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3月11日(木) 法務部門(政府、日弁連)、国の…、法務委、竪山さん

今日は8時から、法務部門会議。議題が盛りだくさんで、2時間近くかかりました。

まず、衆参の法務委員会やNCの報告。次いで、司法制度改革推進本部から、提出法案の説明を聴取。労働審判法案、行政訴訟法改正案、弁護士費用敗訴者負担法案の3法案です。主として佐々木秀典さんと私とが、法律的な細かな論点につき、問題提起をしました。行訴法については、管轄が大問題です。敗訴者負担については、訴訟上の合意により、弁護士費用のうちごく一部だけを訴訟費用とし、敗訴者負担を認めるというのですが、蟻の一穴を開けることにより、弁護士費用敗訴者負担という法理を作り出し、その法理により、結果として、敗訴者負担を内容とする契約や約款の効力を肯定する道を開くことになるので、要警戒です。

次に、日弁連から、行訴法改正案、敗訴者負担法案、司法支援センター法案につき、意見聴取。特に支援センター法案については、犯罪被害者救済に関し、犯罪被害者支援委員長の高原勝哉さんが、わざわざ岡山から上京して、説明してくれました。現在は法律扶助協会が行っている民事法律扶助事業が、事実上支援センターに移管されることにより、協会が独自事業として行っている犯罪被害者支援が、うまく支援センターに引き継がれなくなる恐れがあるというもので、要注意です。弁護士さんたちの奮起が望まれます。

夫婦別氏制等を内容とする民法改正案を野党共同で再提出することを了承しました。

10時から、デスクワーク。先日亡くなった板川正吾さんの回想文の原稿書きなど。11時半から、国のかたち研究会。私から、国会運営に緊張感が欠けているのではないかと問題提起し、秘書採用基準につき注意喚起しました。

12時10分から30分強、法務委員会。野沢法務大臣の所信などと委員派遣報告を聴取しました。これで委員会審議のゴングがなったわけです。終了後、法務大臣と立ち話で、キンマウンラットさんの在留特別許可に謝意を表しました。13時から、来客。

14時過ぎに、川内博史さんが、国立ハンセン病療養所星塚敬愛園の竪山勲さんと来室。私は「ハンセン病問題の最終解決を進める国会議員懇談会」の会長、川内さんは事務局長、竪山さんは「ハンセン病違憲国賠訴訟全国原告団協議会」の副会長で、今後の運動の進め方などを協議しました。そう言えば敬愛園は、4月に衆議院の補欠選挙が行われる鹿児島5区にあり、話題になりました。その後、デスクワーク。18時半から、知人と会食。

竪山勲さん

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