江田五月活動日誌 2007年1月 >>日程表 ホーム総目次1月目次前へ次へ

1月17日(水) 風邪、挨拶まわり、国のかたち、浅沼さん

今日は、風邪がすっきり治らないので、自宅で休息しながら、デスクワークなどで過ごしました。

それでも14時過ぎから、若干の挨拶まわりに出掛けました。民主党への期待は大きいのですが、やはり政策発信力は十分でなく、医療、年金、教育、農業、中小企業などにつき矢継ぎ早の質問を受けました。議員宿舎の家賃問題も、鋭い指摘を受けました。

年金につき、一元化はみな賛成ですが、やはり消費税率据え置きには疑問を出されます。徹底した行政改革で無駄を省くというだけでは、納得して貰えません。しかし例えば、あくまでイメージですが、国と地方を合わせた公共調達が40兆円、これがすべて談合で4分の1が無駄、これをすべて競争入札にすると10兆円が経費節減できる、といった説明をします。分権改革と税源移管も欠かせません。

さらに進んで、経費節減ではじき出される雇用の吸収方法にまで説明を進めます。医療、介護、教育、農林業など、まだまだ人手が必要な場面が十分あり、ワークシェアリングの要請もあり、こういう形で国を全体的に構造改革することを民主党は考えていると説明すると、初めて納得してもらえます。日本の労働現場の現状を考えると、ホワイトカラー・エグゼンプションでなく、同一価値労働・同一賃金やサービス残業禁止の徹底などで労働の人間化を図ることこそが、今求められています。

選挙前には国民に評判の悪い政策は伏せておいて、選挙が終わるとやおら出して来るというのが、政府や与党の常套手段です。私が大学1年の秋に刺殺された浅沼稲次郎さんが、日比谷公会堂の舞台上で刺される瞬間に叫んでいた言葉は、今でも真実です。


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