2001年4月27日

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■江田五月インタビュー(4/27)

 CV-MiX Report掲載

 


民主党の羽田雄一郎さんにご紹介いただきました江田五月さんにお話を伺います。

初当選当時から比べて、人間的に変化したこと

そうですね、初当選は1977年ですから、今からもう24年前ですかね。なんといっても変わったのは年をとったことですね。だけど、高校時代から体重なんかは全然変わらないんですよ。

初当選の時の初心を今でも持ち続けているつもりで、そんなに変わっていないと思うんですが、まあ、この間ずいぶん、女房や子どもたちには迷惑をかけましたね。

ご自分を動物にたとえると?

ヘビ年生まれなんで、ヘビ?。ちょっとこれは違うな。
動物占いではチーターでしたかね。まあ、元気よく走り回って、こまめにいろんな仕事をする。そして常に高い志を持つ。ということで、チーターにしておきましょうか。

今から10年後は何をされていますか?

今年還暦ですからねー、10年後というと、もうそろそろ自由に好きな草むしりでも、あるいは庭いじりでもしていたらいいな、と思いますね。ひょっとしたら、政治をがらっと変える何か、中心の役割にいるかもしれませんが。

20何年やってきたら、そろそろ次の人を本当に育てなきゃならんと思います。

国会議員としての主な仕事内容

国会の中では、私は参議院ですが、参議院に憲法調査会というのがありまして、それの会長代理という仕事をしています。憲法の議論、なかなか大変ですが、とにかく逃げずに、おおいに議論をしていこう、その中で21世紀の世界全体のあり方、それと整合性のとれた日本の憲法のあり方、こんな事を議論していく。

それから、党の中では常任幹事で党全体の運営に参画をしているのですが、具体的に受け持っている任務はNPO委員長といいまして、NPOというのは日本語で言うと、ちょっとややこしい「特定非営利活動法人」といいます。

行政はどうしても、かゆいところに手が届かない、しかし一方で会社はやはり営利目的ですから。そうじゃなくて、非営利で市民が自発的に、社会のいろんな隅々で行政の手の届かない所で、福祉のことや教育や街づくりや環境や、あるいは国際貢献、そういう仕事をするNPO。このことを民主党として考えていく、あるいは政策を作っていく、そんな責任者です。

最近、税制で、政府が全然NPOの皆さんが使うことのできない、絵に描いた餅みたいな税制を出したので、私たちはそうじゃない、本当にNPOのみなさんに使っていただける優遇税制の案を作ったり、そんなことをやっています。

今の「政界」で一番おかしなこと

市民の常識と政界の常識とが、全然かけ離れているということですね。

今、小泉さんが「よし、ひとつ市民常識で」と、頑張ろうとしているのですが、さてどうなのかな、ちょっとまゆつばなところがあります。

仲の良い議員さんをご紹介ください。

三重県の高橋千秋さん。元気いっぱい頑張っています。
若手を育てていきたいという意味で、彼を紹介します。


2001年4月27日

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