江田五月活動日誌 2012年10月 >>日程表 ホーム総目次10月目次前へ次へ

10月26日(金) IPU分科会、市場、ラーメン屋、最終本会議、ラディ議長ら、夕食会、ハロウィン

 今日は、9時15分にホテルを発ち、9時半から1時間ほど、IPUの「ソシアル・メディアと政治」というテーマの分科会に、パネラーとして出席しました。スウェーデン、カナダ、アイルランドとヴェネズェラの代表と私の5人で、ソシアル・メディアをどう使っているかを皮切りに、様々な問題につき話しあい、会場からもインド、ナミビア、バーレーンとトリニダード・トバコの代表らから意見表明がありました。皆、このメディアの持つ欠陥も十分に理解した堅実な意見でした。

IPUソシアルメディア分科会 - パネラー
同 - 発言

 11時前に出て、港の傍らの市場を視察しました。ハロウィンのかぼちゃのほかにも野菜が豊富で、家庭用の食材などが揃っていました。12時前から、ケベックで唯一のラーメン屋で昼食。日本人の若者が働いていました。ここの自動車のナンバープレートには皆、番号の下に小さく「Je me Souviens」と書いてあります。過去の屈辱を忘れないという意味だそうで、意味が深そうです。

市場
ナンバープレート
ラーメン屋

  (27日2:24)


 14時過ぎにホテルを発って国際会議場に行き、15時半まで、IPU第127回会議の最終本会議に出席しました。まずマリに関する決議を、続いて「グローバル化した世界における市民権、アイデンティティ及び言語、文化の多様性」に関するケベックシティ宣言を、さらに「ジェンダー・センシティブな議会のための行動計画」を、いずれも全会一致で採択しました。その後、核軍縮に向けた世界の歩み紹介のビデオと次期開催国エクアドル紹介のビデオが流され、地域会合の報告として、アルジェリア、イラン、ヨルダン、コロンビアとフランスの各代表の発言が続き、次回のASEAN+3の議長とアジア太平洋地域代表報告者として日本が指名されました。最後に、ラディIPU議長が最終挨拶で「多様性こそが力の源泉だ」と確信に満ちた挨拶をされ、オリバー第127回会議議長が締め括りの挨拶をしてギャベルを打ち鳴らして閉会となりました。

IPU最終本会議 - 演壇
同 - 日本代表団

 その後、私は演壇に上ってラディ議長に労いの挨拶し、さらにオリバー議長にも同様の挨拶をして、会場を去りました。そこここで、別れを惜しむ会話が交わされました。ホテルに戻り、暫時休憩。18時から、日本チームで最後の夕食会を開きます。

同 - ラディIPU議長
同 - オリバー会議議長

  (27日5:29)


 休憩中に荷物の整理をし、シャワーを浴びると、窓外に夕陽が沈むところが見えました。18時から2時間強、日本チームでムール貝満載のケベック料理の夕食会を開きました。満腹になったところで帰路につくと、ハロウィンの混雑で車が難渋しました。これから、長い冬です。

窓外の夕暮れ
夕食会
ハロウィン

(27日9:59)


2012年10月26日(金)

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