2000/04 「わが健康

戻るホーム2000目次前へ次へ


参議院議員(民主党) 江田五月  「月刊国会ニュース」インタビュー

時間がとれるならもう少し水泳を


――水泳歴は長いのですか。

江田 五十年になりますね。日本泳法(古式泳法)の神伝流という流派の水泳教室に小学校の頃から通いだして、しだいに教える側に回って、中学三年で初段、今九段です。日本水泳連盟が出している資格で、範士という一番上の資格を持っています。

――今でも定期的に泳がれるのですか。

江田 それがだめなのですね、全然泳げなくて。年に三、四回泳げるかどうかです。本当はどこかの水泳クラブにでも入って定期的に泳げばいいのですが、なかなかそうはいかない。時間がとれないのです。それとこの国会周辺で泳ぐとなると高級な所が多くてなかなか手が出ません。夏は議員会館のプ-ルが開いているので時々行きますが、それも時間が取りにくい状態です。ですから国会議員の水泳大会はありがたいですね。どうやっても時間をやりくりして出たいと思いますから……。去年は25mの平泳ぎと自由形の二種目に出たのですが、自由形のタイムが16秒台で意外と落ちてないなと思いました。

――他には何か気を付けていますか。

江田 高校時代から体重もずっと五十二、三キロで変わらないですし、特別何もしていません。ただ煙草はやめました。三六歳のときにいろいろなことがあって、以前から悪かった胃が、いよいよ胃穿孔寸前までになってしまったのです。切ったほうがいいということで三分の二ほど取ってしまいました。そのとき、せっかくだから記念に健康にいいことをしようと煙草をやめたのです。それ以来吸っていません。吸っていた年数よりも禁煙した期間のほうが長くなったので最近は吸っている人にも露骨にいやな顔をしています(笑)。禁酒のほうはなかなかそうはいかないですね。胃が小さいものですから、飲むときにはできるだけ食べるようにしたいとは思うのですが、ついつい飲み過ぎてしまって……(笑)。

――話は変わりますが、今年の抱負は。

江田 今年は総選挙の年です。この国は相当傷んできましたね。私など昭和三十年代の終わりに川で泳げなくなって、それ以来一番大切な水泳がもぎとられて残念なのですが、その後川だけじゃなくて至る所で地球環境が傷んできている。最近は地球環境だけじゃなくて社会の環境、子育てにしてもお年寄りのことにしても。そして何よりこの社会というのは、みんなが助け合っていくのだよというある種の信頼があって成り立っているに、その信頼の基が壊れてしまっています。この総選挙は、その結果がいろんなことにかかってくる重大な選挙だという気がします。皆さんにいい選択をしてもらいたいですね。

(月刊国会ニュース 2000/4 掲載)

 


2000/04 「わが健康

戻るホーム2000目次前へ次へ