江田五月活動日誌 2012年10月 >>日程表 ホーム総目次10月目次前へ次へ

10月22日(月) IPU評議員会、提案、本会議、緊急議題、投票、イランと会合、英国レセプション、夕食会

 今日は、8時半にホテルを発ち、IPU会議の会場で、ジョンソン事務総長、カナダ上院のオリヴァー仮議長(実質は議長)らと名刺交換しました。9時過ぎから評議員会が始まり、開会挨拶に続いて私が指名され、第127回会議の議長にオリヴァー仮議長を指名するよう提案しました。その後、議事に入り、ジョンソン事務総長から様々な活動報告や財政報告があり、議長にオリヴァー仮議長就任が決定されました。

IPU - ジョンソン事務総長
同 - オリヴァー議長

 続いて11時から本会議に入り、カナダ、チュニジア、カザフスタン、南アフリカ、ナイジェリア、韓国という具合に基調演説が続きました。一人6分という制限があるのですが、自由と民主主義、法の支配と人権、議会制民主主義といった基本的価値を推進しようと力が入り、時間は超過気味でした。その上、カナダ代表の発言に対し、イランとウガンダが反論権を行使して、議論は熱を帯びてきました。

 その間に、緊急追加議題に関する調整が行われましたが、結局調整がつかず、4本の議題が提案されることになりました。シリア、アラブ首長国連邦、マリと英国が提出したもので、入国できていないシリアを除いて各提案理由説明と意見表明があり、採決に入りました。各国順に4提案のそれぞれに付き持ち点の配分も含めた採決態度を口頭で表明するもので、結果が判明して休憩が宣告されたのは、予定を45分間超過して13時45分になりました。マリの提案だけが賛成が賛否投票の3分の2を超えており、提案として取り上げられることになりました。日本は私が代表して、英国提案に20点すべて賛成、他の提案にはすべて棄権と表明しました。議案の取り上げは1つに限られるため、最も包括的な英国提案が良いと思ったのですが、アフリカ諸国の団結力が功を奏した形です。旧知のタイのタッサナー議員と、思いがけず再会しました。

同 - タッサナー議員
同 - 評議員会提案
同 - 本会議全景
同 - 日本議員団
   思わぬ時間超過のため、フィリピンとの2国間会合は中止となり、14時前から日本代表団とスタッフとで大急ぎでイタリア料理の昼食会。14時半過ぎに本会議に戻り、各国の基調演説を聞きました。15時半に休憩となり、15時45分ころから1時間ほど、イラン代表団から申し込まれていた同国との2国間会合をしました。日本側は私が主として発言し、相互に友好関係の増進を確認しましたが、核開発関係の話題はちょっと触れただけで、深入りは避けました。17時にホテルに戻り、暫時休憩。
昼食会
各国国旗前で
イラン議員団と - バイ会合
同 - 記念写真
(23日6:48)
 18時半過ぎから、英国議員団主催のレセプションに出席し、30分ほど、英国、ポーランド、イタリア、ラトビア、フランス等の参加者と会話を楽しみました。19時過ぎから、石川大使からカナダの最新事情の説明を受け、さらに夕食懇談。21時半過ぎに、阪口直人議員も到着して、加わりました。大谷信盛議員は本日の昼食前に切り離して帰国の旅に発ち、午後は谷川秀善議員、中林美恵子議員と私でしたが、明日は再び4人連れとなります。
英国レセプション
夕食会

(23日11:38)

2012年10月22日(月)

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