2004年7月18日

戻るホーム目次


曽我さんご家族の帰国について(談話)

民主党ネクスト外務大臣 前原 誠司

本日、曽我さんご家族がジャカルタから帰国された。2002年10月の帰国以来、ご家族と離れ離れとなっていた曽我さんが、夫ジェンキンス氏や美花さん、ブリンダさんと再会され、ご家族全員の同意を得て、日本に連れて戻られたことを、国民の皆さまとともに心から喜びたい。

深刻な病状を抱え、治療目的で来日するジェンキンス氏は、医療施設に入院されたが、良好な回復を祈りたい。

ただし、米軍から脱走罪等の嫌疑を受けているジェンキンス氏の処遇を巡って、アメリカ政府は、イラクに駐留する米軍の軍律強化等の見地から、訴追の意思を捨てておらず、米軍への身柄の引渡しが懸念される。日米両国政府は、ジェンキンス氏の病状や年齢、時間的経緯、拉致事件の性質、良好な日米関係等を総合的に勘案し、人道的見地から、曽我さん一家が引き続き日本で暮らしていけるよう、最善の解決策を模索すべきである。

また、曽我さんご家族が、日本での新しい環境に一日も早く溶け込めるよう、政府に対し、格段の努力を求める。

民主党は、引き続き、死亡或いは不明とされた10名の安否、拉致の疑惑の強い失踪者の真相究明の問題が、置き去りにされないよう、全力をあげて取り組んでいく決意である。 

以 上


2004年7月18日

戻るホーム目次