活動日誌 2005年3月 >>日程表 ホーム総目次3月目次前へ次へ

3月17日(木) 法務、法務委(質問)、国の…、予算委傍聴、東ティモール、憲法、外国人、犯罪被害者、司法フォーラム

今日は8時から、法務部門会議。各報告の後、人身取引に関する刑法改正案の審議をしました。この改正案は、人身取引防止施策の全体像と深く関係しており、民主党はそのための法案の立案作業を進めているところです。そこで、人身売買禁止法検討PTと合同の検討が必要なので、早急に合同会議を持つことにしました。次に、刑事施設受刑者処遇法案につき、担当者の辻恵さんから問題点の報告を聞き、さらに、すでに議員立法の用意をしてある取り調べ可視化などに関する刑事訴訟法改正案をめぐって、日弁連の皆さんからヒアリングしました。イタリア、オーストラリア、香港、韓国の実情の紹介があり、イタリアでは日本の状況に対し、「日本は人権規約を批准しているのか?」とか「日本に憲法はあるのか?」という質問が出るほどだったそうです。

法務・人権侵害救済PT合同会議

8時40分から、法務・人権侵害救済法PT合同会議。日本新聞協会日本民間放送連盟日本雑誌協会の皆さんから、順次ヒアリングをしました。まず、PT座長の私が挨拶。新聞協会の皆さんからは、新聞と放送の共同声明のご説明があり、自主的取り組みについての質問に答えていただきましたが、例えば被害者団体の皆さんへの説明など、納得を得るための活動は特に行われていないとのことです。放送の皆さんからは、BPO(放送倫理・番組向上機構)の活動につき説明がありました。先日、女性タレントが子供時代の万引きをカミングアウトする番組があり、私が質問しました。彼女の人権の観点からの取り組みは、特にないように思いました。雑誌の皆さんは、私の時間の都合で、中座。すみません。

法務委員会で質問
答弁する南野法務大臣

10時から、法務委員会。「下級裁判所の設立・管轄区域法改正案」の質疑で、10時半前から40分間、私が質問しました。法案に直結した質問のほか、管轄法理、司法ネット、中国残留孤児訴訟の件、ボビー・フィッシャーさんの件なども質問(会議録)。中座して、予算委員会傍聴。齋藤勁さんと山根隆治さんの質問ですが、中座して、法務委員会へ。11時半過ぎ、採決。全会一致で可決と決まりました。その後、国のかたち研究会。

13時半から、再び予算委員会傍聴。14時半から、東ティモールでの日本占領軍の人権侵害につき、先日外務省担当者に申し入れた件での担当者からの回答を聞きました。過去の行為については村山首相当時の「反省とお詫び」で、その償いについては小泉首相とアルカティリ首相の間で交わされた「未来志向」との共同プレスステートメントで、いずれも処置済みとのこと。議員間交流も、過去のことに触れられるのは歓迎しないというニュアンスです。

15時過ぎ、遅れて民主党憲法調査会拡大役員会に出席。今後の進め方と国民投票法案の扱いにつき協議。手続法については、論点整理メモに従って党内での検討を進めることになりました。

16時過ぎ、外国人問題PTに出席。難民申請者につき、法務省が本国に照会したり調査のため担当者を派遣したりしている事例が多く、そのことが事態を悪化させていることが報告されました。中座して、人権・消費者問題、法務、内閣合同会議に出席。犯罪被害者の皆さんからのヒアリングです。中座。

17時半前から、日本司法支援センター・フォーラムの打ち合わせ。18時から3時間弱、フォーラムにパネリストとして参加しました。冒頭に、日弁連会長の梶谷剛さんと南野法相のご挨拶があり、法務省作成の紹介ビデオを見た後、18時半過ぎからパネルディスカッションが始まりました。1時間ほど、国会議員以外の皆さんの話が続き、20時前になって、自民党の保岡興治さん、民主党の私、公明党の漆原良夫さんの番となりました。私は、司法制度改革の全体像と司法支援センター、被害者救済、予算措置、具体的提案と、4回にわたって発言。参加者は1300人程度とのことで、全体に、実りの多い討論が出来たと思います。終了後、企画に携わった皆さんと簡単な打ち上げ会。プロ野球選手会会長の古田敦也さんと、ツーショットを撮りました。


法務委員会
司法支援センター・フォーラム 古田敦也さんと

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