江田五月活動日誌 2015年6月 >>日程表 ホーム総目次6月目次前へ次へ

6月5日(金) 法務、総会、本会議、倫選特、国の…、倉持さん、幹事長、矯正展、生活研、帰岡

 今日は、7時50分に議員宿舎を出て、8時から1時間ほど、法務部門会議に出席しました。刑訴法改正案に対する賛否につき協議しましたが、協議・合意制度の創設、通信傍受制度の拡大と見直し規定の表現につき、反対論が強く、私が法相として行った法制審議会特別部会の人選や諮問の表現についてまで批判が出てきました。局地戦も重要ですが、限定的でも取調べの全過程可視化が検察と警察の両方に対し制度化されることの刑事司法改革に与える影響は大きく、この点を評価する連合日弁連のみなさんの立ち位置も重視して、私たちの陣営の構築も考慮に入れながら審議方針を立てる必要があると思います。

法務部門会議 - 全景
同 - 発言

 9時半から議員総会に出席しました。衆議院憲法審査会での参考人が3人とも全て集団的自衛権の行使容認は違憲だとの意見を述べたことが大きな話題になりました。10時から45分ほど、本会議に出席しました。まず総員起立して、急逝された町村信孝前衆議院議長に対する弔詞が朗読されました。次いで、学校教育法改正案につき文科相の説明を聞いて那谷屋正義さん等が質問をし、答弁漏れの指摘があるのに、議長が次の裁判員法改正案につき法務委員長を指名して報告を聞き219対11で可決、成立とし、その後に文科相を指名して再答弁を聞きました。異例のことです。最後に、郵便法等改正案につき総務委員長の報告を聞いて156対72で可決・成立としました。民主党は反対しました。

議員総会

 11時から30分程度、「政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会」に出席しました。略して「倫選特」と呼びます。まず、高市総務相ら政務3役の挨拶を聞き、昨年末の総選挙と最高裁国民審査につき、総務相から執行状況の、警察庁局長から取り締まり状況の、各報告を聞き、衆議院で議員提案された選挙権年齢引き下げの公選法改正案につき、提出者を代表して武正公一衆議院議員から説明を聞きました。質疑は次回からです。12時から1時間弱、国のかたち研究会定例会に出席しました。

倫選特 - 全景
同 - 武正さん

 午後になり、会館事務所で来客応対など。私が科学技術庁長官当時の秘書官だった倉持隆雄さんが、退官後に新しい職場に着任した報告に来ました。14時過ぎに、枝野幸男幹事長と短時間懇談しました。

倉持さん
枝野幹事長

 14時半から15分間、全国矯正展に顔を出しました。全国の保護や矯正関係の施設で受刑者らが製作した物品を即売しているのですが、大盛況でした。岡山刑務所の窯で焼いた備前焼のぐい呑みを数点買いました。

矯正展

 15時から30分弱、生活経済政策研究所の通常総会に出席しました。私は会員です。まず加藤会長の挨拶があり、事業報告、決算と監査報告が提案されて異議なく了承され、次いで事業方針と予算が提案され、これも異議なく了承されました。

生活研総会

 16時から2時間、同研究所主催の「これからの政治、これからの民主主義」というシンポジウムに出席しました。モデレータは山口二郎教授、パネリストは遠藤誠治教授、高安健将教授、武田宏子准教授と堀江孝司教授です。加藤会長の挨拶に続いて、武田さんが英国総選挙をテーマに「『不安』の政治への対抗」、堀江さんが「安倍政権の高支持率と民主党の課題」、高安さんが「競り負けた労働党」、遠藤さんが「信頼を基礎にした安全保障は可能か」、最後に山口さんが「安倍政権と日本の行方ー歴史を繰り返すな」というテーマでそれぞれ報告し、若干のやり取りの後にフロアーにマイクが回り、私も指名されて若干の問題提起をしました。その後、東京駅に急ぎ、夕食を取って、19時過ぎの新幹線で帰岡しました。

シンポジウム - 全景
同 - パネリスト

2015年6月5日(金)

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