミニコンサートと最高潮に達した雰囲気を、そのまま懇親会へ。「こんな楽しい会なら又来るよ」「よかった」との参加者の笑顔に疲れもぶっ飛んだ。おかげさまで多数の参加をいただき“終わりよければ全て良し”ありがとうございました。(清水紀恵さん)

 講演とミニコンサートでは、はからずも司会を務めさせていただいた。講演は詳細な国政報告で、質疑応答に時間が足らぬほどであった。ミニコンサートでは、清らかな音色に拍手が鳴り止まなかった。アンコールにも快く応じてくださり、感激の至りであった。機会があれば、ヴァイオリンを奏でる五月氏のお姿を、再び拝見したい。(市村祐子さん)


御津郡江田五月会

 御津郡五月会の国会報告会・懇親会は、10月3日午後5時から建部町サンタケベで開かれました。御津郡3町の五月会会員55人が参加。建部町五月会会長の秋山修一さんの挨拶、司会で始まり、江田議員は1時間半にわたって国会での活躍ぶりを詳しく報告しました。

 とりわけ、この日は午前10時から、東海村臨界事故をテーマにした「TVサンデープロジェクト」に出演したあとだっただけに、党の事故対策本部長代理として素早く現地調査した様子などの他、東ティモールでの独立住民投票監視団の模様、ネクストキャビネット司法担当ネクスト大臣就任なども報告しました。

 御津郡での報告会は1年半ぶりとあって、参加の皆さんは熱心に耳を傾け、いろいろな質問も続きました。

 また、この報告会には次の衆院選挙岡山第1区から民主党公認で立候補を予定している河田英生さん(御津町出身)も出席、江田議員は会員の皆さんへ河田さんを紹介すると共に河田支援を強くお願いしました。


皆さんのご協力ありがとうございました

菅 直人さん善戦!

 民主党代表選挙で菅直人さんが第一回投票で3分の1を超える109票(総数321票)で第二位となり、決選投票では敗れましたが大善戦でした。江田議員は選対本部長をつとめ「市民派」の結集に奮闘。皆さんの応援に感謝します。


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