活動日誌 2004年8月 >>日程表 ホーム総目次8月目次前へ次へ

8月15日(日) 終戦記念日、初盆まわり

今日は終戦記念日。車の中で、NHKの中継する政府主催の戦没者追悼式のちらつく画面を見ながら、初盆まわり。衆議院4区を10軒ほどまわりました。これで今年は、120軒弱をまわったことになります。

終戦記念日は、日本が引き起こした戦争による内外の犠牲者を追悼し、反省の上に立って、二度と戦争を起こさないことを誓う日です。同時にこの日は、ポツダム宣言受諾により、日本が新しいスタートを切った日でもあり、新生日本が目指した価値を決して忘れないことを誓う日です。私などの世代にとっては、戦前と戦後の間にある断層の方が重要であり、この断層が徐々に埋まりつつある最近の世相は、非常に気になります。戦前の価値観が平気で喧伝される世相のことです。

昼から知人のお見舞い。妻と買い物。15時半から、スタッフとの打ち合わせなど。


新しい倉敷事務所の窓から

全国戦没者追悼式 内閣総理大臣式辞

 天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、戦没者の御遺族及び各界代表多数の御列席を得て、全国戦没者追悼式をここに挙行いたします。 

 先の大戦では、300万余の方々が、祖国を思い、家族を案じつつ戦場に散り、戦禍に倒れ、あるいは戦後、遠い異境の地に亡くなりました。終戦から、59年の歳月が過ぎ去りましたが、今日の平和と繁栄は、戦争によって心ならずも命を落とした方々の尊い犠牲と、戦後の国民のたゆまぬ努力の上に築かれています。戦没者の方々の御冥福を心からお祈り申し上げるとともに、衷心より敬意と感謝を捧げます。 

 先の大戦において、我が国は、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。国民を代表して、深い反省とともに、犠牲となった方々に謹んで哀悼の意を表します。

 私は、過去を謙虚に振り返り、悲惨な戦争の教訓を風化させることなく、不戦の誓いを堅持します。我が国は、世界各国との友好関係を一層発展させ、国際社会の一員として、世界の恒久平和の確立に積極的に貢献してまいります。平和を大切にする国家として、世界から一層高い信頼を得られるよう、全力を尽くしてまいります。 

 終わりに、御霊の安らかならんことと、戦没者遺族の今後の御平安と御健勝を心からお祈り申し上げて式辞といたします。

平成16年8月15日 内閣総理大臣 小泉 純一郎


終戦の日にあたって(党声明)

民 主 党

本日、終戦から59回目の8月15日を迎えました。先の戦争で失われた多くの尊い命に思いを致し、国民の皆さまとともに衷心より追悼の誠を捧げます。同時に今日もなお残る戦争の傷跡と多くの国内外の人々の悲劇を胸に刻み、心の底から平和を祈念し、平和構築への決意を新たにしています。

私たちは、先の戦争への反省を人類の教訓として決して風化させてはならない、その悲劇を二度と繰り返してはならない、と決意しています。一方、新たな世紀に入り『冷戦後』の今も、世界平和は脅かされています。中東、アフリカなど各地で紛争やテロなど暴力と報復の連鎖が繰り返され、イラクなどでは多くの罪なき人々が犠牲となり、混乱と戦争の惨害に晒され苦しんでいます。また、核兵器など大量破壊兵器の拡散も危惧されるなど、平和に対する新たな脅威に直面しています。

私たちは、先の戦争の深い反省に立ち、また唯一の被曝国の国民として、観念論にとどまることなく、新たな国際状況の中で、日本と日本人がどのように世界平和の構築と維持に貢献するのか、できるのか、現実的な行動を模索すべきだと考えています。世界平和への構想も戦略も示さず米国に追随する小泉政権の姿勢に強い危機感を抱きます。国際社会が一致してテロや紛争などに対処するとともに、根底にある貧困や不平等・抑圧などの解決に取り組むように、わが国は主体的かつ積極的な外交努力をしていくべきです。

民主党は、紛争予防や軍縮・核廃絶への取り組みとともに、国連の集団安全保障体制を柱に平和構築への国際的な取り組みを強化することをめざします。また、日米関係の成熟化とともに、アジア近隣諸国との信頼を深め、北朝鮮問題の外交的・平和的解決を図り、アジアの平和と安定にむけて全力を尽くします。あわせて、誰もがこだわりなく戦争犠牲者を追悼し、平和創造を誓うために集える国立追悼施設の設立も提案しています。

私たちは、国際社会とともに平和を創造するという強い意志のもとで、日本がイニシアチブをとって世界平和を築いていくよう全力を尽くしていくことをここに重ねて誓います。

以 上


2004年8月15日() >>日程表 ホーム総目次8月目次前へ次へ