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新進党解党について
   [1997年12月29日(月)]

 12月29日、京橋朝市の後、本年最後の「おはよう7:30、江田五月です」の街頭演説。

 この朝のニュースは、乱気流に突っ込んで死者まで出たアメリカ行き旅客機のこと。激動の年を象徴するような事件で、1997年も幕となります。

 政治のニュースでは、やはり新進党の解党ですね。3年前の結党大会では、私は大会招集委員長としてかかわり、来賓として日本生協連の竹本会長や加藤シヅエさんに来ていただいたり、日の丸を掲げるかわりに洗練されたオープニングにしたり、工夫を凝らしました。先日の大会では日の丸が登場したとか。この党の変質を示していると思います。

 この変質をよしとしない人達が行動をともにできないのは当たり前です。このような結末になったのは残念ですが、1度ご破算にし、原点にもどって再度、民主党や太陽党などと一緒に政党作りをやり直す時が来たのだと思います。

 今度こそ、永田町の中だけの数合わせに終わらないよう、理念や政策の旗をしっかり打ち立てること、地域にしっかり根を張ることを忘れてはなりません。また、こんな時でもまだ「わが党主義」をふりかざすのは、やめなければなりません。

 政党が星雲状況の時だからこそ、どの政党とも特別の関係を持たず、逆にどの政党にも自由にものの言える政治家の登場が必要なのだと確信します。

 夏の参院選は、有権者がそうした政治家を作り出す絶好の、そして多分最後のチャンスです(ピンチの時はチャンス)。私の使命は限りなく大きいと痛感しています。

 皆様よいお年をお迎えください。

江田五月

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