江田五月活動日誌 2006年12月 >>日程表 ホーム総目次12月目次前へ次へ

12月15日(金) 日中、総会、津村・柚木さん、常長懇、本会議(問責、省昇格、教育等)、教育再生

今日は今国会の最終日のはずでしたが、最後の攻防で、事態が大きく変わってしまいました。野党は与党に、数で大きく差をつけられているので、仕方のないことですが、やはり敗北感と疲労感は、拭い難いことです。

8時から、「日中21世紀の会」の講演会で、朱建栄教授の話を聞きました。質疑応答になったところで、中座。菅直人代表代行が衆議院本会議で、安倍内閣不信任案の趣旨説明をすることになったので、9時から、罵詈雑言を浴びせかけるか、衛視に引きずり降ろされるまでやるか、といった「作戦会議」。フィリバスターの場面ではないので、最大限時間をかけるが節度を保ち、憂いや諭しというトーンを大切にしようといった方向が出たところで中座して、9時半前から短時間、連合の古賀事務局長と協議。

9時半過ぎ、議員総会に出席。最終日の対応を執行部に一任しました。10時から本会議ですが、衆議院で内閣不信任案が提出されたので、日程は両院ですべて止まり、その後はひたすら待機。4日間の会期延長も提案されました。12時から、津村啓介さん、柚木道義さんと協議。

12時40分から、常任委員長懇談会。会期延長については、会期制度に則って動いている常任委員会と特別委員会の委員長と調査会の会長が議長に呼ばれ、意見を聞かれるのです。「常長懇」と呼ばれます。憲法調査会と政治倫理審査会は、会期と無関係なので、呼ばれません。懲罰委員長として、「反対」と表明しました。賛成が17人、反対が9人でした。その後、再び待機。

午後は、衆議院の本会議が行われ、会期延長を決めた後、菅さんが不信任案の趣旨説明。11項目の提案理由を1時間かけて述べました。終了後、16時10分に議員総会が再開され、本会議の日程が説明されました。会期が延長された時点で、残念ながら、議事法的には万策尽きたと言えます。悪あがきをしても仕方ありません。

16時30分から1時間半強、本会議。まず、野党4党共同提案の文部科学大臣伊吹文明君問責決議案につき、水岡俊一さんが趣旨説明をされ、内藤正光さんが賛成討論。記名採決の結果、否決。次いで7法案が順次採決されました。防衛庁の省昇格法案については、民主党は党議で賛成と決めており、可決、成立。議論があるのは承知しています。平和記念事業基金廃止法案は、シベリア抑留者に旅行券を差し上げてお終いにするという冷たい内容のもので、対案を提出しましたが容れられず、反対。教育基本法案については、林久美子さんが反対討論をし、131対99で可決、成立。さらに請願の採択が行われました。この間、時々議場を出て、津村さん、柚木さんと本部のスタッフを交えて協議。

議場を出ると、立ち話の取材を受けました。「教育に問題が山積しており、改革が急務ですが、政府案は問題解決の道筋を示していません。民主党は教育行政や学校運営のあり方を含め、具体策を盛り込んだ法案を提出しましたが、容れられませんでした。政府案で教育が悪くなることはあっても、決して良くなることはありません。しかし、悪い法律が出来たから教育が悪くなったと弁解しても、未来は私たちを免責してくれるわけではありません。教育の改悪を防ぎ、より良い方向に改革することは、現在の大人の責任であり、政治家にも当然その責任はあります。国民の皆さんと一緒に、教育再生に取り組みます。」

19時前から3時間ほど、同僚議員と夕食を取りながら意見交換。


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