2002/03/15

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鈴木宗男議員離党について

江田 五月

鈴木宗男議員が、本日2時半、自民党を離党しました。記者会見を聞きましたが、聞き苦しい弁解が続いただけで、涙に誤魔化されてはいけません。彼にふさわしい弁明の機会は、再喚問をはじめいくらでもあったはずです。

北方領土問題については、西田参事官とのやり取りもさることながら、疑惑全体を見ると、人道支援や交流を利権の的にし、外交を喰いものにしたことは明らかです。

この不祥事は、鈴木議員個人の問題ではありません。このような利権は、自民党の構造となっており、外務省だけでなく、行政組織全体に及んでいるのです。鈴木議員が親交を結んだ「ムネムネ会」や、心酔した自民党幹部の皆さんの責任も重大です。

離党ではなく、議員辞職が正しい身の処し方です。また、小泉内閣自体も、こうした汚染しきった地下茎に咲くあだ花に過ぎません。鈴木型政治から脱するためには、やはり政権交代しかないと、改めて痛感します。


2002/03/15

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