江田五月活動日誌 2006年7月 >>日程表 ホーム総目次7月目次前へ次へ

7月24日(月) 「御用聞き(備前市、瀬戸町、吉備中央町、建部町、久米南町)」、旭川ダム

備前市長、西岡さんと
瀬戸町長、土井さんと
松下労組で

今日は8時過ぎに自宅を発ち、いずれも30分ほど、「御用聞き」に出掛けました。まず9時から備前市役所で、西岡憲康市長と懇談。合併後の市長選挙で、人口の3分の2を占める合併前の備前市長を、4分の1弱の旧日生町長だった西岡さんが制し、応援し甲斐がありました。懸案だった国道2号線の大渋滞も、ブルーラインの無料化で17%も交通量が減り、ずいぶん緩和されたそうです。

10時から瀬戸町役場で、土井堅郎町長と懇談。赤磐郡で唯一残った町ですが、赤磐市でなく、岡山市との合併を決断し、来年1月22日に合併されます。この間の町民合意のためのご苦労は、大変だったと思います。赤磐市から岡山市西大寺地区を貫流している砂川が、「天井川」のため、河川改修が最大の課題です。その後10時45分から30分ほど、松下労組の支部を訪ねて委員長と懇談しました。

13時から吉備中央町役場で、重森計己町長と懇談。旧の賀陽町と加茂川町が合併しもたのです。備前と備中を跨ぎ郡境も跨ぐことになり、大変でしたが、吉備高原都市という共通基盤があり、他のいずれの選択肢も難点があったので、出来上がりました。しかし、今回の合併のやり方はまさに地方切捨てで、大多数の首長さんは不安を感じていると強調されました。

14時過ぎから建部町役場で、中山正汎町長と懇談。旭川河川敷の橋や施設が増水で流され、現場視察から帰庁されたところでした。御津郡で唯一残った町ですが、来年1月22日に岡山市と合併されます。旭川ダムの堰堤が風倒木とごみで惨状を呈しているのに、国の規則の壁で自治体は対応に苦慮しています。これは一例で、合併するしないに関わらず、このような地方いじめの政治では、地方はやっていけないと述懐しておられました。

15時から久米南町役場で川島建夫町長らと懇談。合併の道を模索したのですが、結局、単独の道を進むことになりました。地方交付税削減など地方財政へのしわ寄せは、ぜひ考え直して欲しいと強調されました。学校の耐震補強にしてもIT化にしても、現状ではとても苦しいとのことです。

16時過ぎ、帰路の途中で旭川沿いを上って、交通止め標識に気を付けながら、旭川ダムの堰堤を見て来ました。堰堤の上手は、流木とごみで埋まって水面が見えません。流木は、一昨年に被害にあって放置された風倒木が、今回の長雨の土砂崩れで流れ出したもの。当時、国土崩壊の始まりになることを心配したのが、杞憂でなかったとの思いを強くしました。


吉備中央町長、重森さんと 建部町長、中山さんと
久米南町長、川島さんらと 旭川ダムの惨状

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