江田五月活動日誌 2015年3月 >>日程表 ホーム総目次3月目次前へ次へ

3月17日(火) 胡蝶蘭、憲法論議、新しい公共、刑訴法、調査士政連、白建宇

 今日は、午前中は議員宿舎でゆっくり休みました。2月16日に活動日誌にアップした胡蝶蘭がまだ元気に、しかも付けた蕾がほぼすべて花を開きました。12時半過ぎに会館事務所に入り、若干のデスクワーク。

宿舎の胡蝶蘭

 14時から1時間弱、民主党憲法調査会の役員に岡田代表、枝野幹事長も加わって、憲法論議の進め方につき協議しました。安倍首相が改憲に向けて盛んに旗を振っていますが、これまでの発言に照らせば、戦後の日本の歩みの中で現行憲法が果たした役割を評価せず、逆にこれを敵視しているように思われます。しかし、最近の安倍首相やその周辺の皆さんの発言の中には、これを改めようというものも出てきました。岡田代表は、「安倍首相のもとでは憲法論議を封印する」と表明していますが、これは安倍首相が立憲主義を尊重せず、しかもいわゆる押しつけ憲法論に立つとみられるからであって、これを撤回し、国策の誤りから戦争に突き進んだ過去を引きずらず、現行憲法の下で歩んできた戦後の歴史を肯定的に評価することを明確にするならば、憲法論議を封印する必要はありません。現在の憲法は本質的には良いものだという国民共通の認識を踏まえて、より良い憲法を構想するというのなら、民主党としても議論のテーブルに着かないという選択はありません。なお、憲法審査会の議論は、改憲発議案を取りまとめる手続に直結しているわけではないので、誠実に応じていきます。

新しい公共チーム会合

 15時から1時間弱、民主党の共生社会創造本部のもとにある新しい公共チームの初会合に出席し、「NPO法」改正の件と休眠預金活用法案につき、協議しました。私は顧問に就きました。16時から1時間半弱、法務省担当者から、今国会に提出された刑事訴訟法改正案につき説明を聞き、意見交換しました。刑事手続きを、供述に過度に依存しない方向に改めるため、可視化のほか、事件に関する検察側と弁護側の協議と合意の制度創設、通信傍受の拡大、保釈要件の明確化、法廷での証人の保護強化などを内容とするものです。私が法務大臣のときに特別部会を作って諮問し、法制審の全会一致で答申を得たものです。

法務省担当者と

 18時過ぎから短時間、全国土地家屋調査士政治連盟の定時大会後の懇親会に出席しました。遅れて到着すると、民主党議員が壇上に呼び上げられるところで、私も登壇し、一同を代表して簡単に挨拶しました。既に退席した人も複数おり、私も挨拶後すぐに中座しました。岡山からは山会長がお見えでした。

土地家屋調査士政連懇談会で - 挨拶
同 - 岡山会山会長

 19時から1時間半強、白建宇(クンウー・パイク)ピアノリサイタルを鑑賞しました。韓日・日韓国交正常化50周年記念の企画で、柳興洙(ユ・スンフ)駐日大使らから招待されました。彼は1946年ソウル生まれのピアニストで、高久暁教授によれば「ピアノ演奏芸術を最も高く、深く極めたピアニストの一人」です。ベートーベンのピアノ・ソナタ「月光」、スクリャービンのピアノ・ソナタ第4番で休憩となり、さらにメンデルスゾーンの無言歌集から6曲、グノー=リストのオペラ「ファウスト」のワルツ、さらにアンコールに応えてリストの忘れられたワルツ第1番を演奏しました。常陸宮華子さまも来られました。

白建宇リサイタル

2015年3月17日(火)

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